へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

喜界島_2日目_夜光貝とユゴイ

喜界島の朝。

宿泊したのは花良治(けらじ)の集落にある
「花良治しまぐらしハウス」。

古民家を改修した素泊まりのゲストハウスで
キッチンなど一通りの設備があるので
暮らすように生活することができる。
庭には無造作に大きなバナナの木が生えている。
この辺には普通にこんな木が生えていて
さすが熱帯地方だなあというかんじ。
なんとバナナもたわわに実っている。

なんとなく起きたい人から起きたい時間に起きていく。

近所を散歩してみたけど、
ほとんどサトウキビ畑だった。

山の上は先日の豪雨で崩れていた。
近くの海。

すぐにサンゴ礁が始まる浅瀬の海。
海の横の道から海を眺めていたら、
朝から釣りにでかけていたKENさんが
今度はシュノーケルセットを持って奥の方へ歩いていった。
「一日2回はこの道を歩くようにしているんです」
と言っていたが。何の決まりなのでしょうそれは。

夜光貝アクセサリー作り体験と加計呂麻問題

朝からビールをのみつつ、だらっと過ごした後、
女性3人で、夜光貝を使ったアクセサリー作り体験に
行くことにした。

夜光貝の先生に電話をしてみると
ちょうど近くに来ているとのことで、
車で迎えにきてくれた。
道中の風景の一つ、
島の名物のサンゴで作った生垣。
これで台風の風をしのいでいるらしい。

道中の社内で、AZUちんが
「前に加計呂麻島で作った夜光貝のネックレスが
とても気に入っていたけど、失くしてしまったので
また作ろうと思ったんです」
と話していた。

更に
「自然のままの形のような物が良いんですけど・・」
と言ったところ、夜光貝の先生は
「そういうのは、、ないねえ・・」
と答えていた。

こんなことがあったせいか、夜光貝の先生は
作成中も終始、
「加計呂麻ではどうだった?」
と、加計呂麻の存在を気にしていたのでした。

工房は、宿から少し離れた早川港の目の前にあった。

最初に出来上がった作品を見せてもらった。
夜光貝って改めてきちんと見るのは初めてかもしれないけど
想像以上にピカピカと光って綺麗!と思った。

アクセサリー作りは、庭のガジュマルの木の木陰の東屋で行う。
良い雰囲気だ。

アクセサリー作り体験では、
あらかじめある程度形に切り出してある物を使用する。

色んな色や形のパーツが用意されていて、とても迷う。
3人とも、じっくり見比べて、ようやく「これ!」という物を各自決めた。

決めた貝を、紙やすりでゴシゴシ磨いていく。
やすりは5枚あって、1~5までの番号が書かれていて
番号順のやすりで磨いていくのだ。
1枚当たり5分くらいかけるので、計25分ほど磨くことになるので
けっこう大変だ。

2枚目のやすりの後と最後に、
先生が歯医者用の機械を使って磨くのを手伝ってくれるので
手で磨く作業は必要ないのでは。。と一瞬思ってしまうけれども。

まあでも、選んだ貝のパーツを、じっくりと色んな面を磨いていくので
だんだん愛着が沸いてくるという作用はある。
そして磨く程にどんどん光沢が出てくるのも不思議。

ちなみに材料となる夜光貝は、
先生が自分で潜って獲ってきているのだそうだ。

10メートルほど潜って獲るらしい。
獲れるもんなら獲ってみたかったけど
10メートルは潜れないなあ。
紐を選んで、結んで、完成!

1時間ほどの滞在で完成して、
宿まで先生がまた車で送ってくれた。

地元スーパーは楽しい

宿に戻ったら、車で空港方面の大きなスーパーへ買い物に行った。
お惣菜コーナーをじっくり視察。
こういうところには地元独特のお惣菜があったりするので楽しい。

おにぎりが俵型に丸くてかわいかった。
スーパーで色々買ってみたものでお昼ご飯。

写真の左にあるのが「魚味噌」。
魚味噌というものがあるのは聞いていたけど、想像と違っていた。
魚を混ぜ込んだおかずなのね。

そしてこっちの味噌は、本土のものとは違うかんじで
そのまま食べられる感じのもの。
なんか色々と食文化が違うのは面白いですね。

右上の「ピーナツ味噌」は、そのピーナツバージョンというかんじで
昔給食に出ていた「みそピー」とは少し様相が違う。
(というかみそピーは全国区なんだろうか?
どうやら千葉・茨城地方の料理のようなので
もしかしたらこれもマイナーなのかも?)

