診察では、水膨れの液体を取られて、検査キットで検査すると
3分ほどで結果が出た。
やはり帯状疱疹だった。
7日分の飲み薬と塗り薬を処方してもらう。
薬の料金が6000円近く、思ったより高くて一瞬びっくりしたら、
薬剤師のお姉さんが
「高いですよね。でもこのお薬効きますから」
と言った。
よく「高い」って言われるのかな。
帯状疱疹とは、
子供の頃にかかった水ぼうそうのウイルスが、
その後もずっと体の中の神経節に潜んでいて、
加齢やストレス、過労などが引き金となって免疫力が低下すると、
潜んでいたウイルスが活動を始め、
神経を伝わって皮膚まで出てきたものらしい。
神経を伝わって出てくるので、神経の流れに沿って帯状に症状が現れるのだそうだ。
それを踏まえて自分の発疹を見ると、
「こんな風に神経が通っているんだな」ということがわかるので
ちょっと面白くもある。
そして、水ぼうそうにかかったのは恐らく40年以上前のことなので
そんなに長い間、じーっと私の体の中で潜伏し続けていたものが
再び出てきたのだ、と思うと、親しみがわく感情もある。
あの水ぼうそうとの再会、みたいな。
少なくとも、今更外部から伝染されたウイルスよりは愛着があるというか。
へんなかんじの病気だ。
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