へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

冬の三崎で釣り&謎の海岸でキャンプ

001今週は大島に行く大型船が運休なので、
島ではなくて、三崎で釣りをします。

城ケ島の、入りやすい磯にて釣って見る。
磯といえどもかなり平らなので、
ファミリーでも安心な釣り場である。

今日は向こうに富士山も綺麗に見えて
景色も非常に良い。
002釣り座の向こう岸は三崎港。

岩場のすぐ下あたりはけっこう浅い岩場だった。
ブラクリしてみたけど、全然アタリが無い。。
そもそも魚も見えないし。
003入りやすい場所なのでそこそこ人もいるが
みんなあまり釣れていない。
ロケーションとしては良いところなのだが、、
あまり魚がいる感じがしないな。

というか、こんなもんなのかもしれない。
島での釣りに慣れてしまっているので
入れたらアタリはほぼ必ずある、という気になっているので
アタリがあまりにも無いと、単に水の中にエサを入れてるだけ、
という気持ちになってくる。

島では、餌もすぐ取れてしまっていて、
エビなんてもう、かなりすぐに無くなってしまうのに、
「こんなにすぐ取れてしまうなんて、餌として成り立つんだろうか?!」
と思うほどなのだが、
しかしここではなんと、エビがいつまでたっても取れない!
何度投げても、取れない!

ここで気が付いたのだが、
島で釣っていた時は、餌は取れてしまっていたのではなくて、
餌取りに食べられてしまっていたのだな。

左隣で一人で釣っていたのは、
全身をダイワで固めたお兄さん。
釣竿は見えないが、そのケースもダイワ、
着ている防寒着から、フローティングベスト、
そしてクーラーボックス、バッカンなどなど
ロゴが見える限りは持ち物全てがダイワで揃えていた。

そのダイワ兄さんは、ずっとある一点をウキフカセで狙っていたが
やっぱりなかなか釣れていない。
でも一度、大きな引きがきて、こちらも「おおー」と見守っていたが、
最後にラインが切れて逃げられてしまった。
かなり大きかった様子だけど
「アイゴかもしれません」と言っていた。
ダイワ兄さんはその後、30センチくらいのメジナを2匹釣っていた。

右隣には親子連れ。両親と小学校低学年くらいの男の子。
両親が釣りして、男の子は見てるだけなのだけど、
よく釣りにも一緒に来てるのか、魚にもくわしいかんじで、
見てるだけなのに飽きてるかんじがしない。

このお父さんは、しばしば何かは釣っていた。
ベラだったりすることもあるけど、
小さ目だけどカワハギも釣っていたし。いるんだ!
あと、30センチくらいのメジナも釣っていた。いるんだ!

それにしても、我々には雑魚すらかからなくて、
「もう何でもいいから釣れてくれー」というかんじ。
あまりにもアタリがなくて、いつもはすぐに時間が経ってしまうのに、
今日はなかなか時間が経たない・・。

そんなところで、ようやく相方に大きいヒットが!
004釣り上げているところを見ていた隣の男の子が
「アイゴだ!」と言っていた。

「アイゴって、触ると痛い魚じゃなかったっけ?」と言うと、
隣のお父さんが
「毒があるから手でヒレを触らない方がいいですよ」
と教えてくれた。
この辺ではアイゴがよく釣れるのかな。

ヒレに毒があるということで本で良く見てはいたけど、
食べられるのかな?
ざっとWEBで見てみると、食べられないことも無い様子なので、
固そうなトゲトゲを触らないようにして、ビクに入れておく。
35センチくらいのけっこう大きい魚だったし。

さて、私は、ブラクリも釣れないし、
超小さい魚がやってきているので、
駄目もとでサビキの仕掛けで釣ってみることにする。
サビキの針にところどころエビをつけて、
色んなタナで試すという方法。

すると、ぐいー!と強い引きがあった。
なんだか銀色の細長いかんじ。サバか?
と思うような雰囲気だったけど、
ボラだった。
005釣り上げたあと、ものすごく暴れるので、
砂まみれになってしまった。
写真に撮るために水をかけて綺麗にしてもまた暴れてしまうので
もう諦めて砂付きのままで写真を撮ったので、こんな写真です。

