へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

沖縄2010GW_9日目_念願の「フェリーだいとう」乗船

9_001早起きしてテントを撤収して、
朝8時半発のフェリーで久米島を後にする。
9_002久米島のフェリーターミナルに併設の
「蛍」というスナックみたいな食堂で買ったお弁当で
フェリーの中で朝ごはん。

帰りの船は途中、渡名喜島を経由するので
行きよりも時間がかかって、
4時間かけて那覇の泊港へ到着。

この後の日程ではキャンプはしない予定なので、
キャンプ道具を別のカバンに一式詰めて、
先ず港の郵便局からゆうぱっくで自宅に郵送する。
そして大東海運へ行って、大東島行きの船の切符を購入。
他の船の窓口はターミナルの1階に開放的にあるのに、
大東海運だけは、2階の隅っこの方に
ひっそりと存在している。
この辺のマニアックさが、また良いかんじ。

切符も無事購入できて、いよいよ今夜、
念願の「フェリーだいとう」に乗船だ。
半年前には台風で乗船を断念していたので
今回、予定通りに出航するというのが夢のようである。

大東海運にて切符を買った時に
「船の中に食べるものとか売ってますか?」
と聞いたら
「カップラーメンと飲み物の自動販売機しかないので
買っておいた方がいいですよ」
と言われたので、夕食と翌日の朝食、そしてお酒を買っておく。
9_003夕方の大東行きフェリーの時間まで
市場などをぷらぷら。
牧志市場の食堂で昼ご飯。
9_004ナーベラー味噌煮。650円。
味がちょっと薄かったなあ。
9_005夕方17時発。
いよいよ、念願の「フェリーだいとう」に乗り込む。
秋のチャレンジは台風に翻弄されて乗船できなかったので
今度こそ乗ることができて、非常に嬉しい。
9_006離れ行く那覇を眺めながら、甲板でオリオンビール。

100506_1734秋には台風の影響で、この夢が果たせなかったので、念願叶ってとても嬉しい。
デッキで海とコンテナを眺めながら「諦めなければ、夢は叶うもんだなあ~」なんて、大袈裟にしみじみとオリオンビールを飲んでいます。
9_007「フェリーだいとう」は、ほとんどが貨物スペースで、
客室部分が小さい。
想像以上にコンパクトで、びっくりした。
大東島までは15時間かかるので、夕方出て翌朝着くという
夜行船なのだけど、他のその手の船に乗ってきた経験上、
広間に雑魚寝だと普通に思っていた。
しかし、2段ベッドに各自のスペースが割り当てられていて、
ベッドもカーテン仕切りではあるが
プライベートスペースになるし、
布団も割りとフカフカだし、
枕もフェリー雑魚ね系にありがちな固い箱型枕ではなくて
薄いけどやわらかい枕だし。
シーツも毎度交換しているらしくパリッとして清潔なかんじだし。
なかなか居心地は良かった。
そういえばこの船は、2等とかそういう等級が特に無かったな。
距離換算だけの金額でこの位のスペースに寝れるのは
コストパフォーマンスは優れていると思う。
一室だけ特別ルームがある様子であったけど、こちらの値段は不明。
特に切符購入時にその情報はなかったのだけど
どうやって買うんだろう?
9_008カーテン仕切りの2段ベットで
布団もフカフカで、居心地は良い。
雑魚寝だと思っていたので、ポイント高い。

居心地は良いのだが、
小さくて海が荒いので、けっこう揺れる。そして、酔う。
「酔う前に、酔え」という教えに基づいて、
夜行の船では船に酔う前に酒に酔うように心がけてきたのだけど、
不覚にも、酒で酔う前に、この揺れの方が先にきて、
船に酔ってしまった。
おかげで酒はおろか、ご飯も食べられない。
仕方が無いので、横になっていた。
横になってもなかなか眠れない。
そして本も読みたくない。
気持ち悪いなー、暇だなー、と思ったまま深夜まで過ごす。

夜中になったら、少し慣れてきたのか?
いきなりお腹が空いたので、ようやく持ってきたお弁当を食べる。
お酒は飲まなかった。
というか、
「飲酒禁止」という貼紙が貼ってあるのだ。
ビール1本とか、そんな程度は別にいいんだろうし、
出航時に飲んでたんだけど、
このような小さな船の中で酔っ払うのはご法度のようだ。
「最近、悪質な嫌がらせが起こっています。モラルある行動を。」
「大人として恥ずかしくない行動をしましょう」
などという貼紙がしてあるので、
きっと酔っ払って騒いだ人がいたんだろうなあ、と思われる。
団体で夜行の船なんて乗ったら、飲んで騒ぎがちなので、危ないところだった。
この船は一人で静かに乗るのがいいのかもしれない。

お腹が満ちたおかげか、
食後はようやく眠りにつくことができた。
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