何年も前から保存用ハードディスクに接続ができなくなっていて、
その中に大量に保存していた昔の写真も見ることができなくなっていた。

ハードディスクを復旧してもらうための料金ってけっこう高くて
場合によっては10万円以上とかかかったりする。
どんなに安くても2万円くらいか？
でも「見てみないとわからない」というかんじのブラックボックス。

とはいえ個人的な見立てでは、ハードディスクが物理的に壊れたわけでは無い気がしている。
恐らく電源コードの端子が腐食して曲がったか、折れたかして、カチッと刺さらなくなっているために
電源が入らない状態になっているだけだと思っている。
だから電源さえ確保できれば恐らく中のデータは無事だと思うので
料金がかさむような修理では無いと思うのだが。
でもそれを調べてもらっても、何かだまされて何万も取られそうな気がする。

まあ、どうしても取り出すことが必要なデータというわけでもないので
ずっとそのままにしていた。

が、数日前に起こったできごとによって、
「データを取り出そう！」という意欲が沸いたのだった。

ゴールデンウイークが終わりに近づいた頃、
大学のキャンプ部のＯＢキャンプによく行っていた仲間の一人が
亡くなったという知らせを受けた。
クモ膜下出血で突然のことだったという。

三宅島などの島に行く東海汽船の甲板の上で
さんざん飲み対決をした仲間だったし
何だか信じられない。

そんなことがあり、昔のその仲間たちとのキャンプの写真を見たくなったのだが、
写真をデータ化したものは全て、あの壊れたハードディスクに入っているので
見ることができないのであった。

これを機に、ハードディスクの中身を取り出そう！と決意した。
本気になって調べてみると、解決策というのは見つかるものだ。
持っている型のハードディスクの分解の仕方から、
分解して取り出したハードディスクにつなげる電源コードの情報まで見つかった。

ということで、まずはアマゾンで電源コードを買ってみた。
2,980円ほど。
これで自力で取り出すことができたら、随分と安く済むものだ。