40センチくらいと、大きい!
しかし相方が「ボラは食えない」と言うので、
リリースしようかな、と思っていたのだが。

隣の男の子が「わー。大きいボラが釣れてるよー。」と言っていて
興味津々で見たそうにしているので、
「ボラ見る?」と言うと、
「うん!」と言って近づいてきた。

「わー。大きい。40センチだー。」
と感激しているので、しばらく見せてあげた後に
「でも美味しくないらしいから、逃がしちゃうね」
と、海に放そうとすると、
「えー。僕、ボラ食べたよ。」
と、悲しそうな顔で言うので、
「食べられるんだ。じゃあ、持って帰ろう」
と、ビクに入れた。

男の子はその後も
「ボラとチヌが釣れるまで帰らない!」とか言っていて、
けっこうボラを気に入ってるんだなー、と思ったので、
やっぱりぜひ食べてみようと思う。
そして、ちょっとWEBで調べたかんじでは、
チヌよりも美味いという声が多数あるので、
一応試してみなければ。

これらが釣れて以降は、ぱったりと、
小物も何も釣れなかった。

日も傾きかけてきたので、4時半くらいに撤収。
あまり釣れないと、引き上げるのにも未練が無いもんだな。。

釣った二匹は、野締めして血抜きしておいて、
クーラーボックスで持って帰った。

さて、今回は近くの海岸でキャンプして泊まるのである。
その前にお風呂に入っていく。

「クアーズMISAKI」というところで、銭湯なので470円と銭湯料金。
ジャグジー、電気風呂、檜風呂など、お風呂の種類は豊富。
奥にはなぜか10メートルのプールみたいなお風呂(?)もある。
そこは「別料金100円」と書いてあったのだけど
どうやって使うものなんだろう?
やっぱり泳ぐの?
006お風呂を出たところで18時。
三戸海岸というところはキャンプ可とのことなので行ってみる。
朝見た時には、ほんとに普通の海岸で、
別にキャンプ場というわけでもないので洗い場とかも無いし、
こんなところでテント張っていいのかな?
という雰囲気だったのであるが。

夜に来てみると、なんと何組もがテントを張っている!
こんな時期にこれだけ来るとは。
辺鄙な場所とはいえさすが神奈川だなあ、というかんじ。

手前の海岸にはたくさんいたので、奥の方に行ってみたけど、
そこにもすでに一組親子がテントを張っていた。

その海岸に設営することにする。
今回の装備は、コンパクト装備なので各自ソロテント。
それにしても風が強くて、立てたテントが飛びそうだ。

自分のテントを組み立てたところで、
組立中の相方のテント設営を手伝おうとしていたら、
私のテントが飛びそうだったので、背中でテントを受け止めながら、
設営を手伝っていた。

相方のテント設営が終わったところで、
さて、私のテント設営の仕上げをするか、、と振り返ると、
テントが無い。

あれれ?
近くを探してみたが、やっぱり無い。

風向き的に、目の前の方向に飛んで行きそうなのだが、
全然そんな雰囲気はなかったんだけど。

暗いので探しにくいけど、周り一体をくまなく探してみるけど、
神隠しにあったのではないか?というほどに全然見つからない。
こんな不思議なことがあるんだろうか・・・?
というか、見つからなかったら今夜の寝床はどうすればいいのか。
相方のソロテントに2人は狭いような気もするけどやむ追えないか。。
というか、あのテント、高かったんだけど!
軽量というのが飛びやすいというアダになったか。
にしても、飛びすぎではないか?

途方に暮れながらも、とはいえそこそこの大きさのものなので
飛んだっていったってわかるだろう、
海岸の目の前は住宅地なので、そんなに遠くに飛びそうとも思えないし。

一応諦めずに海岸を歩いていると、ビニール袋が落ちていたので、
それを飛ばしてみて、飛んでいく方向を見てみた。
すると、住宅地の方向に飛んでいったので、
駄目もとで、住宅の方を探してみることにした。

行ってみると、目の前の大きい家の脇に小さな道があった。
その道を歩いて奥の方にずっと進んでいってみる。
すると、道の途中に、テントが転がっていた。
あったー!

