へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

式根島2016年3月_1日目_いきなり暴風雨

2_005

2_001式根島には9:25に到着。

外は雨だ。

到着するとすぐにフジイレンタカーさんが迎えに来てくれていたので
冷凍車のような車に荷物を積み込む。
前回同様にKガイさんが同乗して、先にキャンプ場へ向かってもらう。

残りメンバーのうち、
相方とS尾さんは先にキャンプ場に向かってもらって、
女子チームは観光協会でキャンプ場の受付をしていった。

受付のあと歩いてキャンプ場へ向かう。
「小雨」という天気予報だったのだけど、
けっこう降っている。

式根島唯一の信号を越えてしばらくしたころ、
フジイレンタカーの旦那さんが
「乗っていきますか?」と声をかけてくれたので
有難く乗っていく。

「走ってる二人の男性がいたけど、顔が見えなくてわからなくて
声かけなかったんですよ」と言っていた。
多分それは相方とS尾さんだ。
走ってるんだ・・。
もしかしたら車で行ったわれらの方が先についちゃったりして、
と言っていたけど、少しの差で向こうの方が先についていた。
でも、本当に少しの差だった。

先に到着していたKガイさんが場所を占領してくれたおかげて、
我らの陣地はかなり広く確保することができた。

後から到着してきた子供含む10人くらいの集団よりも
我らの陣地の方が広いかも・・。

波がけっこう高いので、今日は釣りは危ないのでやめて、
温泉に入ったりして過ごすことにした。

それにしても、台風のように強い風が吹いていて、
一人用のテントでも一人で立てるのが大変で
気を抜くとテントが飛んでしまいそうなので、
いちいち2、3人がかりで立てていた。

そしてターフを立てるのがものすごく大変。
今回初めて登場したターフだったので、
立て方がイマイチわからないというのもあるけど、
6人がかりで押さえつけていないと飛んでしまいそうで。
バサバサと波打つターフを雨風の中押さえつけていると、
台風の中で屋根の修理をしているような気持になってくる。
ともかく大変だった。

でもなんとか、テントとターフを立てたら、
とりあえずみんなでお風呂に行った。
一番近い、松が下雅湯へ。

お湯がけっこうぬるいので、
お湯が出てくるあたりに集まって同じ方向を向いていると、
サルが温泉に入っているようであるが、
自分がそこにいくとやっぱりサルのように同じ方向を向いてしまうのであ

った。

入っているうちにだんだん雨風が強くなってくる。
暴風雨といっていい強さ。
これではあたたかい温泉からなかなか出られない。。

勇気が出た順に、男性陣が次々と温泉から出て行ったが
女性陣はなかなかふんぎりがつかないまま温泉につかっていた。

他に入っていた二人組でキャンプに来ていた男の子たちも
なかなか勇気が出ないようで「そろそろ」と何度も言いつつ、
出る階段の直前から先に進めないようでぐずぐずしていた。

もう風もやみそうもないので、ここは「えい」と言って出ようか、
とか言っていた頃、地元のおじさんが一人入ってきた。

「寒いか?なら空けてあげるから」
といって、どこかの栓を空けると、
流れてくる源泉のお湯の量が増えた。

そのおかげでだんだん温まってきたのは良いのだけど、
このおやじがよく喋るのだ。

「こんな中でキャンプやるの?うちに泊まってもいいよ。
10泊3万円の十治朗って宿の看板知ってる?そこなんだけど。」
と、宿の勧誘を受ける。

そして「じゃあ、鶏をあげよう」
と言うので、
やったー、釣りもできない中で食糧ができた、
と一瞬喜んだのだけど、
生きてるのをそのままくれるというので、
自分でさばくというのが条件なのだった。
うーむ。さすがに鶏をさばける人はいないなあ・・。

そんなかんじで十治朗のおやじの提案は
一瞬良さそうなのに、受けにくい。

そして、式根島で与謝野明子が詠んだ歌の解説をしたかと思えば
「よし。じゃあ、一曲唄ってあげよう」
と言って、何かの唄(?)を唄いだした。

もう別にいいんだけどなー。
そしてもう1時間以上温泉に入っているので、
暑いし、喉が渇きすぎている。

そのうちやっと十治朗のおやじが出てくれた頃に
雨も弱くなってきたので、
ようやく温泉から出ることができたのでした。
2_002_1400温泉から出てキャンプ場に行くと、
男性陣が火を起こして、食事の支度をしてくれていた。

実は、戻ってみるとターフが倒れていたらしく、
頑張ってまた立て直したらしい。
2_003
寒いので式根名物「たたき」の団子鍋。
この「たたき」は今回のキャンプでも好評で、
いろんな食べ方で食卓に登場することになる。
2_004_1500自宅のベランダで仕込んできたスモークチーズも
持参した。

それにしても、ものすごい暴風雨で、
ターフを持ってきてホントに良かった。
無かったらテントの中に入らないと無理だ。
2_00515時ころに、やっと晴れた!

