釣り専用車の軽のワンボックスカー。
ポリタン、ハンドソープ、タオル、トレ―が500円の
「「釣り師セット」というのをオプションで付けていたのに
なぜか定価の2日間10,000円でOKだった。
しかしこの車、車検を7月に通したばかりのはずなのに
窓は開いたり開かなくなったりするし、
走る時にキーキー音が鳴ったりするし、
という不安なかんじの車。
しかもマニュアルだし。
とはいえどこのレンタカー屋も満車の中、
Kガイさんが見つけ出した穴場のレンタカー屋でもあるのだ。
この車に乗って、まずはキャンプ場に向かう。
キャンプ場には意外と先約が何組かいた。
前回張った辺りの場所には先約がいたので、
違う場所にとりあえずテントを張って、
テーブルをキープ。
テントを張ったら、相方がテントの中で寝てしまった。
まあ、船で2時間くらいしか寝てないしな。。
と思いつつ、なぜかそんなに眠くない。
釣りのエサになるカニを取りに行こう!
と、Kガイさん親子とトウシキ海岸へ歩いていった。
海岸の向こうの岩場で釣りをしている人がいた。
人はまだ泳いでいない。
まあ、まだ朝の7時くらいだし。
それにしても水がものすごく綺麗!
底の方まで見える。
そして魚も水の上から見える。
泳ぐにはまだちょっと寒そうなので、
カニ取りに専念。
Kガイさんは6匹くらいつかまえていた。
ペットボトルに入れておいて、釣りの餌用に持っていく。
後でなんと、このカニで釣れたそうだ。
完全な自給自足だ。
さて、釣りをしに移動する。
大島公園方面から回っていって、
途中で筆島を眺めていった。
釣りは泉津でやりたい!と言っていたのだけど、
泉津の堤防はなんと3月まで工事中だそうで、
入ることができなくなっていた。
いきなり相方にベラがかかる。
続いてAくんもアジっぽいものを釣り上げた。
そして入れ食いのように相方とAくんにバンバンかかっていく。
メジナと思ったけど、
鱗が大きいのと尾の形が違うので
スズメダイかも。
イサキだ!
これは刺し身にしよう。
初めて見る。
お魚図鑑によると「イスズミ」のようす。
こんなにみんな釣れているのに、
なぜか私は全然釣れない。
かろうじて3匹かかったのは全て猛毒のキタマクラのみ。
食べられないのでリリースした。
そして途中で釣竿の先っぽが折れてしまった。
ああもうこんな時はダメだー。
でも折れたけどそのままなんとか釣り続けた。
今回の食料!
大漁だけどちょっと小さ目ばかりだ。
今回はカワハギが釣れなかったのが残念だなあ。
せっかく天ぷらにしようと油も持ってきたのに。
これは近くで釣っていたおじさん達が釣り上げた
カンパチ。
こんな大きいカンパチが堤防から釣れるんだ!
仕掛けとかも違うので釣れないけど
可能性としての夢はふくらむ。
最後の頃に、相方が大きいハコフグぽいものを釣った。
でも重くて引き揚げられなくて、
無理やり引っ張ったら針が抜けて、
腕に針が突き刺さったらしい。
ぎゃー。
でも痛くはないらしい。
針のかえしのせいで、どう引っ張っても抜ける様子もないので、
病院に行くことにした。
港で聞いてみると、元町の医療センターがやってるらしい。
お昼も食べずにずーっと釣りをしていて
気づくと14時くらいになっていた。
岡田港のお土産屋さんでビールを買って飲んで、
とりあえず元町へ移動。
医療センターはけっこう綺麗だった。
一応休みだけど救急用に一部開けてるかんじ。
治療を受ける相方を残して、
その間我らは買い物へ行った。
大島で一番大きなスーパー「ベニヤ」へ行ってみた。
主な食材は釣った魚なので、野菜と氷程度しか買わなかったけど。
あと、おなかが空いてきたので一時しのぎのお菓子などを買う。
ベニヤは意外にも酒のラインナップが良くなかったので
酒屋に買いにいった。
あとはお魚市場に行ってトコブシを買おうとしたけど、
9月と10月は禁漁なのだそうで、トコブシは売っていなかった。
禁漁期間の表。
今度はこれを覚えていこう。
なのでサザエを買うことにした。
サザエ大:キロ1800円
サザエ小:キロ1600円
と書いてあった。
