へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

大きい方と小さい方

よく行くツタヤの女性の店員さんの名札には
「高橋(小)」と書かれていて、
それを見るたびに
「高橋(大)もいるのかな?」
と思ってしまう。

おそらく下の名前が「小織」とかそんなかんじなのだとは
わかっていながら、見るたびにどうしても
「あ、小さい方の高橋さんだ。」と思う。

そして、新卒で入社した会社の同期にいた
小野寺君を思い出す。

同期の小野寺君は、身体が縦にも横にもとても大きくて、
見ると誰もが「わ!大きい!」という印象を持つような
大きい人だった。

そして翌年、新卒でまた別の小野寺君が入社してきた。

その後輩の小野寺君は、
今までの人生ではおそらくどちらかというと「大きい」
と言われてきたと思われる程度には背が高い人だったのだけれども。
先にすでにいた小野寺がものすごく大きかったために、
会社では「小さい方の小野寺君」と呼ばれるようになったのだった。

こうして会社には
「大きい方の小野寺君」と「小さい方の小野寺君」
が存在することになったのだけど。

来客に「小野寺君いらっしゃいますか」
と言われると、

「大きい方と小さい方、どちらの小野寺でしょうか」

と返すのが定例になっていた。
マクドナルドのポテトか。

しかしこれ、両方を知ってる人だったら良いのだけれども、
小さい方しか知らないお客さんだった場合、
そう聞かれたら

「うーん、どちらかというと大きいかな」

と言うと思うのだけれども。
それで出てきた大きい方の小野寺君を見たら

「いや、そこまで大きくなくてもいいです。」

と言われそうだな。

なんて、20年近い昔のことを思い出す今日このごろ。


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