朝はまだ雨が降っていた。
でも、今日は午後くらいから晴れるだろうから、
ともかく今夜はキャンプをしよう、と
宿の車でキャンプ場まで送ってもらう。
新島ではいつも港の近くの砂浜にダマテン(無断で黙ってテントを張ること)
していたので、キャンプ場に来るのは初めてだけど、
かなり広いキャンプ場で、見晴らしも良くてなかなか良い。
それにしても外人が多いのは何故なのだろうか。
見晴らしの良い、上の方の木の下に
集合住宅のようにテントを並べて設営する。
うーん、ちょっとまだ曇り空。
まだまだ雨が降っているので、朝ご飯をテントの中で食べる。
パンに具を適当にはさんで食べる。適当な食事。
コーヒーを飲みたかったけど、雨の中水を汲みに出るのが面倒なので
ペットボトルのお茶で我慢。
食べたら雨がやむまで各自テントの中で休憩。
私は手書き絵日記を書き進めました。
こーゆう時間は日記を書くのに使えるので、案外重宝する。
いやー、しかし何気なく持ってきたこのパンフレットマップが無かったら
あの人気の無い見知らぬ港から脱出できたのだろうか?
こんなに活躍するとは思わなかった、命の恩人のパンフレットである。
日記を書き終わったら少し寝て、そして12時頃外を見ると、やっと太陽が出てきた。
やったー!
ということで、水着を持ってパルテノン温泉へ向かう。
海はまだ寒そうだけど、、、入れたら入りたい。
昨日のタクシー会社に電話して、迎えに来てもらい、街まで出る。
「よこた交通」さんにはこの旅で何度もお世話になった。
それにしても私は、お金が無いのだ。
通常キャンプってそんなにお金使わないので、
例年のかんじでお金を持ってきたのだけど、
いきなり遠い港に着いてタクシー代は2,300円もかかるし、
いきなり宿に泊まることになり、宿代は5,500円かかるし、
船も行きがジェット船だったので客船よりも高かったし、
思えばもろもろ予想外の出費がかさんでいたのだ。
で、思ったよりもお金が無い。
そして街中のATMでおろそうとしたら、空いてないし。。。
ということで、足りないお金は同行の友人に借金しました。
街といってもけっこうさびれてるんですけどね。
でもサーファーとかも多いので
おしゃれ風なデザインも見受けられる。
本屋さん。
やたらと低いアンテナ。
こんなに低くて何か受信できるのでしょうか。
家の扉に張ってあった張り紙。石が落ちてくるそうです。。
私はチャーハンとビール。これはまあまあだったのだけど、
他の人が頼んだカレーとマーボ丼は、いかにもレトルト!ってかんじだったそうだ。
モヤイが立ち並ぶ道を歩いてパルテノン温泉に向かう。
さて、何故新島にモヤイなのか、というと、
この新島で採れる「コーガ石」という石であるが、
このコーガ石が採れるのは、ここ新島とイタリアのリパリ島だけなのである!
そしてこのコーガ石は削りやすいので、モヤイつくりにも最適なのだ。
私も昔、新島から小さいコーガ石を持ち帰って、
家で小さいモヤイを彫って作ったのだけど、
なんか適当な道具で削ったのだけど、けっこううまいこと作れるのだ。
コーガ石は、けっこう海辺のその辺に落っこちている。
今回も持ち帰ってきた。
顔だらけ
新島港の近くにそびえるパルテノン宮殿風の温泉。
24時間入れて、しかも無料!というすばらしい温泉。
この近くにテントを張ると、ほんと、海に入った後や飲んだ後にも
適当に入りに行くことができて、すばらしい温泉なのだ。
今回上の宮殿には残念ながらお湯が入っていなくて、
下の温泉で暖まる。
けっこう人がいっぱいいたなあ。
海にかもめがいっぱい。
海の中の魚を獲って食べているのです。
よくうまいこと獲れるなあ。
朝市とこいのぼり。
温泉に入ったらまた歩いて街まで行って、買出しをして
いつものタクシーを呼んでキャンプ場まで戻る。
キャンプ場に戻って夕食。
落ちていた鉄格子がいい具合にテーブルになる。
安定感も良く、熱いものを置いても大丈夫な素晴らしいテーブル。
そしてちょっとお洒落でもある。
ベーコンを丸々焼く。
今夜はビールと、ワインを赤、白、
あと昨日残っていた日本酒を飲んで
シメになぜかコーヒーをいれて飲んで寝る。健全だー。
しっかし、今日は何にもしなかったなあー。
でも昔から、新島に来ると何故かあまり何もしないで過ごすことが多い。
いいんだけどねー、そーゆうのも。
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