へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

大島2014_その2_大島一周めぐり

2_001船上の朝。4時半くらいに明るくなってきて起きる。
朝焼けがすごく奇麗。
2_002起きたての大島、岡田港が見えてきた。

2_003船を降りて、宿に電話すると、おばちゃんが出て
「白いプロムナードの出たところで待っててください。
迎えに行きます」
と言われた。

大島の大型船到着は朝5時と早すぎるので民宿の送迎はあまりいない。
代わりにレンタカー屋さんがたくさん待っている。

今日泊まる民宿「ふじおか」は岡田港から徒歩1分と近いようで、
朝行ってもすぐ入れるらしい。
2_004しかし、待っても待っても、おばちゃんはなかなか来ない。

すぐ近くというので、見に行ってみたら本当にすぐ近くにあったので
玄関を開けて声をかけてみるが、不在の様子。
ん??どういうことだ?。
元町港の方に迎えに行っちゃったとかバカなことはないよなあ?

電話番号間違えてたりして、と電話をかけてみても、
宿の電話は鳴っているけど、出る気配が無い。
謎だー。

30分くらい訳も分からず待って、
もう一度電話してみると、やっとおばちゃんが電話に出た。
「宿の前まで来てるんですが・・」
「あれ。11時チェックインて聞いたから。今来るなら入れますので、少し待ってて。」
ううむ。よくわからん。
昨日、朝5時に着いたら電話してと言われてたんだけどなあ。。
4_004
民宿の前で少し待つ。

少ししたらおばちゃんが出てきて、
部屋に通してもらった。

港で私達に会う前に、もう一組の客と会ったので、
それを私と勘違いしたとのことで、
いろいろ手配していたのだそうだ。

ネットの口コミ上で得た知識上で覚悟をしてはいたのだが、
確かにあまり奇麗ではない・・・。
というか、玄関から階段から廊下まで、いろんな物が雑然と置かれていて
あまりのゴチャゴチャぶりに、視界に入れる情報を少しシャットアウトしてしまって、
冷静に眺められていない。。

部屋は、海に面したオーシャンビューで眺めは最高!
なのであるが、多分、電話の後に急いでちゃっと布団を干した程度の様子。
そして、磯の匂いというか、魚介の匂いというか、そんな匂いがする。

レンタカーを借りたい、と相談すると、
「今からだとあまり空いてないかもしれないけど、あたってみてみますね。
8時くらいからじゃないと電話がつながらないので、そのくらいから聞いてみるので。
しばらく休んでてください。」
とのこと。

まあ、あまり寝ていないし眠かったので、少し寝て待つか、、
でも干してあったとはいえ、布団のかんじも不安げなので、畳の上で寝る。
でも畳も掃除してないぽいかんじなんだけど。。

とはいえ寝不足のおかげで寝てしまっていると、
8時過ぎに、おばちゃんがやってきて
「1台、ようやく借りられるところあったけど、借りますか?」
と言うので、借りることにした。

すぐレンタカー屋がやってきたので、一旦外に出て受付する。
6時間以上は同じ料金だというので、1日で借りる。6480円だった。
「終わったら、港の前の駐車場に鍵かけたまま置いておいて」だって。

レンタカーの手続きをして、部屋に戻ってくると、
部屋が少し奇麗になっていた。
相方が、壊れた扇風機の蓋を直しながら「部屋掃除しちゃったよ」と言っていた。
廊下に置いてあった掃除機で勝手に掃除したのかも。

早速、荷物をまとめて、でかける。
おばちゃんに、「観光復興キャンペーン」の宿泊証明書をもらっていく。
あと、「三原山温泉がすごく眺めもよくていいですよ」と、割引券をくれた。

レンタカーでまず元町の観光協会へ行き、
「観光復興キャンペーン」の申し込み用紙を出して
宿泊割引券3,000円と島で使える商品券1,000円と引き換えてもらおうとすると。。
身分証明書を見せてというので、免許証を出すと
「お連れの方の身分証明書も必要です」と言われる。
「えー?持ってないような気がします。」
「ないと、お出しできないのですが。」
「えー??ちょっと確認してきます。」

一旦出て、外で待っているた相方に身分証明書を持って来ているか確認すると
やっぱり何も持ってきていないとのこと。
それだと1人分しかもらえないみたい・・。
でもまあ、無いものは仕方が無いので、一人分だけでももらおう
と、もう一度、観光協会へ。

さっきの冷たそうな(?)お姉さんではなく、
ちょっと対応がたどたどしい若いアルバイト的な子に出すと、
「代表者の方の身分証明書お願いします」
というので、私の免許証だけ出したが、なんと今度は、相方の身分証明書は求められず、
スルーで通ってしまった!。なんと。
チャレンジしてみるもんである。
しかし、1,000円商品券に関しては、民宿でもらう「宿泊証明書」が人数分必要と言われ、
一枚しかもらうことができなかった。
えー。それに関しては、そんな風に書かれていないんだけどなあ。

