へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

北海道から南下の旅_7日目_2_小玉キャンプ場に心の綺麗な人しか見えない雨が降る

お昼を食べた後は高速に乗ってずーっと走っていく。今回は、街を見ながら走るのが観光とイコールになっているところもあるし、そもそも道が空いているし信号も少ないのでほとんど一般道で走ってきたのだけどここはもう速度優先だ。

高速を降りたあとは、しばらく山の中のような道を走っていく。お店がなくならないうちに街っぽいところでヨークベニマルを発見したので、そこでワインを買っていく。

最初、目標にしていたのは「夏井川渓谷キャンプ場」なのだが、行ってみるとものすごい混雑!。こんな辺鄙なところにあるし無料なのでマイナーなキャンプ場なのかと思いきや、山の中とはいえ一応小さな駅の前にあるので実はメジャーキャンプ場なのでしょうか。あまりにも混雑しているので、もう一つの候補の「小玉ダムキャンプ場」に行ってみることにする。
こちらはそれほど大混雑でもなく場所に余裕があったので、今日はここをキャンプ地とすることにした。

お日様も出て天気が良いのだが、向こうの山の方を見ると、雨が降っているように見える。まわりの空気にもかすかに霧雨が漂っているように見える。

相方に「雨が降ってきた!やっぱりタープ立てないとダメかな」
と言ったのだけど、「降ってないだろ。」と言うのみ。確かに服も何も濡れていないし、水たまりにも雨が降っているような様子は見えない。うーん、でももうすぐ雨になる水分がその辺に漂ってはいるんじゃないかなあ?でも何も濡れていないな・・。と不思議だったのだが。

今度はS尾さんが「雨降ってきたみたい!」と、向こうの山の方を見て言い出した。やはり私と同じように雨が降っているように見えているようだ。なのになぜか相方とSカさんは雨なんて全然見えないと言う。

「向こうの方が特に降ってるように見えますよね」「そうそう。あの辺なんてずぶ濡れだと思うんだけど。」と、なぜか私とS尾さんだけには雨が降っている様子が見えるので「でもどうして髪の毛が濡れないのか、不思議だねー」とか言っていても相方とSカさんは「何バカなこと言ってんの」というかんじ。不思議だ。「きっと心の綺麗な人にしか見えない雨が降っているんだ」ということにした。
「心の綺麗な人にしか見えない雨」は降っているものの、具体的に何かが濡れる雨は降っていない様子なので、お日様が出ているうちに、濡れたままのテントやタープを乾かす。けっこう強力に日が出ていてくれたおかげで、しっかりと乾かすことができて良かった。
「心の綺麗な人にしか見えない雨」は降っているものの、具体的に何かが濡れる雨は降っていない様子なので、今日はタープは張らないことにする。でも電気を上から吊るすと明るさの具合が良いということを発見していたので、その電気は設置したい。ということで、ロープだけのスケルトンタープ(?)を設置した。もしかしたらこれも心の綺麗な人にはタープが見えるのかもしれない(?)。
このキャンプ場は悪くはないんだけど、トイレと炊事場が遠いのが最大の難点だ。なぜわざわざそんなに離れたところに作ったのか、という配置なのだ。キャンプ場の脇の道路を100メートルほど登っていったところに炊事場があるのだけど、その100メートルはそこそこの登り道だし。そして更に意地悪なことに、トイレは炊事場の更に奥にある急な階段を上っていった上にあるのだ。尿意を感じてからギリギリに行くのでは間に合わないと思われる距離と傾斜だ。トイレは計画的に行かなければならない。
今日は残っていた食材を使い切る計画で食べていこうと思う。

なんとなく買ってあったオクラは、ニンニクとオリーブオイルで炒めた。
野菜類は焼いてたくさん食べて食物繊維不足を補う。
初日に買ったものの、生ラムジンギスカンの食べ過ぎでそれ以降ずっと食べる気にならずに放置されてきた厚切りジンギスカンであるが、キャンプ6日目の最終日にしてようやく「そろそろ食べてもいいかな」という気になってきたのでいよいよ、封を開けることにする。しかしこれも1300グラムも入ってるから、そこそこ量があるな。
いよいよ焼いたジンギスカン。焼きすぎると硬くなってイマイチかなと思ったけど、焼いてすぐは柔らかくて、とても美味しかった。大量の野菜と共に食べたこともあり、今回はそこそこ普通に全て食べつくすことができた。
じゃがいもはアルミホイルに包んで焚火の中に放り込んでおいた。あとはチーズとサラミなどの細かいつまみ類までやっつけていく。
火が強いせいか、じゃがいもは焦げすぎてしまった。でも真ん中の部分をくり抜いて食べると、クリーミーで美味しかった。
コメリで応急処置的に買ったマングローブ木炭は、6キロで675円と安かったのであまり期待はしていなかったのであるが、意外にしっかりした炭が入っていたのでお買い得だったかもしれない。スカスカですぐに使ってしまうかと思いきや、2箱買ったうちの1箱はほぼ余った。
S尾さんが「いいこと思いついた」と言って設置したトイレットペーパーホルダーであるが、実は他のテントにて設置しているのを盗み見した技なのであった。
ビールを買ったらおまけでついてきた、クリーミーな泡が注げるグッズ。確かにクリーミーな泡が注げて、その泡が美味しいのだけれども、ちょっと注ぎにくかった。
これも途中で買ったけど食べていなかったマーボ豆腐。最終日にようやく消費できてよかった。

ということで、最終日にほぼすべての食材を使い切ることができた。最後に余った卵を全て茹でておいて、明日の朝食にすれば完璧だ。

今夜はワインも焼酎も飲み尽くしてしまったので、早々にお酒もなくなり、早めに就寝した。今日は寒かったし、これまでの日々で湯たんぽは安眠に効果がある!ということがわかってきたので、今日は全員が湯たんぽを作って眠った。

今日が一番たくさん移動しました。

ほぼ移動していただけの一日。

8日目_1_ヘレナ国際カントリー倶楽部で締める

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北海道から南下の旅
1日目_新しいフェリーさんふらわあに感動
2日目_1_いきなりトラブルから始まる北海道上陸
2日目_2_アルトリ岬キャンプ場で大量の生ジンギスカンを食す
3日目_1_大沼レイクカントリークラブ。北海道のゴルフ場は雄大だ
3日目_2_東大沼キャンプ場へ行く道のキタキツネ
4日目_1_鹿部カントリー倶楽部で腹ぺこスルー
4日目_2_北海道のジャガイモはやっぱり美味い
5日目_1_函館で魚介三昧
5日目_2_つがる地球村で雨キャンプ
6日目_1_パスタを3度茹でた後ひたすら日本海沿いを走る
6日目_2_三崎公園キャンプ場で懐メロ大会
7日目_1_本日のイベントは「一庵」の冷たい肉そばを食べるのみ
7日目_2_小玉キャンプ場に心の綺麗な人しか見えない雨が降る
8日目_1_ヘレナ国際カントリー倶楽部で締める

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