へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

憑依


いつもは温厚な我が家の犬りつりんであるが、
たまに人が変わったように、というか犬が変わったように豹変することがある。

先日、家で骨付きフライドチキンを食べていたところ、
その骨が欲しいようで、りつりんがグイグイ迫ってきていた。
昔は骨もあげていたけど、骨を上げた翌日にお腹を壊したことがあるので
それ以来、骨をあげることはやめている。

だけど本人は大好きな骨の味を覚えているようで、
骨を食べたい欲望が抑えきれない様子。

基本的には、人間が食べているものを勝手に取ったりすることは無い、良い子なのだが、
骨を目の前にして豹変したようだ。
バッと無理矢理骨を奪い取ってくわえて逃げていった。

またお腹壊されてもいけないので、急いで追いかけて、加えた骨を取ろうとするのだけど、
「ウ~~~。ガルー。」と威嚇の声を出して離そうとしない。
その様子は狂犬のよう。
いつもは本当にいい子で「ダメ」と言われたらすぐやめるのに、
まさに狂犬の霊にとり憑かれたんじゃないの?というような豹変ぶり。

その様子は怖かったけど、
なんとか骨を奪い取り、目につかないところまで持って行って捨てた。

すると、今までの狂犬ぶりが嘘だったように
「けろり」として、いつものりつりんに戻った。
目つきもさっきと全然違う。

目の前に骨がなくなっただけでこんなに変わるのだろうか?
まさに「憑き物が取れた」かんじ。

「憑き物にとり憑かれる」というのは、
こんなかんじで眠っていた本能が呼び出されて起こることなのかもしれない。
もしくは本当に狂犬に取り憑かれていたのかもしれないが。


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