へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

三宅島キャンプ2015SW_3日目_腹痛騒動虫を吐く疑惑

4_018
朝、テントの中で4時頃にお腹が痛くて目覚めた。
4_001うーむ食べ過ぎだろうか。下腹部が痛い。
でも我慢して眠る。

5時半くらいにみんなも起きだしている様子なので起きだした。
4_002お腹は相変わらず痛いけど、
我慢できないほどでもないので、
ちょこちょこトイレに行きつつ、朝ご飯も食べてみる。

でもさすがにビールを飲む気にはならない。
4_003初日のカレーはまだ使いまわし続けている。
今朝はカレーうどんになった。

このカレーうどんに生卵をかけて
「自由軒のカレーうどん」と言って食べたけど
まろやかで美味しい。
4_004食べ終わってからもお腹の痛さは収まらず、
というかだんだん強くなってきている。
何度もトイレに行く。
最後にはもう痛くて痛くてトイレにしばらくこもったけれども、
横になりたい、、となんとかテントまで歩いて行って
テントの中に横になる。でも痛みは増していくばかり。

何なんだこの痛みは。
食中毒なのかなあ。
しかし他の人は大丈夫みたいだし。
でも今までで一番痛いほどのお腹の痛みだ。

そして、昨日は海に入った後、釣りをしているうちに着ていたものも乾いてしまったので
また濡らすのも嫌だな、と思ってシャワーを浴びずにそのまま水着のままだったのだが。
履いていた薄手のラッシュガードが腹痛のお腹にはキツイので
これを脱いだら少しは楽になるかも、
と、テントの中で頑張って脱いだ。
なんとか脱げて下半身が裸になったところで、
吐き気をもよおしてきた。
うー。吐くならばテントの外に出なければ。
しかし今出たら下が裸なので、頑張ってなんとかズボンを履いてから
テントの外に出た。

吐いても良いようにテント脇の階段の隅っこに行く。
腹痛がマックスになってきた。
階段の上で転がって悶絶して痛い痛い言っていると
相方が「病院行くか?」と言うので、
もうこれは病院じゃないとダメな痛みだなあと思ったので「うん」と。
そしてテントから保険証を探し出してもらった。
前回の大島キャンプにて相方がまさかの病院行きで
保険証を必携、と冗談半分にみんなに伝達していたけれども
まさか今回は自分が病院に行くハメになるとは。

でも痛すぎて歩けないなあ、、転がっていくのかなあ、、
などと考えながら痛みに耐えていると、吐き気がでてきた。
あー、吐く!と階段の端っこに行って、吐いた。

すると、吐いたモノの中に、黒くて細くて小さい虫が
クネクネと動いているのが見えた。

「虫が出たあー」

吐きながら言った。
これがお腹にいたから痛かったのかなあ。
そして引き続き吐いて、お腹の中を全部吐ききったら。

・・あれ?治った?

あの激痛が嘘みたいになくなってしまった。
一体何なのだ?という位に。

Sカさんが三宅島の病院に電話してくれていた様子なのだが、
「また痛くなった時に行けばいいかも」
という位にいきなり回復してしまった。

病院に電話した時に、吐いたものの中に虫がいたみたいです、と言ったら
「むしい??!」と病院の人はびっくりした様子で、
出た虫を持ってきてくれと言っていたそうだ。

仕方がないので、割りばしを持って、
自分の吐いたものを探って、虫を探した。
でも、もう虫はいなかった。
逃げちゃったのかな?それとも気のせいか?

幼稚園児のKくんが果敢にも見に行ってくれたところ、
「黄色いところに白くて太い虫がいた!」
と言って戻ってきたが、
それはきっと、朝食べたカレーうどんだな。。

ともかく一応病院には行った方が良い、とみんなが言うので、
隣のテントのお兄ちゃんたちの車を借りて、
S尾さんに運転してもらい、相方に付き添ってもらって
診療所へ行った。

診療所に入るとすでに待ち構えていて私の名前を確かめた。
「もっと苦しんでくるかと思ってました。」
「いやあ。吐いたら楽になってしまいました。。」
大騒ぎしていた割には少しバツが悪い。
「虫は白かったですか?白くて長い?」
「いや、黒でした。こんな短いです。」
「黒・・・」
食中毒系の虫はどうやら白くて長いらしい雰囲気。。

そして診察してくれた先生は
吐いたら出てくるような虫によって腹痛は起こらんだろう。
ましてや痛かったのは胃ではなくて腸だし。
という、私でもおかしいな、と思うことはおいておいてくれて
やさしく、3つの仮説を立ててくれた。

