船が着いた錆ヶ浜港から送迎の車に乗って20分ほどで
坪田地区にあるコスモレンタカーに到着。
そこで車を借りていく。
釣り用車を予約したのだが、
乗った車には「釣り禁止車」と書かれていた。どっちなんだ。
まあ釣りしつつ気を付けるけど。
レンタカー屋から更に車で30分ほどでキャンプ場のある大久保浜に到着。
ようやく空が明るくなってきた。
テントを張って、屋根付きのテーブルの場所を一つ確保。
ターフ持ってきたけど、これなら不要だったな。
早速釣りに出かける。
今日は坪田漁港の堤防で釣ってみることにする。
堤防近くにテトラポットがあるので
ブラクリの仕掛けで釣ってみると、ツンツンとアタリはある。
でもつついてるけどなかなかガブっと食いついてこないな。
しばらく堤防の間を探っていると、ついに釣れた!
でも小さい!
大人になっても小魚なテンジクダイ科のオオスジイシモチだ。
食べて不味くはないけどとっても小さいのでリリース。
ちょっと目を離しているうちに
冷凍して持ってきていたアサリを
袋ごとカラスに取られてしまった。
あっ、と気が付くとカラスは袋を加えて高い堤防の上から
こちらをバカにしたように見下ろしている。
くそー!
そのうち仲間が集まってきてみんなでアサリをつついていた。
ああ、、まだ少ししか使っていないのでたくさん残っていたのに・・。
そしてカラスたちは、
お昼用に買ってきていた島海苔弁当もつつきやがっていて、
はじっこだけつつかれたな、と思ったら
ちょうど上に乗っているおかずだけ取っていっていたのだ。
おかげでおかず無しの海苔だけ弁当になってしまった。
オキアミもつつかれたり、釣り具も荒らされたり、
今日はカラスの被害がひどかった。
カラス対策を何とかしないとなあ。
あのCDでキラキラさせるのとかって効くんでしょうか。
最後に残っていたアサリでアカハタが釣れた。
小さ目サイズだったのでリリースしたけど、
後になってみれば、これは確保しておくべきだった。
相方はこの後釣ったアカハタを餌にしていくつか魚を釣っていたし、
そして私はこの後、35センチくらいの大きなアカハタを釣ったので
確保して干物にして持ち帰ったのだが、非常に美味しかったのだ。
アカハタは実はけっこう高級魚のようだ。
なんと相方がついに念願の大きいメジナを釣った!
なんとか約30センチ(正確に見ると29センチか?)。
このサイズを待っていた。
随分ずんぐりしているので、尾長でも口太でもなく「オキナメジナ」のようだ。
これは当然確保して、今夜のメインディッシュにする。
これを機に相方はすっかりメジナ釣り名人と化し、
その後は小さ目が多かったものの、ばんばんメジナを釣っていた。
メジナの他にたまにベラが釣れる。
大き目で鱗がぶにょぶにょしていてブダイの感触に似ていたので
ブダイかな?と思ったけど、これはやっぱりベラですね。
今回狙っていたブダイは結局釣れなかったのでした。
やや大き目のメジナは確保しておいた。干物にしようと思う。
針を飲んでしまったメジナの針を外しながら気が付いたのだが、
前に三宅島で釣ったブダイの口の中にいた虫が、
なんとメジナの口の中にもいたのだ!
