へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

式根島2016年10月_1日目_ウツボを食べる

20161008
8時に式根島に到着。
港に送迎に来てくれたフジイレンタカーさんの車に荷物を積み込む。
いつもは相乗りは一人のみなのだが、
定員内なら、、と三人が同乗させてもらった。
私は観光協会で受付をして後から歩いてキャンプ場へ向かった。
1_01せまい釜の下キャンプ場に、テントがぎっしり。

隣には、半年前にここでキャンプした時にもいたNPOの人が
大きなテントを一人で張っていた。
後から高速船で子供達と他のメンバーがやってくるらしい。

だんだん島キャンプで再会する知り合いが増えていくなあ。

左手前のお兄さんたちは、ターフがなかなか上手に張れなくて
何度立てても崩れ落ちてしまっていたが
1時間ほど格闘した挙句、なんとか立てられたようだ。
1_02海はちょっと荒れ気味。

雨も降ってきて、風も出てきた。
うーむ、式根島は雨になりがちだな。
しかし半年前の3月の式根島キャンプの暴風雨に比べたら
全然大したことない。

少し様子を見つつ、とりあえずスーパーで買ってきた
ビールと、たたき丸を食べたりしてくつろぐ。

S尾さんは新たに買ったニューアイテムの
水が入らないというシュノーケルを試したくて
モリを買おうかどうしようか検討中のようなのだが。
一人で来ていた若いお兄さんがモリを持って魚を突きに行っていたので、
その成果を見てモリを買うかどうか決めようとしていたようだ。

そのお兄さんはキャンプ場から見える岩場の浅瀬で
潜る?というか何というか、波と戯れるようにしているのが見えていたのだが。

「魚突きました!」と嬉しそうに見せてくれたモリの先に付いていたのは
小さなニシキベラでだった。

彼は今回のキャンプに持ってきた食料は米のみで、
後は採ったものを食べるという自給自足キャンプが目的のようで、
すなわち今日のお昼ごはんは、このベラ定食なのだそうだ。
1_03キャンプ場の炊事場が新しくなっていた。

前よりも大きくなったし、蛇口が二つになったのは良いのだが、
蛇口の付き方がなんだか変な方向にあっていまいち使いづらい。
手前から使うのは良いとして、
もう一人が奥の蛇口を使おうとすると草むらに入らなければいけないという変な作り。
蛇口の栓もしっかり閉めないと締まらなくて水が出続けてしまいがちだし。

これ本当はもっとアイランドキッチン的に、囲んで使えるような場所に
設置すべきだったのではなかろうか?
1_08夜のカレーの仕込みとして、
新橋のハナマサで1キロ398円という格安で仕入れてきた鶏肉に、
「カレーの恩返し」をすりこんでおく。

「カレーの恩返し」は「ほぼ日」サイトの企画で売られていたもので
スパイスが良いかんじで美味しいのだ。
1_04_1248晴れてきたので活動開始。
12時くらいから、野伏港へ行って釣りをする。

対岸に新島がきれいに見える。
1_05相方がこんな魚を釣った。
初めて見る魚だけど、名前が不明。
「お魚図鑑」を見ても、ぴったり当てはまるものがない。
フエフキダイの仲間が近いのかな?

謎の魚のままだったけど、肉付きが良かったので
とりあえず試しに食べてみようと、持ち帰る。
1_06こちらも謎の魚。
お目目がくりっとしていて可愛い。
小さいけど、初めてみるので、こちらも持ち帰ってみる。

後で調べてみたところ「メイチダイ」という魚で
「お魚図鑑」の食味評価は「極」で、
超高級魚だそうだ!

それは食べてみなければ
でもかなり小さいんだけどね。。

S尾さん夫妻はスズメダイを釣っていた。

あと、相方はなんとシマアジを釣っていた。
1_07_1550新島の山の上に、大きなUFOみたいな雲がかかっていた。

日が暮れ始めた頃、
置き竿にしていた私の竿に、ぐん!と重いアタリがきた。
慌てて竿を引くが、すごく重い!
ドラグがびーっと音がする。

すごい大物が釣れた雰囲気なので横で釣っていたおじさんたちも注目。

でもこれ、きっとウツボのような気もするな。。
でもウツボでもいいや!ウツボだったら今日は食べるぞ!

と頑張ったのだけど、
ぷちん!と糸を切られてしまった。

堤防のはじの方では、地元の人がウツボ狙いで釣っていて、
釣ったウツボを並べているという!
よし、もう私もウツボを釣って、食べよう!

と思うと、釣れないものなのだが。

ところで、朝にたたき丸を食べて以来
お昼ごはんも食べていないのでお腹がすいてきた。

だんだんアタリもなくなってきたし、
ヘッ電も持ってきていないので、16時くらいに釣りは終了して
キャンプ場に戻る。
img_2452
キャンプ場に戻ると、
昼にベラを突いていたお兄さんが、ウツボを突いてきていた。
1_09_1707頑張って開いていた。なかなか上手。

顔出しOKとの許可もらったので、さばいたウツボと一緒に顔出しで載せちゃいます。
最小限の荷物でやってきたサバイバル体験キャンパーN田くん。

カレー食べさせてあげるから、このウツボを一緒に食べようということで交渉成立。

思えばさっき堤防で「今日はウツボを釣って食べるぞ!」
と宣言していたことが、意外な形で叶ったともいえる。
夢は言葉にしておくもんだ。
1_10鶏肉はダッチオーブンで長時間煮込んで、ほろほろ。
いいかんじに美味しそう。
1_11シロコロホルモンを焼く。
以外とやわらかくて美味しい。
1_12キャベツも入れて。

1_13いよいよウツボを料理してみる。

小骨がけっこうみっちりあるようなので、
N田くんが頑張って細かく骨切りをしてくれた。
1_14バター焼きで。

さて、試食。

・・・!ものすごく美味しい!!
ぷるぷるで甘みがある。

しかし骨が多い、、。

ということで、骨切りを更に細かく頑張ってもらっているうちに、
だんだん上達してきたようで、
後半食べたウツボは、骨を全然感じずに、ものすごく美味しかったのでした。

皮は付いたままも全く問題ない、
というか皮がこれまたとろけて美味しいのかもしれない。

刺身でも食べてみたけど、これまた美味しい。
甘くてちゃんと味があるのだ。
かなり骨切りをしっかりやれば、骨も感じずに食べられる。

下手な魚よりも全然美味しすぎるぞ。ウツボ。

さばくのが大変でなければ、積極的に釣って食べたいほどに美味しい。

しかしさばくのは大変そうだった。。
1_15とても辛いカレー粉を使ったので、
とても辛いカレーが出来上がった。
大人のカレーだ。
でも美味しい。

火が強すぎてごはんがちょっとおこげになってしまったけど、
その焦げも意外と合うかんじの、大人のビターな味わいのカレーでした。

今回はおしゃれキャンプを目指そう!
とか言っていたので、
食べた後は食器をそのままにしないで、ちゃんと洗って片付けた。

そして寝る前に松が下温泉で一風呂あびて、23時頃?眠った。

夜中、雨風がものすごく強くて、
ターフが倒れていたようだ。


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