よくこんなところまで転飛んできたな、というかんじのところだけど
ともかく、あって良かったー。
007テント行方不明騒動もようやく落ち着いたので
夕食の支度に取り掛かる。

風が強い中で焚火をしていたので
近所から通報があったようで、警察官に注意をされた。
まあ、気をつけてくださいね、程度だが、何かあった時のためにかの職務質問。
通報したらしきおやじも出てきて、「風強い中で焚火するなんて!」
と怒っていた。

なので少し住宅地から離れた場所に焚火を移動した。
008腹ペコなので早くできるものを。
シャウエッセンと味噌豚を焼いて食べたら、
一旦落ち着いた。
009寒いので、おでんにしたけど、これはアタリ。
楽チンだし暖かいし、冬のキャンプには良いかも。

12月の割には意外と寒くなかった。
昼間も比較的暖かかったし。
とはいえ、だんだん寒くなってきて、
上下ともダウンという格好で食事していた。

10時前くらいに消灯して寝た。
上下ダウンで、更に羽毛のシュラフに入って寝ると、
暑いくらいだ。
010朝は4時半に起床。まだ暗い。
この写真は、昨日昼間に来た時に撮った海岸の風景。

実際には暗い中で撤収して、暗いうちに出発して行った。
なぜそんなに早く出ていくかというと、
今日も釣りをしたいし、三崎の朝市に行くからである。

車に乗って、行く途中で
「餌置いてきた!」ということに気が付いて、引き返した。
昨日の釣りで余ったコマセをバケツに入れていたので、
車の外に置いてちおいていたのだ。

戻ってみると、そのバケツの上に乗せていた未使用の餌を入れていた袋があった。
しかし、バケツが無い。
あれれ?
でもバケツをくるんで入れていたビニール袋は近くに落ちていた。

うーむ。さすがにバケツは飛ばないと思うし、
そもそもビニール袋はくるんでしっかり縛っていたし。

不思議なのだけど、コマセの入ったバケツは盗まれたとしか考えられない。

それにしても、そんなもの欲しいと思うんだろうか?
動機がよくわからない。
相方は「バケツが欲しかったんだろ」
と、なぜかすぐに納得している様子なのだけど、
そんなことあるのかなあー?と不思議で仕方が無い。

例えば釣りをする人が見つけて
「やったー。コマセある」と持って行くパターンは考えられるが、しかし、
その上に乗っていた未使用の餌各種は、取られていないのである。
釣り人ならそっちを持っていくだろう。

もう1パターンは、バケツが欲しくて持って行った、ということも考えられるけど。
折り畳み式のバケツなので便利だー!と欲しくなることも考えられる?。
しかし、バケツがぽん、と置いてあったならそう思うけど、
そのバケツは、ビニール袋にくるまれて、中にはコマセが入っているのである。
釣りをしない人にとってはコマセは臭いし、ぐちゃぐちゃして気持ち悪いと思うし
そんなのを洗ってまでバケツが欲しいだろうか?
そんな物が入っているビニール袋をわざわざ開けて、持って行くのかなあ。
とはいえ、荒らされていないのでカラスとか動物系ではなさそうだし。

うーん、テントも消えるし、謎の多い海岸だ。
そういえば椎名誠の「雑魚釣り隊」シリーズによく出てくる
「タクワン浜」と呼んでいる浜はここではないかと思っているのだが、
そう呼ぶ理由は、たくさんのタクワンがよく流れ着いているからなのだ。
色々と謎の多い海岸なのだな。
011三崎の朝市で買い物をした後、近くの堤防で釣りをする。
前回来た時と同じ堤防だ。
まだ朝日の登り始めくらい。
012堤防の先っぽ付近で釣る。

013ブラクリで釣ってみる。
昨日よりは、ツンツンと小さいアタリがある。
でも小さいのかなあ。餌があまり無くならない。
014白い鳥の大群が、わーっと海の小魚を食べに降りてきた。
それを見て、ルアーのおじさんたちが、わーっと竿を投げ始めた。
ちょっと遠いので届いてないぽいけど。

聞くと、小魚を追ってイナダとかが来るので、
それを釣ろうとしてるらしい。
このおじさんたちは、この時以外は釣りせずに
ずっと鳥の動向を見ているだけだった。
015相方がやっと釣ったのは、小さいお魚。

テンジクダイ系かなと思ったのだけど、
柄的にメバルの子供かもしれない。

相方はこればっかり3匹釣っていた。

私もウキフカセの竿にして、この小魚と、
あともう一匹。
016やっぱり小さいけど。
ウミタナゴ。
017今日の釣果はこんなもん。
餌が無くなったところで10時くらいに引き上げた。

天気が良くて富士山も良く見えたから
まあ、割と良かったけど。

やっぱり島に行きたいなあー、と改めて思った。


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