仮説1:
昨日食べたアジ?か何かに虫がいて、
それが腸にいた。

でも腸まで行ってしまったものは、
吐いて出ることは無いので、これは違うと思う。

仮説2:
朝食べたカレーうどんの中に虫がいて、
胃にかみついたか何かで痛くなった。

でも痛かったのは腸なので、これも違うと思う。

仮説3:
虫とは関係なく、腸炎を起こしていて、
吐いたところにたまたま虫がいた。

これが一番可能性が高いのではないでしょうか。

ということだった。

はい、私も冷静に考えると普通にそう思いました。
3つも仮説を立ててくれてありがとうございます。

先生は三宅の人ではなく東京から、
私たちより少し前の台風直撃の頃にやってきたのだそうだ。
とんだ災難続きですね。。

一応、整腸剤と、万が一の虫の感染の可能性のために
抗生物質ももらった。

ああ、なんと2週連続の島での病院行きだ。

もうほとんどお腹は回復していたので
歩いてキャンプ場まで帰った。
4_005帰り道に明日葉らしき葉っぱがたくさん生えていたので、
なるべく若い芽を選んで摘んできた。
食べてみたら多分ほぼ確実に明日葉と思われる。

港の前のおさかな市場で一束200円で売っていたけど
三宅ならその辺で摘めるんだなあ。
4_006隣の宇都宮のお兄ちゃん集団は
我らよりも一日早く撤収。
荷物がものすごーく多い。
宇都宮から車で来て竹芝に24時間2000円で停めてるそうだ。
確かに大きいキャリーとか段ボールとか持って電車には乗れないな。

ちなみにこのキャリーワゴンは
お兄ちゃん曰く「手荷物検査でひっかかって持ち込み料がかかりました」
とのことだ。
飛行機じゃないんだから手荷物検査は無いと思うが、
乗る時に止められるくらい大きいってことだ。

余った炭酸水とか、お酒(梅酒と鏡月)の残りなどをもらった。
炭酸水は欲しい!と言ってたところだったのだが
たくさんもらえて助かった。
4_007宇都宮のお兄ちゃん集団が
レンタカーを返すところで引き続き借りれるように、
貸主の宮原レンタカーに交渉したところ
明日まで3500円で借りられることになった。
ラッキー。

お兄ちゃんたちとは、一緒に記念撮影をして、別れた。
4_008目の前を埋め尽くしていたテントがなくなったので
視界が開けた。
やっとオーシャンビュー感が出てきた。
場所確保のためにソロテントを移動してこちらに設置。

さて、私の腹痛も治ったことだし、
車も確保できたことだし、釣りにでかける。

みんなは今日も錆ヶ浜に行って、
昨日おじさんにおしえてもらった釣り方でアジを釣ると言う。

私と相方は、反対周りのバスに乗って、
気になっていた長太郎池に行って泳いで、
その近くの漁港で釣りをすることにした。

11:17分大久保浜発のバスに乗って行った。
島の反対側は御蔵島を向く方面で、
風景はなんだか更にワイルドなかんじ。

そう、三宅島は大島なんかに比べると、随分とワイルド感があって
島に来てるなあ、という感じが強い。
沖縄まではいかないけどそっちに近い感じというか。
人工物が少ないのと緑が濃いのと崖っぷちの感じが、
日本最西端の与那国島にいる時の雰囲気に似てるな、とも思った。
そんなところがなかなか好みでもある。
4_00930分ほどバスに乗って、坪田のバス停に到着。
バス停の近くにご飯が食べられる店があったので、
まずここで昼食を食べることにする。

商店の2階の人の家みたいな食堂で
天ぷらうどんを食べた。
明日葉天ぷら入り、と書いてあったけど、
小さいのが2枚だけぺらっと入っていただけ。
でもたくさんかかった島海苔は良いダシが出て美味しかった。
4_010けっこう坂を下っていった先に、
長太郎池はあった。
岩に囲まれたタイドプール。
向こうに御蔵島が見える。

さすがに魚がたくさんいた。
入ってすぐのところには小さいメジナの大群が。
そしてとっても大きいメジナもいた。

海の中はブルーなので、
潜って下から上を見ると青の中がキラキラしてきれい。
4_011しばらく遊んで、満足したところで、
向こうの漁港に行って釣りをする。
下から直接歩いて行けなかったので、
また坂を登り直して向かう。

行く道の林には明日葉がたくさん生えていて、
栽培してるっぽいところもあった。

堤防のどこで釣りをして良いのかわからず、
先の方まで行ってみたけど、
堤防が高すぎて、ちょっと怖いので、
手前の方で釣ることにした。

堤防に囲まれた湾の中では、
なんとウミガメが泳いでいて、頭を出していた!