これから「観光復興キャンペーン」を使って大島へ行かれる方は、
身分証明書を人数分持っていくことと、宿泊施設からは、
宿泊証明書を人数分もらうようにしましょう。

さて。せっかく車があるので、三原山に楽に登ってみようと思う。
前回、大島に行った時は自転車で登って、ものすごく大変だったので・・。

三原山頂口の駐車場に車を停めて、
そういえば朝ご飯を食べていなかったことを思い出し、
駐車場にあったテーブルで、買ってていたサンドイッチを食べる。
2_005山頂遊歩道の入り口には馬がいた。
馬に乗って火山口まで行くこともできる。
でもみんな見てるだけで、乗ってはいなかった様子。
噴火口まで行くと5000円で、途中までなら1,000円だそうです。
2_006山頂までの道のりが霧にかかっていてよく見えないけど、
とりあえず行けるところまで行ってみる。

霧がかかっていて、周りは低い木が生えているだけで、
果ての見えない長い道が続く。
なんだか、死んだ後に行く世界のような雰囲気(見たことないけど)。
一人で歩いていたらものすごく不安な気持ちになりそう。
2_007ヤマユリがたくさん咲いていて、
なんとなくますます、天国感を醸し出す。
2_008ところどころにある防空壕。
噴火をしたらここに隠れろ、ということでしょう。
でも今、いきなり噴火したら嫌だなあ。
2_009最後にちょっと急な登りが続く。
2_010山頂にある三原神社。
大噴火による溶岩流も「なぜか」神殿を避け
直前で両側へと流れを変えていたそうです。
2_011噴火口へ続く最後の登り道。
あの果てに天国があるのでしょうか・・・。
という雰囲気満載。
2_012展望台より噴火口を見る。
けっこう大きく、ぐわっと窪んでいる。
これがいきなり噴火したら怖いだろうなあ。。
2_013山を降りて行く頃、だんだん霧が晴れてきて、下が見えてきた。
なんとなく、地球ができたばかりの頃のような風景(見たことないけど)。
2_014霧が晴れたら、元町港のあたりが見えてきた。
波が高そうだ。
2_015岡田港方面も見えた。
横に長い敷地は空港。

三原山は、けっこう雄大な自然を感じる風景を堪能できたので、
来てみて良かった。
といっても何度も来てるんだけど、記憶があやふやになっているので
改めて新鮮に楽しめたのでした。
2_016引き続き、あじさいレインボーライン経由で山を降りて、
まだ行ったことの無い大島の半分の方面へ、大砂漠ラインを車で走る。
岡田港から真逆の波布港の方へぐーっと移動。

まず到着したのが、トウシキキャンプ場。
三原山を全面に抱き、広くて気持ち良さそうなキャンプ場だった。
炊事場とかゴミ捨て場も奇麗そうだったし。
目の前には海があるし。
場所的には不便だけど、すごくいいかんじだ。

昔、キャンプで来ていた時には
元町港から歩ける弘法浜に勝手にテント張ってたんだけど、
今ではやっぱりできないのかな?
2_017キャンプ場の下のトウシキ海岸。
細い道を降りて行ったところにある。

岩の中に囲まれた海水浴場になってるみたいだけど、
この辺から眺めただけで、ちゃんと見ないで帰ってしまった。
後からポスターを見たら、けっこう奇麗そうな海だったので、
入れば良かったな。。

その後、筆島海岸に行ってみようとしたら、
道を間違えて波布港に入り込んでしまった。
そこからどう行けばよいのか?港の向こうの道は突き当たりのような気がする、
などと地図を見ながら悩んでいると、
おじさんが寄ってきた。
「地元の者ですけど、お困りですか?」と言うので
「筆島海岸に行きたいのだけど」と聞くと、
「あの港の向こうに・・」
というので、あれ。突きどまりだと思っていた道は抜けられるんだ、と思ったら
「有名な美味しいコロッケがあるので、食べてみるといいです。1個60円。」
と、なぜかまずコロッケの話をした。

