現地で血抜きをして、氷でしっかり冷やしてきた。
アイゴは釣ってきた時よりも黒っぽくなっていた。
毒があるというトゲは現地で切り落としてきたけど、
まだちょっと残っていたので、残らず切り落とした。
サクにした状態。
上がボラで、下がアイゴ。
ボラは臭いとか言われていたので覚悟していたのだが、
内臓を出してしまったら意外にも身は綺麗な白身であった。
右上のは珍味と言われるボラの「へそ」。
へそといっても喉にある、泥を浄化するための器官。
しかしホントにへそみたいだ。
アイゴも、見た目のグロさにも関わらず、
捌いてみるとかなーり綺麗な白身。
カワハギに似てる、つるつるとしたかんじの身。
鱗も無かった。
ボラを切ってみた。
クセがありそうなので、ヅケにするつもりだったけど
なんだかかなり美味しそうなので、
ワサビ醤油につけて一切れ食べてみたら、
これが思いの他、全くクセが無い。
いや、クセが無いどころか、かなり美味しい!
上質な白身というかんじ。
クセは無いけど、旨みがある。
うーん。捨てようとしていたけど、
男の子の言う通り、持ち帰ってきて良かった。
今後もボラを釣ったら持って帰ろうと思う美味しさ。
というか、積極的に釣っても良いのではないかというほど。
さて、アイゴの方はというと、
これまた更に透き通るような白さで
味も澄みきるような爽やかな味。
高級魚の刺身と言って出されたら
そうかー、と思うような味だ。
私の切り方のせいか、どうしても細長くなってしまうのだが・・。
これまで、刺身の美味しさって、切る技なのかと思っていたけど、
そうでもないのかもしれない。
こんな適当な切り方でも、かなり美味しい!
これはもう日本酒だ!
と、いただき物の日本酒を空けて飲み始めてしまった。
下手な刺身を食べるよりも格段に美味しい。
贅沢だ。
何でも試してみないとわからないものだ。
釣った魚は今後、まずは一日置いて刺身で食べてみるべきだ、と思った。
先入観だけで「これは美味い」「これは不味い」とか言ってるのは、
本当の味がわからないんだなあー。
と、今までの自分を反省。
飲みモードになってしまったので
引き続きのつまみは、式根島のタタキを揚げたもの。
これも良いつまみになるんだなー。
これはビールに合う。
三崎の朝市で、二つで100円で売っていた
マグロの目玉を、オーブン焼きにしてみた。
塩コショウとハーブをかけて焼いただけなのだけど
とろっとろで美味しい!
食べられない部分を残して綺麗に平らげてしまった。
そして1目玉50円とするとかなり安いけど、安っぽくない濃厚な味だった。
あ、あと、ボラのへそも一緒に焼いたけど、
ショリショリした食感で美味しかった。
ボラのべっこう丼(おやじ丼)。
最近何度も食べているので、うすうす気が付いてきたけど、
白身の魚は、たいていべっこう丼にしてみてハズレは無い。
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