一見普通に見える卵のお惣菜は「蒸したまご」で、
厚焼き玉子というよりは茶碗蒸しの固いやつっぽい味わいだった。

お刺身は喜界島で獲れたアカハタ。

スーパーに並んでいるお魚も、けっこうちゃんと喜界島産だったりして
地産地消しているところも関心だ。

スーパーの鮮魚コーナーには夜光貝の貝殻だけが1800円くらいで売っていた。
中身も食べられるらしいので、もしかすると中身を売っている日もあるのかもしれない。
朝から、昼からビールを飲んで、だらっとして、
眠くなったらお昼寝をする毎日。

暑すぎるので昼間は寝るというのが効率良いという南国生活を
肌で感じる毎日。
日が暮れてきたら、釣りに行くというKENさんにくっついて
私も釣りの用意をして出かけてみる。

喜界島での釣りは根係り注意

近くの海の右手奥の磯で釣ってみた。
浅瀬のサンゴ礁なので、投げたらすぐに根係りしてしまう。。
2回も、KENさんが潜って仕掛けを取ってきてもらってしまった。

一度は、根係りした針に、カサゴの子どもがかかっていたので
餌釣りなら何かしら釣れるんだろうなー、と思いつつ、
どうしても根係りしてしまうので、
仕掛けはウキフカセで重りは軽いガン玉にして、
ウキ下を30センチくらいと超短くしてみたところ、
根係りはしなくなったけど、これじゃああまりにも短すぎて不自然なのか
魚のアタリはしなかった。

なんだかあんまり釣りにならなかったので、
一旦この場所は退散して、
車で少し離れた堤防に行って釣ることにした。
最初に見にいった浦原の堤防は、
意外とサンゴ礁が近くにあったのでやめた。
早川港というところに来てみたら、
なんと夜光貝の工房の目の前であった。
夜光貝の先生が、この先の堤防には大きな船が付くから深いので、
けっこう釣れると言っていたところだ。

ヘッ電の電池を入れてくるのを忘れてしまったのだが、
満月なのでけっこう明るくて、
餌を付けるくらいなら電気無しでできる程に明るい。
満月ってすごいな。

撒き餌を使わなくて刺し餌のみで釣っていたけど、
意外とアタリがある。
見たことない魚が何匹も釣れた。
銀色だけどしっぽだけ白黒の模様がある。

あとで図鑑で調べたところ「ギンユゴイ」という魚で
熱帯系にいる魚らしい。

夜の10時くらいまで釣り続けていたら
宿で待っていたAZUちんとABEさんの二人が
心配になって電話をかけてきたので、
そういえばお腹もすいたし、そろそろ戻ろう、と宿に戻った。
持ち帰ってみたお魚たち。
この前に少しリリースしているけど。

そう離れていない位置で釣っていたのに、
私はユゴイばかり釣れて、
KENさんは赤い魚ばかり釣れるというのも不思議だった。
タナによって、きっちり住み分けされているのだろうか。
こちらでは骨付き豚肉が売られているのだけど
この豚肉をモリンガの葉っぱと一緒に煮こんだこれが、とても美味しかった。
日が経つにつれて、どんどん美味しくなっていく。

ビールと焼酎を飲みつつバカ話をしながら夜を過ごすのが楽しい。
今夜の主な話題は、
夜光貝の先生は加計呂麻島を気にしすぎてかわいそうだった、
という「加計呂麻問題」について。

眠くなったら眠る。

喜界島_3日目_喜界島空港と海の様子

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喜界島_1日目_長い道のり
喜界島_2日目_夜光貝とユゴイ
喜界島_3日目_喜界島空港と海の様子
喜界島_4日目_南国の自然
喜界島_5日目_奄美大島を周る修行のようなへとへと最終日


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Comments & Trackbacks

  • コメント ( 2 )
  • トラックバック ( 0 )
  1. 実はやがたんが戻ったあと、もう一回夜光貝行ったんだよww

    またおむかえにきてくれてね。
    クルマの中で話してたところ、前日海へ出ていたっていうから
    「新しい貝はありますか?」って聞いたら

    「暑いから削りたくなくて」

    ということでなかった。

    でも、作り置きのがあったから2個買ったんだ。
    そしたら「ありがとうね〜」って、ストラップを1個サービスしてくれたよw

    しかもその後、スーパーに寄ってくれたからビールが補充できたwww

    • >azuちん
      もう一回行ったんだ!ww
      しかもストラップサービスにスーパーにまで、至れり尽くせりだね。
      作り置きってことは、磨かなかったってこと?
      新たに入手したのも見てみたいなー。

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