へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

車が盗まれた


家の車が盗まれてしまった。

朝、相方が会社に行くため家を出ていった数分後に電話がかかってきて
「車ないよ!」と言う。
なんだって?!
犬の散歩がてら即家を出て見に行ってみると、駐車場は空っぽだった。
日陰のためまだ残っていた雪の上にまだ新しそうなタイヤ痕が付いていた。

ランドクルーザープラドは
盗難にあいやすい車種ランキング上位のため、
あり得ないことではないとは思っていたけど、まさか本当にやられるとは。

停めているのは月極の野外駐車場なのだが、
見晴らしが良く、人通りもある道に面しているので、なんとなく安全かと思ったけど
目につけられやすいともいえるのかもしれない。

同じ駐車場内にはもう1台プラドがあるのに、
どうしてうちのが狙われてしまったのか。
やっぱり目立つ場所にあった方が狙われるものなのかなあ。
はじっこで横が壁なのでやりやすかったのかなあ。

とりあえず警察に届けるべきだろうと、
近くの警察署に行ってみたのだが。
何でも聞いてください的な窓口に出てきたおじさんに
「現場で110番して」と追い返されてしまった。
今ここで場所を言って伝えるのでは駄目なのか?!
少し粘ったのだけど、110番からでないと受け付けられない仕組みのようなので
諦めて駐車場へ行って110番した。

冬の朝の野外は寒かったけどしばらく待っていると、
10分くらいしてようやくバイクに乗って警察官の人が二人やってきた。
先輩のおじさんおまわりさんと、若い新人くん。
だけどこの二人は何係なのか、状況を一応聞いてはくれるど、本格的な取り調べは別の人のようで
「刑事はまだ来てないか」と言ってるところからするとこれから刑事さんがやってくるらしい。

刑事さんを待つ間?
先輩おじさんは周囲を見に行っていて、
若い新人君は、私に事情聴取ぽいことを聞いてメモってはいるのだけど、
メモっている紙は罫線も何も無い白紙で、
つまりフォーマットに沿って聞いているわけではなくて、
新人くんは、思いついたことを聞いては、その白紙にメモをとっていっている。
なんだか警察ごっこみたいだな。
こんな調書でいいんだろうか??

と、思っていると、到着した箱バンから刑事さんらしき人達がバラバラと5人くらい降りてきた。
なんか、調書とって、ぱぱっと10分くらいで終わるイメージでいたんだけど、
そんなに大人数で調査してくれるのか!というのがちょっとびっくり。

まず、比較的若い、制服の上に白いボアのついた黒いジャケットを着た男性がやってきて
「どろぼう課の〇〇です!」と爽やかに名乗ったのが
なんだかコントに出てくる警察の課みたいで面白くて
「ど、、どろぼう課(笑)」と半笑いで返してしまったのだけど、
真面目にそういう名前の課(係だったか正確には忘れた)のようだ。

調書は、この泥棒課の白ボア君がとってくれた。
これはちゃんとした調書のようで、あたり前だけどちゃんとした書式があって
それに沿って質問されたことを答えていって、記入してもらっていった。
ということはさっきの若手君に質問されて答えてメモ取っていたのは
やっぱり若手くんのための調書練習みたいなものだったのか。
練習するのはいいけど、おままごとに近いような練習だったのが面白すぎる。

一人、あまちゃんに出てきた琥珀のベンさんの役者さんのような職人的な風貌の刑事さんがいて、
この人はその風貌通り、鑑識の人らしく、
指紋を採取したり、足跡を採取したりしていた。
この風貌と職人ぽさぶりが、これまたドラマみたいな風景だった。
しかし、ここまでちゃんと調べてくれるとは思わなかったし、
指紋とか足跡わかったところで、車の窃盗犯人なんてつかまる要因になる気はしないんだけど。

他の四方に飛び散っていった刑事さんたちは、
近くにある防犯カメラの位置を確認してきたようで、
戻ってきたら、あっちとこっちとそっちにカメラがあるので、
あっちに逃げたら乗ってきた車のナンバーが見えるかも、などなど言っていた。

そもそも、駐車場所のすぐ隣のマンションに設置している防犯カメラが
ちょうどうちの駐車スペースの方を向いているので、
明らかにそこに映っていそうなのだ。
少なくとも、夜中に明かりがついて車が出ていったというところくらいは
撮れている可能性が高い。

鑑識のベンさんの調査の結果、指紋は出てこなくて、
足跡は3つ採取できたそうで、
どういう仕組みなのか謎だけど、足跡3つの上に白いセメントみたいなもので固められていて、
そこの上に乗っている紙にサインと母印をしてとのことなので、3つサインと母印をする。
そして駐車場の前で「ここで盗まれました」と現場を指さしている証拠用の写真を撮られた。
よく「警察24時」とかで犯人が現場検証でやっているのを見るので、犯人がやるものだと思っていたけど
被害者もやるのか。

その頃、通りかかったすぐ隣のマンションに住んでいるというおばさんが
「何があったんですか?!盗難ですか?!」と話しかけてきた。
「うわー。あの大きいSUVですよね。
この辺多いんですよ。最近、このマンションでも2台やられてました。」
そのマンションの駐車場は少し奥まっていて、道路からは車が見ずらい場所にあるのだが
そんなところからも盗んでいくのか!と思うと、
それより手前にあって目立ちやすいうちの車はそりゃ盗まれるよな。

思ったより色々調べてくれていたので
思ったよりもかなり時間がかかり、110番してから2時間くらい経ってようやく終了。
寒い中ずっと外にいたので、体が冷えてしまった。
(おかげでこのあとちょっと風邪っぽくなってきた・・)

最後に泥棒課の白ボア君に
「このあと受理番号が発行されたら連絡しますのでそれを保険会社に伝えてください」
と言われたので、すぐ連絡がくるものだと思っていたけど、いつまでも連絡は来ず、
翌日の昼に電話をして聞いて教えてもらった。

車は盗難された時点で、見つかる希望はほぼ持っていないけど、
防犯カメラの追跡結果とか、靴跡の鑑識結果とか、
その辺のことって教えてもらえるのだろうか?
せっかくだから興味本位で教えてほしいんだけど。

一旦会社に行った相方は早々に昼頃に帰ってきて、
保険会社やETCカードなどに連絡していた。

ここにきて強く思ったのは
車両保険は高いなー、と思っていたけど
絶対に入っておいた方がいい!
ということ。
これだけで盗難時のダメージがかなり違う。


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