本日のメインイベント予定は「温泉」である。
台北からMRTという東京メトロ的な電車に乗って
20分ほどで温泉に行くことができるのだ。
まずは最寄りの駅まで歩いて行く。
いつの間にかウロウロ歩きまわっていたようで、
西門を通り越して台北車站まで来ていた。
駅の窓口でMRTの乗り放題切符を購入。
48時間で280元(約1288円)。
高いのか安いのかお得なのか?は微妙なところながらも
いちいち切符を買わずに済むのは便利なので、まあいいかなというところ。
上手く通じなかったので、持っていたガイドブックを見せて買った。
ちょうど台北車站から一本で北投駅まで行くことができ、
そこから乗り換えて1駅だけちょこっと行ったところが温泉がある新北投駅だ。
新北投まで向かう電車は、大きな額縁のような物が設置してあったり、
くまもんのようなキャラが立っていたりした。
当初は水着で入れる温泉に行くつもりだったのだが、
出発前日に私がネットで色々調べていたところ、
温泉に入る時に持っている水着をチェックされるらしく
その水着審査(?)がとても厳しいという口コミが多数見られた。
ポケットが付いている水着は駄目だの、
生地を触られて「これは水着ではない」と言われて駄目だっただの。
かといってどういうものなら良くて何がセーフかも曖昧のようで、
確実にパスするには競泳用やスクール水着など
「ザ・水着」ぽい水着でないといけないようなのだった。
皆に連絡したところ、そんな水着持ってないし、、ということで、
急遽、水着を持っていくのはやめたのだった。
でも水着を着ないで入れる温泉もあるようなのだが
どこがそうなのかわからないので、
駅の観光協会ぽいところに入って聞いてみた。
受け付けのお姉さんは、携帯ぽい機械の翻訳機能を使って、
どの道を行くとその左側に水着を着ないで入れる温泉は
たくさんあるということを教えてくれた。
駅を出るとすぐ、神社の手水のような感じで、
足湯ならぬ手湯(?)があったので、手を入れてみる。
「アチッ!」を声が出てしまうほど意外に熱かったのだけど
さっぱりして気持ち良かった。
この道を真っすぐ行くと右手に温泉がたくさんあると言っていたのだが
温泉宿らしき建物ばかりなので、宿の中にある温泉のことを言っていたのかもしれない。
そしてそこで日帰り温泉があるのかどうかは、全くわからないままだった。
しばらく歩くと「瀧乃湯温泉」に到着。
ここは調べていて水着無しで入れる温泉として知っていたところだ。
150元(約700円)。
男女別の入り口前で「40分後くらい」と言って別れて入ったものの、
お湯がめっちゃ熱くてそんなに長く入っていることはできなかった。
浴槽は二つに分かれていて、熱い方は46度もある。
熱くない方は42度くらいでこちらはまあまあ入っていられるけど、
浴槽がとても狭いのだった。
なぜか観光客はほとんどおらず、
地元の顔見知り同士のおばちゃんがほとんどで
話しながら長居しているという、日本の銭湯と同じような光景であった。
こんなに観光地ぽいところだし値段も観光地価格だと思うのだけど
どうしてこんなに地元のおばさんだらけなのか不思議。
頑張ったけど、40分なんてとても入っていることはできず、
15分くらい入って外に出たら、やはりおじさん2人もすでに外に出て涼んでいた。
それにしても台湾は沖縄の南端と同じくらいの緯度だけあって暑い!
この暑い中であの暑い温泉に入るというのも暑すぎる。
S尾さんがコンビニに行って缶ビールを買ってきてくれたので
それを飲んで乾いた喉を潤した。
台湾の住宅のは不思議な作りだ。
転落防止的な鉄格子の柵がついているのだけど
柵というより檻という感じで全体が囲まれているタイプが多い。
そしてその形は統一されておらず、
部屋によってそれぞれ個性的なデザインなのも面白い。
そういえばこの先に地獄谷があったのだけど
そこまで行かないうちに引き返して
駅に戻って再び電車に乗る。
コメント