へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

三宅島2017年11月_1日目_楽しい大物見学&また島の診療所


朝5時に三宅島の錆ヶ浜港に到着。

今回泊まる「ホテル海楽」は錆ヶ浜港のすぐ前にあるので、
歩いてホテルまで向かう。

釣りに使わない荷物をホテルに預けて、
レンタカーに乗って早速釣りに行く。
船が到着した港が一番風が無いはずなので、
とりあえず錆ヶ浜港で釣りをすることにする。

まだ真っ暗。誰もいなかったので堤防の先端に陣取る。
少々風があって、雨もパラパラと降っている。
底では意外とアタリがある。

ブダイが何匹も釣れた。
ちょっと小さいのだけれども。
今回釣れるイスズミはいつもよりも大きい。
全体的に30センチはあるかんじ。

しかしイスズミは釣り上げた途端に
ウンチをブリブリと出すのが困る・・。
このせいで臭いと言われるけど、
食べてみると意外とクセが無い魚なのだ。
(前に刺身で食べたことがあった)

とはいえ、たくさん魚が釣れている中、
ものすごく美味しい!という訳でもないので、リリース。
イシダイの子供も釣れた。
そういえば前にこの場所で、イシダイ狙いのおじさんが釣りをしていたし、
イシダイがいるということですね。

「大きくなって戻ってきてね」と、
海に返しました。
今回はいつもの真っ赤なオジサンの他に、
こんなアマダイのような色合いの綺麗なオジサンが混じって釣れていた。

いつもよく釣れる真っ赤なオジサンは「オキナヒメジ」だけど、
これは「アカヒメジ」という別の種類のヒメジのようだ。
だんだん晴れてきた!

磯釣りのメッカ、三本岳がよく見える。
お昼は三宅島名物?!「のり弁当」を
堤防に座って食べる。
ご飯が意外と多くて満腹になった。

12時半頃になると船が到着するとのことで追い出されたので
ひとまず撤収して、車で島を一周してみることにする。

島を時計周りに回って、いろんな港を偵察することにする。
まずは錆ヶ浜から一番近い伊ケ谷港へ。
ここは車で堤防まで入ることができないので
ちょっと面倒くさいのが難点だけど。

堤防に入ると、先の方にいる人の竿がしなっていると思ったら、
何やら大物っぽい物を釣り上げたようなので、
急いで見るために駆け寄る。

すると、大きなカンパチが釣り上げられていた!
すごーい。

その釣り上げた人の竿はごっつい大物狙い仕様だったけど、
そう遠くには投げていなくて、
堤防の近くにちょっと投げたところで釣れたそうだ。

他にもこの堤防で釣っていた人たちは
みな、大きいクーラーボックスを持ってきている
大物狙いのベテランばかりだった。

うーん、良いものを見た!と興奮冷めやらないまま
車に乗り込んで更に移動。
キャンプ場の近くの小さな港、
大久保漁港を見にきてみた。

波がざっぱんざっぱんと、堤防にかかりまくっている
危ない場所なのだけど、
なぜか狭いスペースに地元のおじいさんおばあさんが
次々に集まってくる。

何でこんな場所に人がたくさん集まるのだ・・?
と不思議なのだけど、
見ていると、仕掛けを入れたとたんに竿がしなって、
大きな魚(イスズミぽい)を釣り上げていた。

海岸のすぐ近くだし水深もそんなに深くないと思うのだけど、
地元の人がこれだけ集まりまくるというのは
隠れた名釣りスポットなのだろうか・・。

不思議な光景を見たなー、
というところで車に乗り込もうとしていたら、
相方が何やら指を押さえて痛がっている。

声を出さないので何のことやらよくわからなかったのだけど、
相方が車に乗り込む時に手を窓枠にかけていたら、
N島さんが知らずに前のドアを閉めてしまい、
指がドアに挟まってしまったようなのだ。

本人は「大丈夫」とか言っていたのだけれども、
N島さんが恐縮して心配しまくりで、
しかもN島さんは最近身近に同じような症状になった人を見ていたようで
「治るのに3週間かかりますよ。」
「治っても爪の黒いのは治るのにしばらくかかりますよ。」
「折れてるか、ヒビは入ってるかもしれないからレントゲン撮ってみた方がいいですよ。」
「今は大丈夫でも、後からだんだん腫れてきますから。」
などと、医者のようにやたらと詳しく今後の経過を語っていた。

そういえば、ちょうどこの先すぐに大久保キャンプ場があり、
更にその先すぐには、診療所があるのだ。
大久保キャンプ場に泊った時に
腹痛&虫を吐いた騒動で一度診療所に担ぎ込まれた経験のある私は知っている!

