今日から友達と合流。
朝9時にホテルまでレンタカーを配車してもらい、
空港へ向かう。
10時頃に出てきた友達を空港でピックアップして
そのまま北谷へ向かう。
空模様は怪しげで、雨がぱらぱらと降っている。

1時間ほど車を走らせて北谷へ着いたらひとまず昼食。
しかし平日だからなのか？けっこうお店が閉まっていて、
なんとか探し出した、沖縄のファーストフードと言えばの
Ａ＆Ｗにてルートビアとハンバーガーを食べる。
ルートビアはドクターペッパーを薬っぽくしたような特徴のある味であるが
その味は、イソジンに似てるとかキンカンに似てるとか
ともかく薬局系だとか推理しながら飲む。
でもこの微妙な味が意外にクセになるのがルートビアの不思議な魅力。

13時にダイビングショップへ。
今回は人生初の体験ダイブを行うのである。
友達に薦められてやることになったのだけど
実は内心、実際にこれをやる直前まで、
機材に頼って水に入ることには抵抗があったのだ。
こう、なんというか、自然に対しては自然体のままでぶちあたりたいという
こだわりがあって、タンクだのウェットスーツだの
機材をまといまくって対峙するってのは、なんとなく自分の主義に反してるような
気がして、気が進まず今日までやってきていた。
でもまあ、みんなやるっていうなら一度くらいやってもいいかと。

友達のうち、一人はＣカードも取得済みのダイバーで、
もう一人の友達と私は初心者、ということで、
インストラクターのお兄さんが一人付いて、
我ら初心者には密着して教えてくれて、ダイバーな友達はまわりをうろうろしつつ
写真など撮ってくれたりするというようなかんじのフォーメーションで臨んだ。

今回の体験ダイブは、目の前の海岸からエントリーする。
最初にレクチャーを受けて、浅いところで呼吸の練習とか
マスクが取れたときどうするかの練習などを行う。
あの呼吸も最初、慣れなくて、
浅いところでの練習にて、早くも長時間できるだろうか・・と不安になる。
マスク取れたときの練習っていっても、深いところで実際に取れてしまったら
パニくらないだろうか？とかも不安になる。
シュノーケリングでならけっこう遠くまでも平気で行ってるクセに
慣れないダイビングとなると、いきなりビビっている。
われながら自分がこんなにビビるとは思わなかった。

まあしかし、そんな不安をよそに、ちょっぴり練習したら、
さあ早速行きますよー、とインストラクターのお兄さんは我らを連れて
深いところへもぐり始めた。
えー、マジっすか。もうしばらく水上にあがれないんですか？
うーん、仕方が無い、、我慢するか・・。
そう、まさに「我慢」というかんじで、
焦ったりしてもかえっていろいろ危ないと思うので、
平常心を保って、冷静に呼吸したり耳ぬきしたり、と
きちんと作法を続けることに意識を集中した。
そんなかんじだったので、潜り始めて最初の頃は魚なんて冷静に見れていなかった。

なのだけど、だんだん慣れてきて、
マスクに水入っても普通に出せるんだな、ということがわかってきたり、
なんだか思ったよりも快適だぞ、ということがわかってきて、
まわりのお魚とかサンゴなどに目がいくようになってくると
楽しくなってきてしまった。

ソフトコーラルと呼ばれる、ヤングコーンのようなやわらかいサンゴが
たくさん生えている上を泳いだり。
でっかい黒いなまこを触ったら、ぷにぷにした面白い感触だったり。
青や黄色やいろんな色のキレイな熱帯魚が近くまでやってきたり。
面白いものを見つけた時には、思わず声を出して喋りそうになってしまう。

面白くなってきて、もっともっと見たい！！
という気分になってきた頃に、ダイブは終了になってしまった。
あがったときには、あの最初の頃の怖さも忘れて
「面白かったー！」というかんじに。
ほんとに最初に入り始めたときには「これで最初で最後にしよう」と思っていたのに
すっかり「またやってもいいかもしれない・・」と思い始めてしまった。
ダイビングショップから出る頃には、雨もすかりあがって
晴れ間が出てきて、海も青い色で風が気持ちよく吹いていて、
ホテルまでの海岸線の道のりを歩いていたら、とっても気持ちが良くなってきた。
ダイビングをやる前には、みんな前日の寝不足によって
「眠い。ダイビングが終わったら、飲み会の時間まで寝よう」
と言っていたのに、すっかり元気になってしまい、
コンビニでビールを買って、海沿いの、テーブルのような大きい四角い石の椅子の上で
宴会のように座って、海に沈む夕日を見ながらビールを飲んだ。
体験ダイビングの成功（？）を祝福されているような気持ちよさだー。
うーん、最高。
そのうち、明日の結婚式でやる余興の練習不足が気になってきたので、
その場で練習を始めた。
i podで音楽を鳴らしつつ、変な踊りをする3人組。
ビールを片手に散歩していたおじさんに写真を撮られた。

その後ホテルに戻って、夕方の飲み会前に少しお昼寝。
1時間ほど、ぐっすりと眠る。
起きたら20時より、北谷の「きんぱぎんぱ」という、古民家を改造したようなお店で
友人達の、大学時代の同じ部だった、沖縄に移住している友達たちと飲む。
翌日が結婚式だから、あまり二日酔いになりたくないけど
すごい飲みつぶされるかもしれないなと覚悟していったのだけど、
思ったほどでもなく（思ったレベルが高すぎた、とも言うが）、
会が終了して沖縄組と別れた後も飲み足りなくて、
もう夜中の1時だったけど飲みに行こうー！とホテルまわりをウロウロする。

が、閉まってしまう店が多く、途方に暮れた。
そこで電話でタクシーを呼び出して、
まだ開いてる居酒屋またはコンビニへ連れてってくれと言い、乗り込む。
一応開いてる店もあったのだけど、運転手さんいわく
「外人度が高いから、、コンビニの方がいいんじゃないですか」とのこと。
米軍基地の近くのこの周辺には本当に外人さんが多い。
たしかにあんまり外人度の高いとこはコワイかも、、と、
ファミマでビールと泡盛を買って帰ることにした。

ホテルの部屋で2次会。
部屋の中なのに、なぜかだんだん立ち飲みになっていた。
夜中に明日結婚式を控えた新郎に電話。
今から来いとか無謀なことをいう酔っ払いの我々。
寝ぼけ声で電話に出てくれた新郎の友人には悪いことをした。。

夜中の3時頃、ようやく飲みやめて、就寝。