へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

匂いの動き


犬を飼ってから、私の嗅覚も犬に近づいてきているような気がする。

外を散歩している時にも、
いろんな匂いが風に乗って流れてきては遠ざかっていくというような動きを感じることが多くなった。
その「匂いの動き」は、家の中にじっと座っている時にも感じることで、
同じ場所にいるからといってずーっと同じ匂いがしているわけではなく、
ふっと香って、また遠ざかっていくというかんじ。

どうしてこんなに匂いの動きに敏感になったのかといえば、
犬が家の中でオシッコをしてしまった場合に、
匂いでそれを察知して、どこにしているのか、を匂いを頼りに探す
ということがたまにあるからだ。

座っていても、どこからかふっとオシッコの匂いがするので探そうとするのだが、
少しするとその匂いは動いてしまって、場所が特定できなくなる
なんてことがよくある。

そんなことを繰り返すうちに、気になる匂いが通った瞬間に即座にキャッチする能力が
身についてしまったようだ。

嗅覚ってこんなに鍛えられるものなのね。

それにしても、匂いの元を探して床を這いつくばりながら床の匂い嗅いで回る自分の姿は
ふと我に帰ると、ほんとに犬に近づいてきたな、と思う。


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