ギョサンの出会いは15年ほど前に小笠原に行った時で
それから島に行く時の履き物として定番になっているのだが。

当時は確か小笠原でしか買えなかったと思うのだけど、
その後少し有名になって、
今では東海汽船ターミナルでも買うことができるし。

今私が履いてるのは2代目の、沖縄で買ったものだし。

そして式根島ではギョサンがたくさん売っていたなあ、
という思いもあったので、
今や伊豆七島ではどこでもギョサンが売っているのだ
と当然のように思い込んでいた。

相方も前に式根島に行った時にギョサンを買っていたのだが
旧タイプのギョサンではなくて
少しお洒落になった新タイプのギョサンのせいなのかどうか、
鼻緒部分が当たって痛いらしい。

私の履いている旧タイプのギョサンは、
これで山にも登るほどに万能に履いているのだが
やっぱりこれは少しかっこよくなくても履き心地重視のせいなのだろうか。

ということで、相方は今回の旅でこの旧タイプのギョサンを
新たに購入しようとしていたのであるが。

竹芝ターミナルでも売っていたものの、
どうせ行くんだから、大島の方がいっぱい売ってるだろうから、
と大島に行ってお店を探してみた。

しかしなんと、全くギョサンが売っていないのである。

そういえば思い返してみると、
大島でギョサンを売っている光景というものが思い出せない。
式根島と新島ではいろんな種類のギョサンを売っている店がいくつもあったけど
そういえば他の島では売っているというのは思い込みだったかもしれない。

大島のスーパーも見てみたのであるが、
「アディダス」とか書いてあるビーサンとかは各種売っているのに
ギョサンだけが全くないのであった。
お土産屋にも皆無。

いやあ。しかし大島でギョサンを売っていない、
ということは、改めて探してみないと気が付かなかった。

まあ、そもそもギョサンは小笠原のものなので、
他の島で売っている必然性は無いのだが。
式根島と新島は若者向けにそういうお店があったというだけなのね。
思い込みというのはすごいものだ。

結局相方は、帰ってきてから竹芝のショップで
ギョサンを買っていったのだが
鼻緒が当たる痛さは解消されているとかいないとか。
単なる足の相性の問題か？