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犬の「ワン」「ワン」の会話の中身

犬を散歩していると、ワンワン吠え合ったりすることがよくあるけど、犬同士のあの「ワン」「ワン」のやり取りは何か意味のある会話をしているのだろうか?。

多少は高い低いの音程に加えて感情をこめたりしているといえども、「ワン」の音に会話が成り立つほど多くのバリエーションがあるとも思えない。
とすると、あの犬同士の「ワン」「ワン」というやりとりは、割と適当なのかもしれない疑惑がある。

犬を観察していてなんとなく感じるところでは、犬は割と勢いとかで適当に「ワンワン」吠えていることが多いように思う。
「なんか、向こうがワンワンいってるから、俺もワンワン言うぜ!」くらいのノリ。
「なんとなく悪者っぽい雰囲気の奴がいるから、ワンワン言うぜ!。俺、番犬の仕事してる感じ!」くらいのノリ。

ほんと、「ノリ」で吠えているといっても過言ではない。

ノリだとしたら、
「How are you?」「I fine thank you」
もしくは
「今日は暑いですねー」「そうですねー」
くらいの、そんなに深い意味はない社交辞令的に間をつなぐ程度の人間の会話に近いのかもしれない。

よく考えてみると私自身も、人と話している時に、よく聞き取れない時とか、話の内容に興味がない時とか、話が難しすぎて意味がわからない時などでも、適当に「そうですねー」と相槌をうったり、「あはははー」と笑ってごまかす、ということがよくある。

あれは明らかに犬同士の「ワン」「ワン」会話と同レベルの適当さ加減かもしれない。

自分でも同じことをやってしまっているとなると、急にそこに意味を探しもとめ初めてしまうのだが、このような「適当な会話」というのは無意味ではなくて、「空気を読んだ会話である」ともいえるのである。

話の内容が頭に入っていなくても、相手の喋っている雰囲気を読み取って、その雰囲気に合う言葉を適当に発するだけで会話してるっぽくなる。
こうすることによって、人間関係をスムーズに行うことができるのだ。

確かに犬もコミュニケーションを大事にする動物なので「空気を読む」のは得意だと思う。
だからきっと、なんとなーくニュアンスで他の犬と会話っぽいものをしてコミュニケーションしているのかもしれない。

まあ、人間同士の会話でも、もしかしたらほとんどは「ノリ」だけで、重要な意味のある会話なんてほとんどしていないかもしれないので、面倒くさくなってきたらもう「ワンワン」でもいいのかもしれないな。


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