朝8時過ぎに引っ越し屋がやってきた。
前金でお金を払った後、荷物を確認して、
早速作業が開始される。
作業員は三人。
リーダーと、バイトと思しき人が2人。
リーダーの人はオダギリジョーをもう少し濃くした感じのイケメンで
その時点ですでにポイントが高かったのであるが。
この人がなんとまあ、ものすごくデキるかんじで、
想像以上の素早さで、どんどんどんどん荷物を梱包して、
運んでいくのだ。
バイトさんたちへの指示出しも、ものごく効率的で、早い。
迷っている時間、というものが無く、瞬時に次はこれ、とか判断して
持つモノの内容によって自分がやったりバイトさんに持ってもらったり
という流れが、全く無駄が無いのだ。
このまま引き続き不動産屋に立ち合いで引き渡しをするため
ある程度部屋を綺麗にしておかなければいけないので、
私は同時進行で空いたスペースに掃除機かけて拭いて、
ということをしていたのであるが。
その作業もかなり効率的にやっていかないと追いつかないほどに
荷物の運び出しが早い!のだ。
ベットとかソファーとか粗大ごみで持てないものは下までおろしてもらったし。
冷蔵庫もでかいやつだし。
捨てるモノ含めてそこそこ荷物は多い方だと思うのだが。
段ボール箱だけでは収まりきっていないので、
靴箱とか(ある程度まとめてあるが)小さい箱にも入れてバラバラしているので
何か言われるかなー、と思ったけど、
そんなことを気にする暇があったらともかく運ぶ!
というかんじで、意に介していない様子。
壊れ物の電気製品もけっこう多くてそれらの梱包はお任せだったので
配線だけまとめて出しっ放しだったのだが。
それもぱぱぱっとまとめていくし。
観葉植物の鉢植えはどうしてよいかわからず、
そのまま出しっ放しにしていたのであるが、
オダギリは持参してきた段ボールをすごい速さで切り貼りして
あっという間に専用の鉢植え入れをこしらえて持っていった。
段ボール箱一つ組み立てるのにも
自分でやっていた時には「よっこらしょ」ってかんじで
一つ30秒くらいは多分かかっていると思うが、
オダギリはバン、バン、バン、と、3秒くらいで組み立てる。
もう見てて「すげー!」というかんじ。
その技をもっと見ていたいのだが、
その速さに追いつく速さで、私は掃除をしていかなければならないのだ。
大変。
でもおかげで、かなり早く効率的に掃除もすることができた。
1時間弱くらいで搬出が完了した。
もう、笑ってしまうほどに早い。
そして引越し先について打ち合わせ
「何で向かわれますか?」
「電車で、、1時間半くらいかかると思います」
「僕らは1時間くらいで着いてしまうので、どうしましょう」
大物を捨てているし、梱包も少ないので、
あの作業の速さでは、30分も前に到着していたら
かなり作業ができてしまうので、
鍵を渡して、先に作業しておいてもらうことにした。
不動産屋はすぐ隣にあって良かった。
というか、終わるのはお昼くらいかなー、と思っていたのに
まだ9時10分!なので不動産屋が開いてるか心配だ。
もし開店が10時だったら待ってられないので、その場合は後日また来るしかないのか。
と、不安になりながら行ってみたら、開いていた。良かった。
(でも日曜祝日だったら10時開店だったようだ。危ない)
簡単にからっぽになった部屋を見てもらって、
鍵を返して、終了。
なんと12年も住んだところなので、
もう少し感傷に浸っても良かったのだが、
引越し屋さんたちを待たせる訳にはいかない!
というか、あまり待たせたら終わってしまう!
という焦りで、感傷に浸る間もなく、急いで新居へ向かった。
不動産の引き渡しがあったので、
新居に到着したのは11時くらいになってしまった。
到着したら、家の前にトラックが止まっており、
すでに中身はからっぽ。
バイトの二人は作業が済んで待っている、というかんじだった。
やばい。もしかしてもう全て終わって、私の帰り待ち?!
急いで部屋に行ってみると、
すでに荷物は全て運び込まれていた。
そしてオダギリが、洗濯機の上のパイプ棚を設置していたところだった。
この設置は完全にサービスなのだが、
待ち時間があったせいか、きっちり組み立ててくれた挙句、
パーツが無くなってグラグラしていたところまでも
補修して直してくれていた。
押入れを見ると、この中にも元のように
パイプハンガーの棚(立体的でけっこう大きい)が設置されて
洋服もかかっている状態。
本当は、私がいて色々指示しなきゃいけなかったのだが、
あらかじめ指示しておいた大物以外は、お任せの適度な位置に配置されていた。
が、それが意外と適切なのだ。
ゴミ箱の位置なんて、絶妙なくぼんだ場所に配置していて、
元々置こうと思っていた場所ではないのだが、
あまりにもいいかんじに収まっているのでそのまま配置を採用させてもらったほどだ。
最後に、天井につける照明の位置を確認して、取り付けてくれて、完了。
いやあー。すごい。
プロの仕事を見たってかんじだ。
今まで何度か引越ししているけれども、
ここまで「うわー!すげー!」と思ったことは無いので、
やっぱりオダギリは出来る人なのでしょう。
あまりにも良かったので宣伝すると
今回お願いしたのは「フクフク引越しセンター」という
マイナーな会社なのですが。
安いけどネットの口コミが良いので、試してみたのです。
電話の受付の対応も良かったし、なんだか良いことだらけ。
月末の土曜日で時間指定をつけ、粗大ゴミを下してもらう、
という、一番高いかんじになってしまう料金設定であるのだが、
料金は36,000円くらいだった。
いやー、こんなにスピーディーに終わるのであれば、
安い!くらいだ。
しかもプロの技を見ることができたのも収穫だし。
あまりにも良かったので、
次に引っ越しする時にはまたフクフク引越しセンターにお願いしたい!
と思ったほど。
しかもオダギリ指名で。
引っ越し屋に指名というシステムがあるのかわからないが。
しかしそんなに頻繁にするものでもないし、一体いつになる話なのか。
オダギリすごい
>はなこさん
そーなのよ。もし引っ越すことがあれば、是非。
わたしパンダちゃんだったのですがフクフクにしたかったです。安い!!
安いだけならまだしも、早い!のもすばらしいです。