熱熱炒を満喫した後、西門まで戻ってきた。
ところで私は台湾来たらやりたかったことの一つに、
「阿宗麺線を食べる」ということがあった。
というのも、以前台湾に来た時に
友人に連れていってもらった市林夜市で食べた麺線が
非常に美味しくて感動したからだ。
その時のブログにはこう書いていた。
「何かめずらしいものを」
と言ったら友人が連れていってくれた店の
素麺みたいな細い麺の入ったダシ入りスープ。
このスープが、濃厚なカツオ味のダシがみっちりと出ていて、
とてつもなくうまい!
思い出しても今すぐにでも食べたいと思うほど、
めちゃくちゃ美味しかった。
どうやったらあんなダシが出るのだろう。
次回台湾に行ったら、絶対も一度食べよう。
いや、もう10度くらい食べたい。超お気に入り。
もう10年以上前なので味もすっかり忘れてしまっていたのだが
改めて自分で書いたこの文章を読んで、
そんなに言うなら、絶対に食べなくてはいけないと思った。
写真に写っていたお椀のデザインから
「阿宗麺線」という有名なお店だということがわかったのだが、
残念ながら昨日の市林夜市ではこの時の阿宗麺線の店を見つけることができず
他の店の麺線を食べたのだが、それほど感動的な美味しさというほどでもなくて
それは店のせいなのかどうなのか?は不明なまま。
しかしその「阿宗麺線」はなんと西門駅に本店があるらしい。
ということで、今こそ行ってみるべきだ!と、地図を見ながらお店を探した。
あったー!「阿宗麺線」!
人気店らしく、行列ができている。
種類は無くて、大か小の2択のみ。
小を二つ購入した。
65元×2個で130元(約600円)。
麺なのになぜかれんげで食べるので食べずらい
というのも、思い出の通りだった。
やたらと「感動するほど美味しい!」と言いまくって期待値を上げていたせいか、
そこまでか・・?と思うところはあったけど。
だけれどもやっぱり、カツオダシが効いていて美味しかった。
まあともかく十数年ぶりの思いが果たせて良かった。
HISから幸福堂の黒糖タピオカミルクティーの券をもらっていたので、
ちょうど近くにいることだし、今こそ使ってみることにする。
幸福堂も有名店らしく、行列になっていた。
タピオカは店頭で手作りされている。
仕上げに恐竜の口から出て来る炎で
上に乗せた黒糖を炙っていた。
けっこう大きいサイズだけど
お腹いっぱいの今にはキツイサイズだった。
タピオカはさすが手作りらしく
モチモチしてお餅のような歯ごたえで美味しい。
のであるが、ストローで吸い出すのに力が必要で疲れる。
そしてタピオカが大量過ぎてなかなか減らない。
食後のデザートとして飲むには多すぎるな。
飲みながら歩いてホテルに到着するまでに完食はできかった・・。
旅行前から腰が痛い相方は、
「マッサージに行きたい」とずっと言っていた。
明日はいよいよ早朝から行こうと決意したそうで。
何度か通りかかっていた、アコーディオンをひくおじさんの看板のこの店を覗いてみると
ちょうど24時間営業とのことだった。
予約をしようと入ってみたら、すぐにやるのと勘違いされて
いまいち伝わらなかったし予約も必要なさそうだったので、
明日の早朝にS尾さんと一緒に行くことを約束していた。
ホテルに戻る前に隣のカルフールを覗いて、
ビールを買っていく。
そして、あの厚揚げのようなものがないか探してみると、
それっぽいものを発見した。
けっこうかさばるのだけど、2袋購入していった。嬉しい。
そして私が台湾でやりたかったことでもう一つ、
「滷味(ルーウェイ)を食べる」ということがあった。
今回来る前に参考として読んでいた台湾の旅行記的な本の中で、
滷味について書かれていて、興味を持っていたのだった。
その味は香辛料の効いた台湾的な味らしく、
店先に並んだ様々な具材の中から好きな具を選んで渡すと、
それを煮込んでくれるという、ちょっとオーダーが難しそうなものでもある。
台湾おでんと言われることもあるようだ。
しかしこの滷味、知ってる人は知っている有名な物らしいのだけど
なぜかガイドブックでは全く触れられていないのだ。なぜだ。
一般観光客向けではなくてマニアックな人向けなのだろうか。
ともかく何よりもこの滷味を買ってみたい!と思い続けていたので、
この夜が最後のチャンスだ!と、ホテルの目の前にあった滷味のお店で
つまみとしてテイクアウトで買って行くことにした。
店頭の具材の並んでいるショーケースの蓋を開けて、
具材を選んでザルに入れていく。
あの厚揚げっぽいものもあった。
そして選んだ具材を入れたザルをお兄さんに渡すと、
それを細かく切って、滷味液?に入れてしばらく煮込み始めた。
できあがるのを待つ間、フラフラしていると、
隣にコインランドリーがあったことに気が付いた。
出来上がった滷味はやはりビニール袋に入れて渡された。
「カップも要る?」と聞かれたのでもちろんつけてもらった。
料金は168元(約780円)。
思ったより安い感じはしないな。
こちらがその滷味。
選んだ具材にもよるけど、練り物っぽいものばかり選んでしまったせいか
どれを食べても味が同じような感じになってしまった。
でもそれほど味が濃いわけではないので、飽きる感じではないのだけれども。
しかし、ここより美味しい滷味のお店はあるような気がするので
美味しい滷味の店で食べてみたいな、とは思った感じの味。
後で調べたら、西門に有名な滷味の店があったので、
そこで買ってみればよかったなとちょっと後悔。
まあしかしとりあえず滷味を買って食べるというミッションはクリアしたので
満足だ。
部屋のテレビはネット接続のテレビなのだが
ネット環境が弱いのか、映らなくなってしまったので
ガイドブックを読んで予習復習しながら
滷味をつまみつつビールを飲んで最後の夜を〆た。
今日は昨日より更に多く24,000歩も歩いていたけど、
やはりなぜか不思議と疲れはほとんど感じていないのであった。
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