タモリは大人になってからの方が
面白いと思えるようになった。
というか子供の頃には全く面白いと思えず、
「どうしてこの人がお笑いのトップの地位なのだろう?」
と不思議だった。
芸をやってみても、ギャーギャーとうるさいだけで
何が笑いどころなのかよくわからない。
当時、弟も同じことを言っていて
やっぱり面白くないよね!
と、子供の意見として一致していた。
大人になってからも
「笑っていいとも」でのタモリは相変わらずそう面白いと思えず、
共演者が気を使ってるようにしか見えなかったのであるが。
しかし。
大人になると、子供の頃には嫌いだった食べ物が美味しいと思えるように
なってしまうように、
タモリの面白さがわかるようになっていた。
その真意はもともと「タモリ倶楽部」に現れていたと思うのだけど、
他にも最近ぽつぽつと深夜のタモリ番組がでてきていて、
どの番組も全部なんとなく同じかんじで
「深夜に30分の枠で放送するようなマニアックなかんじ」
なのであるが、そんな番組でのタモリが
一番輝いていて、才能と面白みを存分に発揮しているような気がする。
なんというか、物事をある程度わかっていないと
面白さが理解できないようなネタというか芸というか
そんな気がする。
内容が無いけどノリだけが面白い、
みたいなのとは違うので、子供にはいまいち面白くない
ということなのかもしれない。
なんてことを、新たにかったレコーダーで予約しておいた
「ヨルタモリ」を見ながら改めて思った。
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