水槽にいたサザエを指して、お店のおばさんに
「このサザエは小?」と聞いたら「大」だと言っていたのだけど、
4つください、とお願いしたら
「まあ、小さめなのは小でいいわね」と言って
4つ選んで「小」の値段で計算してくれた。
ここはいつもこんなかんじでサービスが良いのだ。
あとトコブシの煮つけパックを一袋買った。
それで合計1600円くらい。
買い物が終了したら医療センターに相方を迎えに。
ちょうど治療中のようで、
静かな院内なので、声が聞こえた。
「・・・抜けないので、切りますね」
とお医者さんが言っていた。
そんなわけで、麻酔をかけて、切って出したそうです。
ひー。
でも麻酔をかけたので痛くはなかったそうだ。
保険証を持ってきていなかったので5000円くらい払っていた。
今後は旅行の時には保険証も忘れずに、というのは教訓だ。
再びキャンプ場に。
前回の場所にいた人が帰ったのか空いていたので、
場所を移動させる。
この場所は広々として眺めもいいので気持が良いのだ。
が、今日は風が強かったので、
モノがすぐ飛んでしまうし、寒いし、
ロウソクの火もすぐ消えちゃうし、
なので、ちょっと大変だった。
最初に張った辺りの場所は風も無かったので、
風のある日は場所を考えた方がいいかもしれない。
大島の焼酎「御神火」は足りなかったらどうしよう、、
と2本買ったけど、結局1本は飲まなかった。
玉葱は意外と役に立った。
ソーセージは持参したもの。
すぐに食べられるソーセージは優秀。
でもやっぱりシャウエッセンを持ってきても良かったな、
と使い勝手的に思う。具になるし。
釣ったお魚。
カゴカキダイは黄色くて熱帯魚ぽい見た目とうらはらに
かなり美味しいのだ。
素揚げにしてみた。
美味しいけど身がぽろぽろしすぎるので
粉をつけて揚げた方がいいのかも。
イサキの刺身。
うまい!
しかし小さいので刺身分を切り出すのは大変だったようだが
職人Kガイさんががんばって骨のギリギリのところで
さばいてくれた。
メジナなどは、特製のべっこう用醤油に漬けて
ご飯に乗せて「べっこう丼」に。
ご飯は、アルミのはんごう釜で炊いたのだけど
美味しくできあがった。
キャンプで炊くご飯って、火加減適当なのに
いつもすごく美味しくできるのだが、
もしかして強火がポイントなのだろうか?
べっこう丼用の魚が少ないので、
ご飯の残りはパックで持ってきた「バラ焼き」で牛丼に。
魚ばかり食べている中の肉はバランスとしてなかなか良いかんじ。
あとの魚は炭火焼き。
豆腐と明日葉をお椀に入れて
その上からあら汁を注いだもの。
明日葉がいいアクセントになっている。
美味しい。
明日葉は天ぷらにしようとしたのだが、
油を火にかけすぎて高温になっていたのか、
明日葉を入れた瞬間にぶわーっと油がはねた。
そして手を火傷した。。
そして明日葉はてんぷら風にはならず、
油がギトギトした炒めものみたいになってしまった。
美味しいは美味しいけど油分が多すぎる。
サザエを炭火焼きに。
大きなサザエはイキが良いせいなのか、
粘着力がものすごく強力で、
抜こうとしても戻る力がハンパなくて
取り出すのが大変だった。
なんとか取り出して食べた。
肝を炭火で焼いたらとても美味しかった。
明日葉の天ぷら、、というか油まみれ炒めは、
エリンギを足して島唐辛子を入れて炒めてみたら
けっこういける。
エリンギがまるでシイタケのように味わいが深くなっている。
少し食べたところでここに引き続きセロリを入れて炒めてみたら、
中華料理みたいでまた美味しい。
どんどん継ぎ足し、継ぎ足しで、セロリ一本使いきってしまった。
この継ぎ足し料理は夜の最後のおつまみとして活躍した。
写真の後方に写っている鏡餅みたいなものは、
汁もの用にスーパーで買ったプラスチックのお椀が
風で飛んでしまうので、重しに玉葱やカボスを乗せているもので、
何かのおまじないではありません。
焼酎を一本飲みきらないくらいだったけど
10時前くらいに寝た。
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