ファーストフードで前に並んでいた人が
お飲物は、と聞かれて
「メロンソーダ」と言っていた。
店員さんは普通に「はい、メロンソーダで」
と承っていたが、
店のメニューには「メロンソーダ」というものは無い。
でも、メニューの写真の中に
緑色の液体の上にアイスが乗っているものがあって、
それだろうな、ということは、私にも即座にわかり、
実際に出てきたものも、それであった。
一言も「メロン」とは書いてないのに
誰もがそれを「メロン」と認識しているのも
よく考えるとおかしい話である。
味も多分、メロンの味でもないし、
第一メロンの色ってあんなに蛍光色的なパキっとした緑色ではない。
でもなんだかあれは「メロン」という
共通認識がある。
メロンパンも別にメロンの味とかしないし。
たまにちゃんと果汁使ってメロン味がするのもあるけど、
基本的にメロンパンは、砂糖の味だ。
かき氷のメロンシロップも同様なかんじであろう。
あれこそ一ミリもメロンの味はしないが
でもあの色のシロップをかけてほしい時には「メロン」と指定する。
もはや「メロン」とは緑っぽいものの記号なのか。
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