駐車場に、お金が落ちていた。
ざっと見たところ1万円札が10枚くらいはありそう。
今日、車に乗って出かけようとして、
トランクに物を乗せようとトランクのドアを開けようとしたところ、
車の後ろの下あたりに落ちているお金が目に入った。
落ちている、というか、軽く土がかけられて半分埋められているかんじ。
ほぼ見えていて隠すにしても中途半端な状態だ。
しゃがんで手に取ってみればいいものの、
1人だったこともあり、金額が多いので怖くなってしまい、
見てみぬふりをして、そのまま車に乗り込んで、車を出してしまった。
それにしても・・
なぜ、あんなにわかりやすい状態でお金を埋めておいたのか。
そして駐車場の中でうちの車の場所は一番奥。
ということは、このお金を見つける可能性があるのは、ほぼうちだけだ。
では、うちに向けて置かれたお金なのか?
もしかしたらドッキリなのではなかろうか。
離れたところで誰かが見てるのかも。
としたら、やっぱり見てみぬふりをしておいて良かった。
いや。もしかしたら。
最近、毎日トイレ掃除をするようになっているので、
急激に金運が向いてきたということの合図として
神様がくれたのではなかろうか?
気づかないふりをして出かけたクセに、
車を運転しながらも、そんなかんじでグルグルと色んな可能性を考えていた。
そして「さっきは明るかったのでどこから見られているかわからないけど、帰る頃には暗くなっているので、そこで、ちゃんと近づいて、確かめよう。」
と、決意した。
しかし、もし本物のお金で、10万円くらいあったとしたら、
果たしてどうするべきか?
1000円くらいまでなら拾ったとしても「ラッキー」とそのままもらってしまう気もするけど、10万円になると、ちょっと気が引けてくるから、やっぱり警察に届けるべきなのかなあ。落としたというより埋めてあったんだから、きっと持ち主も出てこないだろうから、その方がいいかも。
なんてことを考えながら、駐車場に戻ってきた頃には、すっかり暗くなっていた。これならいける!
ドキドキしながら車から降りて、車の後ろに回って確かめてみた。
まだあった!。
結論。
そのお札は確かに1万円札だったのだけど、
真ん中に「子供銀行」と書かれていた。
そりゃ、それが一番可能性が高いとは思わなくもなかったけど、
なぜか、そうではないような気がしていたのだ。
遠目にはほぼ本物に見えるし。
結論がわかった後でも、思い出すとなぜだかまだドキドキする。
エキサイティングな時間であった。
竹藪から1億とか見つけた人とかもドキドキしただろうなー。
コメント