先日実家に帰った時、両親が
「冷蔵庫の氷ができなくなってしまった。」
と言っていた。
製氷機で自動で氷が作られなくなってしまったようだ。
そういう時はたいてい、製氷室の中の氷が偏って高さが出ていて
製氷室のセンサーに当たっているために新規で氷が作られなくなることが多い。
だけど製氷室の中には氷がほとんど入っていなかった。
では給水タンクがちゃんとセットされていないのかも?
と思ったけれども、それも違うようだ。
東芝の冷蔵庫で10年くらい前に買ったもののようだけど
「壊れちゃったのかなあ。そろそろ買い替えの時期なのかな。」
と言っていたけど。氷が自動で作られないだけで買い替えるのもどうか。
氷が作られなくなる原因を検索して色々調べてみたけど、
全てすでに確認して問題ない点しか出てこない。
やっぱり壊れてしまったのかな。
で、給水タンクを眺めていて、不思議なことに気が付いた。
水を送り出す管が、給水タンクの上部についているのだ。
下についているならわかるのだけど、なぜ上に?
そして一体どうやって、水を上に上げるのだろうか?
そもそも、給水タンクの中には無駄に色々な部品が設置してあるけど、
この部品の役割は何なのだ?
仕組みが気になり、検索したところ、
ヤフー知恵袋にその仕組みについてのQAがあった。
▼質問
冷蔵庫の製氷用の水タンクの原理がわかりません。
タンクに水を入れて庫内にセットしますが、
庫内の受け側とスカスカで、ただ置いただけの状態です。
この水をどの様な原理で水補充側へ陽水するのでしょう。
▼ベストアンサー
このタイプの水タンクは庫内の奥に入れる部分の白い丸いところに
磁力に反応するインペラという羽根が入っています。
タンクを庫内に入れた奥の庫内側の壁の向こうに磁石が付いたモーターがあり、
モーターが回るとタンク内のインペラも回り、水をパイプに押し上げる仕組みです。
説明書に丸い部分を定期的に外してバラして掃除するように記されています。
インペラ!
謎に水タンク内でどこにも接していない謎の丸い部分が
中で回転していたのか!
取り出せるというので外してみると、インペラが入っていた。
ニュルニュルしていたので、掃除してみる。
もしかしたら汚れが付いてインペラが回転しなくなったことが原因なのかも。
といっても、それほど汚れが付着しているわけでもないので
掃除した程度で直るとは思えないが。
インペラを掃除して、水タンクに元の形にセットし直して、
冷蔵庫内に設置してみた。
期待もしていなかったため、その後はもすっかり忘れて過ごしていたのだが。
4,5時間ほど経った頃、
冷蔵庫から「ガコッ!」と、氷が排出されるような音がした。
もしかして氷ができたのかも?!
製氷室を見てみると、確かに少し氷が増えたような気もする。
水タンクの水も減ったような気もする。
直った・・のかな?
まだ確実には信じられずにいたのだけれども。
母は、その夜、寝ている間にも気になって、
夜中に起きだして冷蔵庫へ氷が増えたかどうかを確認し、
水タンクの水位にマジックで印を付けていたそうだ。
翌朝見てみると、
製氷室の中は氷で満杯になっていて、明らかに氷が作られていることがわかった。
そして水タンクの水位もマジックの印よりも明らかに減っている。
「すごい!直った!感動!」
両親は大喜びで、その後、友達にも自慢しまくっていた。
危うく買い直したら10万くらいの出費だったところを
掃除しただけで直ったのだから、そりゃ良かっただろう。
私が帰ったのは、たまたま実家の近くでゴルフの予定が急に入ったので
ついでに泊まらせてもらおうと、思いつきのように帰っただけなのだけど。
本当にナイスタイミングで帰ったものだ。
コメント