メジナの口に合った小さなサイズだけど、
こっちを向いて白い虫が入っていた。
2匹目撃したけど、たまたま針を飲んでいたから気づいただけで
もっと高確率で入っていたのかもしれない。
いやあ。ブダイだけじゃなかったのか。
というか三宅の魚によく入っている虫だったりして。
相方がハリセンボンを釣った。
けっこうウロウロと近づいてはきていたのだけど
好奇心旺盛なのか、ぱくっと餌を食ってきたようだ。
シマシマのおじさんのように膨らまそうと思ったけど、
上手くできなかった。
食べられるらしいんだけど、難しそうなのでリリース。
そしてその後、相方はもう一度ハリセンボンを釣ってしまっていたのでした。
相方は今日はおもしろ魚ヅイているのか、
この後ウツボが釣れていた。
ウツボは針にぐにぐにょと巻きついていて
どうやって外すべきか、、と釣り上げながら迷っているうちに
糸が切れて落ちていった。
釣り上げて見てみたかったけど。
そしてウツボは実は美味しいのだ。
イシダイの子供が釣れた-。
ちょうど2匹釣れた。
これは焼いて食べようかな。
おもしろ魚ヅイている相方が今度はエイを釣り上げた。
図鑑によると「イズヒメエイ」ってやつかな。
どうやらアカエイは美味しいらしく色々な料理法があるようだ。
顔がかわいい。。
でもエイは尻尾に刺されると危ないので糸を切ってリリース。
ホントに今日は変な物をよく釣ってるなあ。。
そして相方がムロアジを一匹釣ったので
もしかしてアジが回遊してきたか?!
とサビキに変更してみたのだけれども
どうやら一匹たまたま釣れただけのようで回遊してきている様子はなく
結局一匹しか釣れなかった。
でも丸丸としていて大きい。
15時半くらいまで坪田漁港で釣りをして、
いまいち釣れなくなってきたところで錆ヶ浜に移動する。
港の前のスーパー土屋食品で今晩の食料と酒を調達して、
ホテル海楽で氷と明日のコマセを購入。
土屋食品では炭を売っていなかったので、
炭を売っているという店を教えてもらって、200mほど離れた店に行ってみると
確かに売っていたのだが、高そうで大きな袋にたくさん入った炭で、
値段を聞いてみると「2800円」だという。高っ!
一泊だけのための炭にしては高いし多いのだけど
無いと食事が作れないので購入することにした。
錆ヶ浜の堤防に行ってみると、
シマシマのおじさんがいて釣りをしている女の人に指導していた!
相変わらずシマシマのおじさん健在である。
今日は上着を着ていたのでシマシマの服じゃなかったけど。
少しだけ糸を垂れてみるけど、あんまりアタリが無い。
相方がイスズミを一匹釣った。
イスズミって釣ると糞するしとりたてて美味しいわけでもなさそうなのでリリースした。
5時過ぎると真っ暗になってくるので早々に今日の釣りは終了。
港の近くの温泉「ふるさとの湯」に行ってみる。
前回のキャンプではお風呂に入っていないので初めてだけど
なかなか良い温泉だった。
お肌がスベスベになったかも。
キャンプ場に戻って夕飯の支度。
今日確保してきたお魚たち。
大きなメジナは刺し身状に切ってべっこう漬けに。
小さなメジナは干物に。
大きなアカハタも干物に。
イシダイはそのまま焼く。
ムロアジはオリーブオイルとニンニクでアヒージョに。
ベラ二匹は結局最終的に海に帰してしまった。
大き目のものだけにすると身がけっこうちゃんと取れるので
捌くのにも良いな。
ムロアジの「アジージョ」は
意外とアジに油分がないかんじ。
あんなに丸く太っているのに。季節じゃないんでしょうか?。
焼いたイシダイは味があって美味しい。
カゴカキダイもそうだけど、縞々の魚って意外と見た目よりも美味しいのだ。
「おやじ丼」用に買った長芋の余りは
切ってそのまま焼く。シャリシャリして美味しい。
テーブル席が確保できるのはやっぱり快適。
そして新たに買った焚火台が卓上で使用するのにちょうど良くて、買って正解だった。
高かった炭はなかなか質の良い炭で、じっくりとした良い火の付き方。
良い炭なので持ち帰ろうと思うが残る量も多いな・・・。
メジナのべっこうで作った「おやじ丼」。
大島の民宿「椿山」で出てきたこのレシピをすっかり真似しまくっている。
べっこう+山芋+オクラのこの組合せが素晴らしい。
オクラはスーパーでちょうどお惣菜で輪切りのお浸しみたいなのが売っていた。
他のキャンパーたちは8時過ぎくらいにみんなすっかり寝てしまっていたのだが
開始の遅れた我々はそれよりもちょっと遅めまで起きていて22時頃に寝た。
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