不幸中の幸いというか、
これが島の反対側にいたら遠くて面倒とか言って来なかったかもしれないけど、
たまたまこれから島を一周する道のりの途中に診療所があるのだった。
そんな訳で、またまた三宅島の診療所に来てしまった。
過去の経験により、ちゃんと保険証は持参していた。
つくづく島旅には保険証必携である。

レントゲンを撮った後に診察室に入り、
先生から診察を受けている声が聞こえてきた。

「少しヒビが入ってますね。」
「治るのに3週間かかります。」

(N島さんが言っていた日数とぴったり同じだ!)と思った。

痛み止めの薬をもらって、
固定というほどではない軽いテーピングを指に巻いて出てきた。

「複雑骨折とか言われたらどうしようと思ったけど
ヒビ程度だとわかって安心した。」
と、相方は割と平気そうな一方、
N島さんは終始恐縮しまくりで逆にかわいそうなくらいだった。

この後は更に時計回りに進んで、
空港を経て御池港へ。

港の手前にはイシダイ狙いのおじさんが何人もいた。
「全磯連 北陸支部」というジャケットを着ているので仲間たちなのかも。

しかし北陸からわざわざ東京の島までやって来るって
三宅島はそれほどの魅力があるというのだろうか。

イシダイ狙いのおじさんと話をしてみると、
餌のウニは1個130円くらいということがわかった。
だいたい1回に7000円くらいの餌代を使うらしい。

御池港にはその他にも釣りをしている人はたくさんいて、
家族連れで釣りをしていた中の小さな子供が、
30センチくらいの大きなイスズミを釣り上げていた。
子供用の簡易な釣り竿なのに。

御池は見学だけして、また時計回りに島を回って、
錆ヶ浜港へ戻ってきた。
夕食の時間まで錆ヶ浜港で2時間ほど釣ることにする。

港に着いた時に、堤防の先で釣りをしていた人の竿に
大物がかかったようで、
周りの人も集まってタモを持って応援したりしているので、
私も見学に行った。

だんだん引き寄せられてくると、とても大きなカンパチ!
大きすぎて、タモになかなか入らない。
タモに入らないほどの大きさって・・。

苦戦していたけど、何とかようやくタモに頭をつっこんで
釣り上げることができたそのカンパチは
ものすごーく大きかった。
80センチくらい?
写真撮るの忘れたけど撮ればよかったー。
顔がものすごく大きかった。

今日は人のだけど2回も大きなカンパチを釣り上げるところを
タイミング良く見ることができて良かった。
人のでも楽しい!
Kガイさんが釣り上げた謎の魚。
周りに見に来た人たちと、
「ドンコかな?」とか言ってたけど
「ドンコは北にしかいないはずだから、、何だろう?」
と、正解がわからないままだったので
写真だけ撮ってリリースしたようだ。

体は大きなオタマジャクシのような形でブヨブヨしていて、
ヒゲが6本生えている不思議な顔。

後で調べてみたら「イタチウオ」で、
前に夜の大島で相方が釣った謎のブヨブヨ魚と同じだ。

なんと、こんな形をしていながら美味しいようで、
愛読書の「釣魚料理図鑑」にも調理例が載っている。
「姿に似合わず美味い魚と知れ渡り、近年相当に価値を高めている。
鍋料理が王道」
だそうだ。

しかしわかっていないと持ち帰るのも躊躇する姿なんだよな。。

18時過ぎくらいまで釣りして、一時撤収する。

ちなみに本日の釣果は、
かなりたくさん釣れているのでいちいち写真に撮っていないのだけど、
クーラーボックスに入りきらないほどに釣れたので
とりあえずN島さんのクーラーボックスに分けて入れてもらったほどに
大漁だったのでした。
本日宿泊するのはホテル海楽。

錆ヶ浜港の目の前だし、釣り具も餌も氷も売ってるし、
釣り人には便利な宿だ。
看板が無いけど、
右のオレンジ色の建物は、なんとパチンコ屋。
ちょっと覗いてみると、狭い空間にぎっしり並んだパチンコ台に
意外に人がたくさん座っていた。
景品に釣りのウキとかもあるというのが島らしい。
部屋は年季が入っているかんじ。。
ま、ここで寝るのも数時間だけだからね。
レストランで夕食。

ビンチョウマグロの刺身、金目鯛の煮付、
なぜかローストビーフ。

明日葉なめこ和えのアイデアは家でも真似したい。
フライは、メダイ。

隣のテーブルの家族は、
さっき御池でイスズミを釣った子供の家族だった。
その家族はなぜかオードブルで注文していた様子で、
明日葉の天ぷらを食べているのを見て我らも真似して注文した。
サクサクで美味しい。
焼酎は「喜島三宅」をボトルで入れてみた。
芋にしてはクセが無い焼酎だ。
定番の「雄山一」の方が麦なのにクセがある気がする。

食事が終了したところで
各自1杯づつだけ残った焼酎を部屋に持参して、
1杯だけ飲んで、夜釣りに備えるために早々に寝た。

21時くらいに就寝。

三宅島2017年11月_2日目_夜中の巨大イスズミ!

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