
散歩中に見かけたある家の玄関の門の下に、
紙パックの焼酎がいくつもびっしり置かれていた。
恐らく、猫除けとして置いていると思われるのだが。
これを猫除けとする習慣については、
当初の物から伝言ゲームのように少しづつ間違えて伝わっていると思しき事象をしばしば見かけている。
当初の猫除けグッズは「水の入ったペットボトル」だったはずだ。
水が反射してキラキラする光を猫が嫌がって、近づかなくなる。
という方法が広まっていた頃があった。
この家では恐らく、最初は家にあった大五郎を飲んだ後のペットボトルを置いていたと推測できる。
それが、いつからか紙パックの焼酎を買うようになってきたところで、
本来の「キラキラする」という役割をすっかり忘れてしまっていて、
「焼酎の容器を置く」にすり替わってしまっているということなのだろう。
そもそも紙パックなら牛乳パックでも同じと思われるのだが、
あえて焼酎のパックを使っているところからして、この読みは正解なのではなかろうか。
以前には、こんな光景を目にしたこともある。

これはおそらく3重に間違えているのだが、
電柱に犬がオシッコをしないようにするためにやっているとすると、
目的が猫ではなく「犬除け」になっている。
そして、これも「キラキラする」という役割を忘れて
「ペットボトルを置く」という対処をしているが、
この容器ではキラキラしないし、そもそもこれはプラ容器でペットボトルでもない。
このような、本来の効用を考えずに勘違いでやってしまっているという光景は
見ていると伝言ゲーム的勘違いを推測できて面白い。
だけどもしかすると自分でも気が付かずにやってしまっている
この手の勘違いというのもあるのかもしれないな。。
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