大久保浜キャンプ場に到着。
バス停からちょっと遠いけど頑張って歩いてきた。
キャンプ場は
海の目の前でなかなか良いロケーションだ。
キャンプ場にはすでに数組、先約がいた。
なんとなく各自良さげなところに設営。
朝ご飯は各自持ってきたものを適当に食べる。
ご飯を食べたら早速釣りに出かけた。
キャンプ場から歩いて行ける大久保港へ。
そこの端っこ辺りで釣ってみる。
何故だか私が一番ばんばん釣れる。
前回の大島の運の無さがここで回復してきたのか?
というかんじに、次々と釣れる。
10匹以上釣れたかも。
ただしあまり大きくはなくて小物。
カゴカキダイがたくさん釣れた。
しかし数は多いけど、大きさ的には大島で釣ったのよりも小さな印象だ。
この日ボウズのまま飽きてしまったS尾さんは、
海に飛び込んで、向こうの堤防まで泳いで行った。
暑いので気持ちよさそうではあるけど
ちょっと怖くて勇気が出なかった。
この後、相方も続いて飛び込んだが
お腹からばしゃーんと水に当っ痛そうだった。
向こうの堤防では潜っている人たちがいて、
S尾さんは何やら話し込んで仲良くなったようで、
後で大きな魚を3匹もらってきた。
今回、このS尾さんの交渉力がいろんなところで
役に立つのであった。
12時の鐘が鳴ったところで今日の釣りは終了した。
針が切れて1本針になってしまったけど、
最後にメジナを釣ることができた。
小さいけど。。
大漁。
でも小さくて、捌くのがものすごーく大変だった。
その割に数が多いので、もう途中で嫌になってしまい、
「もう内臓だけ取って塩焼き!」
という気分に。
明日から小さい魚はリリースしよう、
と心に決めた。
キャンプ場に戻って、火を起こして、
釣った魚でお昼ご飯の用意。
焼き物をしていると、
屋根付きのテーブルに場所を取っていた女の人が
歩いてきて話しかけてきた。
髪形が独特で何と形容していいのか難しいけど
パーマヘアが上にも下にも伸びているかんじ。
そして迷彩柄のワンピースを着ているのだが
顔のかんじとか声のかんじからすると50歳くらい?
というかんじだけどよくわからない。
その人のルックスの衝撃で
何と言われたのか忘れてしまったのだけれども、
確か我らが焼いていたモノに対するコメントだったと思うのだが。
でもなぜか一同、上手く返答することができず、
適当に愛想笑いで返したのみだったのだけれども。
後になってみれば、ちゃんと話をして仲良くなって色々聞いておくべきだった
というのが心残りになるのである。
その女の人が去って行ったあと、
各自が何か言いたげな雰囲気でしばし静まっていた中、
相方が言った一言。
「すごい髪形だな。ジョン・ランボーか。」
それがまさにその人を言い当てている!
という絶妙な例えで、
その後のキャンプ中、その女の人、通称「ランボー」は
我らグループの一番の話題の中心となったのでした。
小さ目の魚はアラ汁に。
しかし魚の量が多すぎて汁が少ないので
後でダッチオーブンに移し替えた。
S尾さんはビールやらエアーマットやらを持ってきてなお、
ダッチオーブンまでも持って来ているのである。脱帽。
小さいベラとアジは我らが釣ったもの。
そして大きい3匹はもらったお魚。
もらった魚はブダイとタカノハダイ。
二つとも鱗が硬くて、捌いていたSカさんは
ものすごく苦労していた様子。
魚を捌くのにけっこう時間がかかったので
2時半くらいにようやくお昼ご飯となった。
メジナなど身がそこそこ取れそうな魚は
刺し身に捌いて、べっこう丼にした。
食後、再び先ほどの堤防に泳ぎに行った。
潜ってみたけど、魚はそんなに多くはない。
よくさっき釣れたな、という程度にしかいない。
さっきもらったタカノハダイは、泳いでいるのを見かけた。
夕暮れ。
空が綺麗。
お店は坂を上った徒歩10分くらいのところにあるのだけど
炭を売っていないらしい。
魚をさばいている間に他の人たちが
もっと遠くの炭を売っている店まで買いに行ったが
歩いて片道30分くらいかかったのが大変だったようで、
帰りは交渉の末、お店の車で送ってきてもらっていた。
その他、キャンプ場の奥の方に一人でバイクに乗って来ていた、三宅に先輩のいる魚突きに来ていた好青年には薪をもらったし、
今回のキャンプはかなりいろんな人に助けられたのであった。
三宅島の海岸は
横にぱーっと広いところが多い。
なんだか海が大きいなあ、という印象。
夜は星がたくさん出ていたので
海岸に寝そべって空を見ると
すごくきれいだった。
ペットボトル利用のキャンドルを
テーブルに並べて素敵な夕食を演出。
夜はなんだかカレーが食べたい!
と言う声が多かったのを反映して、カレーにした。
これがけっこう正解で、
この後何度も残りを使いまわして
有効利用することができたのでした。
カレーって便利だなあ、と改めて思った。
カレーの具は、玉葱とアメリカ産豚肉のみ。
でも美味い。
三宅島にはその辺に明日葉がたくさん生えていたので、
摘んできたものを炒めて食べた。
「明日葉かもしれない炒め」
本当に明日葉か?とみんな疑問を持つのだけど
でも明日葉だと思うんだけどなあ。
ちょっと育ち過ぎてるのかもしれない。
今度はもう少し新芽に近いのを捕ってくることにしよう。
ところでN雲さんはなんとワインを宅急便で注文しておいてくれていた。
全員遊びに行ってしまっている間に
「不在票」と書かれた手書きの紙が
キャンプ場に貼られていた。
改めて配達してもらってワイン10本が手に入った。
重いからワインはなるべく早めから空けていくことにしよう、
なんて言っていたけど、
今日のうちに7本が空いてしまった。。
そんなワインで酔っぱらいながら盛り上がっていたのが
話の流れで、会社にいる格好良くて欠点が何も無いのに
唯一いつも鼻毛が出ているという人の話になり。
そこから
「ワキガと、鼻毛と、ハゲだったら、鼻毛だよねえ!」
ということを大声で言っていたら、
隣のテントに男7人で来ている集団が
「鼻毛だよね」に同意してきたので、
そこで交流が生まれた。
レンタカーを2台借りているこの集団と仲良くなったことが、
車の無い我らにかなり役に立つことになるのであった。
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