ネットで買ったズボンの裾上げ作業をしながら、
テレビでオリンピックを見ていた。
といっても目はテレビには向いていなかったので、
正確にはテレビを「聞いて」いた。
放送していたのはBMXフリースタイル。
スケボーのコースのようなところを自転車でジャンプしたりくるくる回ったりする
危なっかしい競技だ。
でも私は見ないで聞いていただけなので「危なっかしい!」とは思わず、
解説の人が言っている、かわいい用語が気になって仕方がない。
「ビタ着です!」
「あ~、ゲシった!」
「キャンキャン!」
キャンキャン?!
どうやら技のことらしいけど。
私は見ていないので何がキャンキャンだかわからなかったけど。
しかし響きがかわいいので言葉だけしっかり覚えてしまった。
そしてもう一つ気になったのが、
何かの技を利き手だか利き足だかの逆で行うことについての説明だったと思うけど
それを行うことの難易度に関して、解説の人は
「これは、ご飯を利き手と反対の手で食べる位、難しいです」
と言っていた。
それを聞いて思ったのは、
「それじゃあ、そんなに難しくはないな。」
おそらく解説の人は「とても難しいこと」の表現でこのたとえを使ったのだろうけど、
逆の手でご飯を食べるのって、それほど難しくはなくない??と個人的には思って。
ぎこちなくても一応できるし。
でも、そのたとえを聞いていた間に2回は言っていたので、
この人はよっぽど利き手と逆の手でご飯を食べるのが苦手なんだろうなあ。
ということがわかった。
結局最後まで映像はほとんど見なかったのだけど、
見ないと逆に、解説をものすごくきちんと聞くものだな、と思った。
こういう観戦の仕方もまた良いかもしれない。
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