「はあ。そんなに言うなら食べてみます。で、筆島海岸は・・」
「この上の道を通って警察署を曲がって行って、
野球場とお墓の間に、軽自動車なら通れる位の道があるので
その先を行くと、筆島海岸がすごく奇麗に見えますよ。
筆島海岸は日本の渚百選にも選ばれた奇麗な海だからね。
軽自動車しか通れないような細い道だけどUターンもできるんで。」
道のりはわかったような、わからないような。
とりあえずそんなに言うならコロッケを食べてから行こうと、
港の向こう側に行ってみた。
2_018コロッケ屋さん「鵜飼商店」。
狭い店内に人が何人もコロッケを待っていた。
といっても大量買いしている人がいたので、それ待ちだったみたいだけど。
店内には色紙がたくさん飾られていた。
蛭子さんのとか。旅番組とかで取り上げられるんだろうか。

大量買いの人の分が終わって、注文したら、その場で揚げてくれる。
割とすぐに揚げたてコロッケが出てきた。
2_019港でそのまま食べる。
揚げたてなので熱い。
クリームコロッケみたいなクリーミーな食感で甘いかんじ。
タマネギの分量が多いのかな?

食べたら、コロッケおじさんに言われた通りに筆島を目指して走ってみる。
が、言っていた通りの野球場もお墓もあるのだが、
その間の「軽自動車なら通れる位の道」が、どうしても見つからない。
まわりをぐるぐると回って、近くの道にも入ってみるけど、どうも違う。

結局おじさんの言っていた道は見つからなかったので、
素直に筆島海岸の方に行ってみる。
そういえばそもそも、筆島海岸への道を聞いたのに、
おじさんが言っていたのは「筆島海岸がきれいに見える場所」だ。
2_020素直に道を真っ直ぐ行って、筆島海岸を発見。
あの海の真ん中ににょきっと立っているのが筆島のようだ。
島といっても上陸できなさそうな島だ。
2_021海岸はほぼ岩場のみ。
行くまでの道のりもちょっとマニアックなかんじなので
子供の遊泳とかいうよりシュノーケリングとかするところでしょう。
しかし今日は波が高くて、ちょっと怖かったので入るのはやめた。
島内放送では、いくつかの海岸が遊泳禁止になったと言っていたが
どの海岸と言っているのかよく聞き取れず。
もしかしたらここもそうだったかもしれない。

元町の方へ回っていく。
波浮港ラインと呼ばれるこの道路も走るのは初めてだ。

道の途中にものすごい地層の断面図があって、すごいなー、
と見ていたけど、やっぱり地図にも書かれている場所で
150万年前から何度も起こってきた噴火でできた地層なんだそうだ。
2_022ここなら泳げるだろうと、元町近くの弘法浜へ。
波はやっぱり高めなので、
シュノーケリングをしても濁っていてあまりよく見えないし
波がかぶさってくるので、あまり快適でない。

でも、持ってきていたボディボード的な浮き輪で
波乗りをしようと遊んだ途端に、波が高いことが面白くなって、
どの子供よりも熱心に海で遊んでしまった。
まあ、あまり上手く波には乗れなかったけど・・。
2_023お昼ご飯を食べ損ねていたので、
海の家でイカ焼きを買おうとしたら、今日はやってないとのこと。残念!
代わりに、フランクフルトと焼きそばを食べた。
焼きそばは700円と海の家価格で高かったけど、肉も野菜類もしっかり入っていて
意外と美味しい焼きそばだった。

海から出たら、「浜の湯」で温泉に入る。
行く前にお土産屋さんで温泉券を買っていくと、
通常400円のところが200円になるのでお得なのだ。

浜の湯は水着着用で入る混浴露天風呂。
伊豆七島や伊豆半島などの景色が見えて気持ち良い。
今日は利島がくっきりと見えていた。

お風呂を出たら岡田港に戻って、レンタカーを返す。
といっても港の駐車場に鍵をつけたまま乗り捨てる、という
これでいいのか?という返し方だけど、
島だとたまにこんなかんじのアバウトだったりするものだ。

でも今回はレンタカーを借りたおかげで、
大島のかなりの部分を回ることができた。
今迄行ったことのないエリアも行くことができたし、
地理とか起伏具合もわかったし、
借りて良かったかもしれない。
2_024三原山の山頂を回って汗だくなのに着替えが無いということで
山頂のお土産屋さんで買っていた大島Tシャツであるが
相方が似合い過ぎて、地元の大工か何かみたいだった。

宿は、飲み物は持ち込んでくださいというスタイルのようなので、
港の前の商店で酒類と氷を買って、宿に戻る。

大島2014_その3_ネタ満載の民宿と盛り上がる盆踊り
——————————

大島リコンファーム
今回の大島での宿
まんべんなく大島
大島2014_その1_さるびあ丸ナイトクルージング
大島2014_その2_大島一周めぐり
大島2014_その3_ネタ満載の民宿と盛り上がる盆踊り
大島2014_その4_自転車で周る一日と橘丸の意外な良さ


URL :
TRACKBACK URL :

Leave a reply

*
*
* (公開されません)

Return Top