あんなにひどい天気だったとは思えないほどの
ものすごく良い天気。
濡れていたものを一気に乾かす。
お天気の素晴らしさがしみいる。

温泉でぐずぐずしていた二人組の男の子たちのテントは、
雨風が強かった頃に、ターフがはがれていたのだが。
晴れてからようやく戻ってきた二人は、
テントの中のシュラフなどを干していたのだけど、
そのシュラフはものすごくびしょ濡れであった。
テントの中が完全に水没した様子。

あれで夜寝られるのだろうか?
そして晴れないであのままの天気だったら
どうしたんだろうか?
と他人事ながら心配なほどの濡れ具合。

お天気の中、まどろんでいると、
キャンプ場の横の道を、
巫女さんのような恰好をした人が歩いていた。

なんとなく、犬夜叉のコスプレっぽい。
そして、なんとなく男の人っぽい。
えー?!何だかよくわからないけど、
「写真撮ってもらってもいいですか?」
と、SカさんはAちゃんに声をかけさせに行った。

すると「はい」と即OK。
なので遠慮なく撮らせていただく。

「犬夜叉ですか?」と聞くと、
「いえ。“うみねこのなく頃”にっていう・・。」

何だか消え入りそうな声で話ので聞き取りずらかったけど、
「うみねこのなく頃に」というアニメ(ゲーム?)の
羽生さんという女の子のコスプレなんだそうだ。
そしてその舞台が式根島なので、ロケ地をまわって
写真を撮っているとのことなのでした。

さて、Aちゃんが一緒に撮ってもらったその写真がこちら!
2_006_1※後で本人にブログへの掲載許可をとったので、
 羽生さんの顔はそのまま載せさせていただいております。

しなっとポーズをつけて、撮られる気まんまんの羽生さんでした。
実は嬉しかったのかも。

巫女さんの衣装は横がけっこう空いているのですが、
脇から透明のブラジャーが見えました。

そして、寄り添って写真を撮ったAちゃんいわく
羽生さんは「いい匂いがした」そうです。

いやあ、島に来てこんな人を見るとは思わなかった。。
もう話題騒然である。
2_007天気は良くなったけど、海は相変わらず波が高い。
式根港の堤防にも、ざっぱーん、と全面的に波がかぶっていた。
危ない。

今日は完全に釣りはできなさそうなので、
歩いて地鉈温泉まで行ってみる。
2_008_1615地鉈温泉の上から。
相変わらずすごい眺望。
2_009カップルが2組先に入っていました。

奥の海水が流れてくるぬるめの場所は
カップルたちが、重なりあって入ったりしているので
ちょっと乱入しずらく、
我らはその手前の熱いところに頑張って入った。
2_010もっと一番手前のところは熱すぎて入れない。

かなり温まって足とか赤くなったけど、
地鉈温泉は入ると、とってもさっぱりするのだ。
2_011歩いて帰る。
途中でフジイレンタカーの前を通り、
「十治朗」の宿も見つけた。

17時くらいにキャンプ場に着くと、
SカさんとAちゃんが残って夕食(主にカレー)の準備を
していてくれたのだが、火が起きなかったようだ。

なので火を起こしてカレーを作り始める。

テントがずぶ濡れになっていた男の子二人組は、
キャンプ場のBBQスペースで火を起こそうとしていたが、
なかなか火が起きる気配がない。
そもそも火の弱さに対して網までの距離がありすぎるので
モノがちゃんと焼けるとも思えない。
ちゃんと食事にありつけるのだろうか。

テントの中はびしょ濡れだし、火はなかなか起きないし、
心配な二人組である。
しかも一人はなぜかキャンプに一番着てはいけない白シャツだし
上着も襟付きのちゃんとしたやつだし。
もしかして初キャンプでこのずぶ濡れ体験なのだろうか。。。
2_012_1725式根の芋焼酎「しきね」を
お湯割りで飲みながら宴会開始。
2_013「たたき」を、お好み焼きのように広げて焼いてみた。
これが、なかなか美味い!味がある。
焼いて食べるのが一番おいしいかも?という美味しさで
大好評であった。
2_014カレーができた!

カレーライスにしてもよいし、うどんにしてもよいし、
カレーは意外とキャンプにいいかも。

・・というか、そもそもカレーはキャンプの定番であったか。
昔はあまりカレーは作らなかったのに
(というか、食器洗うの面倒なのでむしろアンチ派だった)
最近になってキャンプでのカレーの実力を認めつつある。
2_015シャウエッセンはS尾家にコストコで大袋で買ってきてもらった。
今回の持ち物分担リストの中で唯一、
固有名詞で「シャウエッセン」と指定されていたが。
すぐ何か食べたい時にも、ちょっと具を足したい時にも、
ともかく便利で美味しいシャウエッセンは必須なのだ。
2_016キャンプにおけるパンもけっこう最近地位を得てきている。
何でもはさめるし。
そして炭火で焼くと、カリっとしてとても美味しいのだ。
2_017_2014けっこう酔っぱらってきたのだが、
酔い始めのころの写真。
私はこの木が「魚に見える!」とずっと言っていたそうだ。

今でもちょっと見えないことも、、ない?がどうか。

酔っぱらってあとはベッキーの話をしていたそうだが
それは全然覚えていない。


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