へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

久々の大学生気分

20150314大学時代の研究室の先生が退官されるということで
最終講義と退官記念パーティーが行われる。
ということで、久々に大学へ訪れた。

大学入学と同時に実家を出て一人暮らしを始めた千葉の街は
卒業後、東京へ通勤するようになってもしばらく住み続けていて
10年間くらいは住んでいたので、立派に第2の故郷的な感覚。

当時、この近辺で4回も引越しをしているので、
最終講義に出席する前に早めに行って、
当時住んでいた家をめぐってみることにした。

3件は同じ町内なので、スムーズに回れる。
1件は少しだけ離れた位置にあったので歩いていくのが手間なので断念した。

一番最初に住んだ4畳半一間のボロアパートは古い靴屋の2階で、
一人で住んでいた大家さんのおばあちゃんはかなりの年だったので
さすがにもう無いだろうな、と思ったら、
なんとまだ建物もそのままであった。
まだ住んでいるかんじもするし、
まだおばあちゃん生きていて、そしてここにはまだ学生が済んでいるのだろうか??

他の家も健在だったけど
周りが少し変わっていたりした。
銭湯が無くなっていたり、隣に立っていたラブホテルの名前だけ変わっていたり。。

大学周辺のお店なども、
変わっていたりもする一方、まだ昔のまま存在したりしていると
一気に懐かしさ倍増だ。

一通り懐かしいあたりを歩きまわって、いざ大学へ。
ちょうど入学手続きの日らしく、
ういういしい学生とお母さん、という組み合わせが歩いていた。
今見ると大学生ってかなり若いなあー。
今の私は、明らかに保護者の方が近い。

最終講義の会場にはけっこう卒業生たちが多数集まっていて、
席にぎゅうぎゅうに座りながら、久々に講義を受けた。
講義を受けるなんて本当に久しぶりなのだけど、
専門用語も意外と覚えているもので、
割とちゃんと理解して面白く拝聴することができた。

同期の研究室の仲間は私を入れて5人なのだが
青森だの、高野山だの、遠いところにいるにも関わらず
全員参加というすばらしいチームワーク?で集まった。

講義の後は、構内の食堂に移動してそこでパーティーが開かれるのだが、
我らはその前に行きたいところがある!
学部棟の屋上にある鳩小屋の前に行って、写真を撮りたい。

そこで現役4年生のお姉さんを捕まえて、
「ちょっと鳩小屋につれていってもらっていい?」
と頼むと、
「パーティーの後に・・」と言われたが、
高野山から出てきている同輩は乗らなければいけない電車の時間が早いので
パーティー後では時間が無い。
「いや。今、速く行くから!」とわがままを言って、
みんなで走って学部棟へ行く。

昔は屋上にあった鳩小屋は、今はなんと室内に移動したとのことで、
しかも冷暖房完備だという!
当時は人間のいる部屋にも冷暖房など無かったというのに。

鳩のお部屋で写真を撮った後、
昔懐かしのたまり場的な部屋がどうなっているかな?
と思って「わー!」と開けてみたら、もうそこはたまり場ではなくて
相談室みたいなものになっており、絶賛実習中、というかんじで
あわてて閉めた。

「ではそろそろパーティーに行ってください!」
という現役生の叫びに対しても聞かずに
「あと一個だけ。屋上に行かせて。」
と言って屋上への階段をバタバタと駆け上がっていった。
「パーティーの後で・・」と言われているのだが
「いや。どうしても今、お願い!」と聞かない我ら。
根負けして開けてもらって屋上へ。

千葉花火大会も見ることのできる屋上からのこの見晴の良い眺めは久々だー。
と感傷に浸る間もあまり無いので、
元鳩小屋だった、今は立て替えられてプレハブ小屋の前で
卒業式の時に撮った並びの通りで写真を撮る。
シャッターを押してもらったのはもちろん現役生のお姉さん。

やっと満足した我ら。
「さあ!パーティーに行ってください!」
と指を向けて指示されたので
今度は素直に従った。

いやしかし。
大学の地で当時の仲間と一緒にいると
なんだかノリが大学生の頃に戻ってしまうようなかんじだ。
現役生の方、バタバタと走り回ったり騒いだりしてすみませんでした。ありがとう。

そしてパーティー会場へ。
歓談時間を多く取りたかったのだが
昔の写真スライドの進行が遅いかんじで時間を使っているうちに
先生と話をするチャンスがなくなってしまった。

高野山へ帰らなければいけない同期の電車の時間も迫っている。
このままでは、鳩時計のプレゼントの目録を渡すことができない。。
とヤキモキしているうちに、
ぎりぎりリミットの5分前に会は終了した。

1分一秒も惜しい我らは
終了した瞬間にすかさず乗り込んで、
「このフォーメーションで写真を撮らせてください!」
と卒業式に先生と並んで鳩小屋の前で撮った写真のフォーメーションで撮影。
なんとか目録も渡すことができた。

終了した時間も早かったので、
懐かしの居酒屋で2次会でもしたかったのだが、
友達はみんな遠方から来ていたり次の日用事があったりとかで
誰も付き合ってくれなかったので、一緒に総武線に乗って帰ったので
ちょっと不完全燃焼だったが。

なんだか長々と個人的な思い出とかを書いてしまいましたが
この一日は大学時代の色々なことが思い出せて面白かったのでした。


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