犬のしっぽが左右どちらで振られているかは、
感情の違いによって異なるという実験結果があるようだ。
右脳はネガティブな感情をつかさどり、
左脳はポジティブな感情をつかさどっているとする
「感情価モデル」という考え方があるらしい。
そして、犬に「飼い主」「支配的見知らぬ犬」などを見せて、
その時のしっぽの動きを分析したところ、
「飼い主」を見た時などポジティブな感情がわくような時には、
しっぽを右側で振る傾向があり、
「支配的見知らぬ犬」を見た時などネガティブな感情がわくような時には、
しっぽを左側で振る傾向がある、
という結果になったそうだ。
我が家の犬りつりんがしっぽを振る時もそんな違いがあるのだろうか?!
見てみたい!
と思った時には、横になって、グーグーとお昼寝をしていたので
後で起きた時に「散歩!」とか「おやつ!」など、
楽しくなる言葉を言って、しっぽの反応を見てみた。
結果、りつりんのしっぽは、左右均等にブンブンと振られていて、
左右に偏っている様子はみられなかった。
ほんとにこの差が出で振る時はあるのだろうか?
他に、犬がしっぽを振るのは
「期待を不安が入り混じっている時」という説もある。
ポジティブ感情とネガティブ感情の間の揺れ動きが
左右にしっぽが揺れる動きに連動していると考えると、つじつまが合う。
確かに、しっぽがブンブンと振られる時というのは、
「お散歩に行くのかな?!」「おやつがもらえるのかな?!」
という、期待感の時であり
いざその期待が叶ってしまってからは、しっぽは振られないのだ。
なのでしっぽは「うれしい!」「いやだ!」という単体の感情によって振られるのではなく、
やっぱり、ネガティブとポジティブの感情が入り乱れた時に振られる
というのが正しいのかもしれない。
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