夜の間は雨風が強かったけど、朝になったら晴れていた。
でも風は強い。
目の前の三角テントが気になっている。
フライも無く、中が透けて見えるくらいペラペラの1枚のテントなのだが、
あれで昨夜の豪雨をしのげたのか心配だ。
りつりんの散歩をしつつ、アシタバを採る。
大きな通り沿いで、まあまあ採れた。
朝ごはんは昨夜の残りのミートソースとチーズをパンに乗せたもの。
やっぱり「ピザまん」の味がする。
食後に海沿いをお散歩。
風が強くて海が荒れ気味。
昨夜の竹芝発の船は「条件付き出航」になっていたけど、
船は着くのでしょうか。
というか明日、帰る日だけど、船は出るのでしょうか!
今日は、まだ行ったことのない観光名所の一つ
「ポットホール」へ行ってみることにした。
底土港の奥の方から山道に続く道路に入って、
グネグネの急カーブが続く登龍道路を登っていく。
今回借りた車はなんとカーナビ付きだったので、
ポットホールの入り口を見つけることができた。
ポットホールの看板が立っている場所の道路を挟んで向かいに
車が1台停められるスペースがあったので、
そこが駐車場ということなのかな?
と思って車を停めて歩き始めた。
しばらく舗装道路が続く。
・・というか、もっと車でも入って来ることができたっぽい。
「ここまで車で来れたんだね」
ということを何度も感じつつ、どんどん歩いてきてしまったが、
なかなかポットホールにたどり着かない。
途中の看板に
「ここまで1km。ポットホールまで1.6㎞」
と書かれていた。
ええー。まだまだ先なの?
というかまだ車で行けそうな道なのだけど、
ここまで来てしまったらもう車を取りに引き返すのも面倒なので
諦めて歩いて進んで行く。
パンフレットを置いてきてしまったので記憶によると、
ポットホール探索路は苔が付いた岩場を歩くような感じとのことなのだけど
いつまで経ってもずっと舗装されたアスファルトが続いている。
そして多少のアップダウンもあるので、
そこそこ疲れてきた。
ようやく、ポットホールらしき場所にたどり着いた!
この橋の向こうに見えるのがポットホールで、
ずっと奥まで探索路が続いているようだ。
説明看板もあったので、多分ここだ。
ポットホールとは、岩盤を流れる水路にできるくぼみのこと。
岩肌の小さな穴に溜まった小石が水流で回転し、
長い年月をかけて徐々にくぼみが大きくなっていったというものだ。
八丈島のポットホールは数も続く長さも、他に類を見ないもので、
八丈町の天然記念物に認定されている。
ここまで来てようやく理解したのだが、
今まで歩いてきた道は「ポットホール探索路」ではなく、
そこへ至るまでの車でも行ける単なる道路だったのだ。
橋の横の山道への階段が入り口の様に見えるけど、
説明看板によると「横の階段は入り口ではない」とのことで、
橋のすぐ横から、するっと降りて入り込んで行くのが正解のようだ。
試しに一人でちょっと降りて行ってみたけど、
川の横で歩けそうな場所は、狭いし不安定そうだし、
りつりんを連れて歩くのは無理に思えたので、
探索路を歩くのは断念して、ここで見るだけにした。
りつりんとポットホールを一緒に写真に収めようとしたけど
いまいち臨場感の無い感じになってしまう。
いつかは歩いてみたい探索路。
さて、ここから2.6kmの道のりをまた歩いて戻らなければならない。
行きにアシタバが生えているのを見かけたので、
アシタバを探しながら歩いて、見つけたら収穫しながら歩いていた。
相方も「俺も採りたい」と言うので、見分け方を教えると、
何度か見間違えを重ねつつも、だんだん見分けられるようになってきていた。
山菜採りのように、探しながら歩いていると面白くなってきて、
行きとは異なり、残りの距離も気にならないまま
疲れも感じず夢中で歩くことができた。
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