コマセを蒔くと、
小さい魚が寄ってきているかんじ。
4_012_クサフグキタマクラか?
と思ったら、ちょっと柄が違う。
クサフグだ。

手にもったら、お腹がぷくーっと膨れて
真ん丸になった。かわいい!
4_013膨れたところを写真に撮ろうとしたけど
もう膨らまなくなってしまった。。
4_014_タカノハダイそして今度は大きめの魚が釣れた!
タカノハダイだ。

やったー。昨日から大きめの魚が釣れていて
三宅に来た手ごたえを感じる。

この魚、初日にもらって捌いた時に
Sカさんがものすごく大変だと言っていたし、
今日はきっとみんながアジをたくさん釣ってくるだろう、
ということでリリースした。
4_015あと釣れたのはカゴカキダイが何匹か。

これはいつものよりちょっと太目だったから
食べごたえあるかな、と思ったけど、
写真だけ撮ってリリースした。

17時になったら、S尾さんが車で迎えに来てくれた。
S尾さんは今日はタクシー運転手のようにほぼ運転していたらしい。

大久保浜で釣りをしているみんなのところに行くと、
Kホリさんが「タモ網貸してくださーい!」と走ってくる。

何事かと思ったら、大きなフグが寄ってきているので
網ですくえそうなのだそうだ。

我らが到達する前に、
しましまのおじさんが網ですくい上げてくれていた。
4_016なんとも大きいフグだ。
目が大きくてキュート!

というか、針が体にたくさんあるからハリセンボンか?!
4_017しましまのおじさんが
エラに手をかけて持ち上げると・・
4_018ぷくーっと膨らんだ!
カワイイ!!!

この針は触っても痛くない。

「ハリセンボンって言うけど、
実際には針は350本くらいしかないんだ。」
と、しましまのおじさんは
これもやっぱり3回言った。
4_019しばらく楽しませてもらったら
しましまのおじさんは
「もういいな?」
と言って、ハリセンボンを海に、ぽーんと放り投げた。

すると「ぽこん」という音をして水面に落ちて、
空気で膨らんだお腹が上になったまま、
ちょこちょこと尻尾を振って泳いでいった。
かわいすぎ!!!

しばらくその背泳ぎのままずーっと向こうへ泳いでいって、
しぼんだところで、くるっと回転して水の中に潜っていった。

ああ、かなり楽しませてもらったなあ。

そしてまた、しましまのおじさんに教わってしまった。

お風呂に入るグループを置いて、
入らないグループは先に車でキャンプ場へ行く。

私は昨日はシャワーも浴びていないので、
今日はちゃんと浴びろと言われているのでシャワーを浴びたけど、
先の人に使われすぎていて温水でなくなっていたので冷たかった・・。

このキャンプ場のシャワーはソーラーシャワーなので
夜になって温水分が使われてしまうと、もう水しか出なくなってしまうのだ。
4_021今日はオーシャンビューの席で素敵な最後の晩餐だ。
ロウソクの光で素敵な感じ。
4_022みんなが最初に大久保港で釣っていたアジで作った、なめろう。
そこでは、おばちゃんにレクチャーを受けたそうだ。

今日釣れたのは、マアジで、
昨日釣れたムロアジよりも小さくて、あまり量がとれなかった。

でも味は、マアジの方が美味しいかも。
今日は生姜が無かったのだけれども、
島唐辛子を効かせたので、それで問題無しだった。
ものすごーく美味しい。

ここに来て新鮮なアジを知ってしまったから、
お店で買うアジをこれからどう思うのか・・。
4_023昨日の残りのカレーを利用したカレードリア。
お腹が空いていたみんなは、最初にこれに群がるようにバクバク食べていた。
アジがコマセに群がる気持ちが、ちょっとわかったような気がした。

一気にたくさん食べたので、すぐにお腹がいっぱいになってしまった。
しましまのおじさんが
「コマセをやり過ぎるから釣れないんだ!」
と言っていたことの意味がわかったような気がした。

今夜も話題は何かとすぐにランボーの話になってしまう。

しかも大きい声で話していたので、
離れているとはいえ、聞こえていたかもしれない。。

Kホリさんはお風呂でドライヤーの受け渡しで交流があったらしく、
そのことも大声て話していたので、明らかに面が割れてるし。

でもランボーのことは何度話しても腹の底から笑えて
面白すぎた。

隣のお兄ちゃんたちからもらった鏡月と梅酒を
もらった炭酸で割って飲みきって、寝た。

11時半くらいに就寝。


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