へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

三宅島2019年2月_1日目_1_大漁と頭痛と洋品店


朝5時少し前に三宅島の錆ヶ浜港に到着。まだ真っ暗。
宿泊するホテル海楽は錆ヶ浜港の目の前なので、そのまま歩いてホテルへ行く。
受付をしたら、もう部屋に入れるというので、荷物を置きに行った。
そしてレンタカーを借りて、さっそく釣りへ出かける。

風向きからすると錆ヶ浜か伊ヶ谷港が良さそうだ。
錆ヶ浜は昼にまた船が来るかもしれないので、伊ヶ谷港で釣ることにした。
伊ヶ谷港は堤防の前までしか車で入ることができないので、そこから荷物を手持ちで持っていかなければいけないのが少々面倒くさい。

さて。風も少し強いので私はとりあえず底釣りだけやってみた。アタリはあって、餌はすぐ取られる。
7:30頃。
相方がソウシハギを釣り上げた。
ぎえー。合い変わらず毒々しい姿。
見た目通りに猛毒なので、リリース!

N島さんも早速、オジサンを釣り上げていた。
ところでN島さんは海楽で釣竿を借りたら、なんと無料で貸してくれたそうだ。この海楽のサービスの良さ!
その後、私の竿にはイシガキダイが!
引き続き私にもオジサン。

ともかくアタリはずっとある。
三宅島はやっぱり釣れるんだなー。
先端の方にも数名のグループがいて、大き目のイシダイ狙いぽかった。そして釣っていた。
相方が大き目のタイを釣った!

「真鯛だ!」って言っていたけど、真鯛とはちょっと違うな。
後で調べてみたら「メイチダイ」で、フエフキダイの仲間だ。
でもメイチダイはあまり出回らない高級魚ですごく美味しいらしいので、大きいのが釣れたらいいなー、と思っていた魚だ。

出発前の騒動で朝ごはんを買って来るのを忘れていたけど、お腹が空いた。
海楽の前のスーパーが開くのが9時頃かな?と見越して、私だけ9時の15分前に車に乗ってお弁当を買いに行った。

行ってみると、そのスーパー「土屋食品」の開店時間は朝7時からだということがわかった。もっと早く来ればよかったーお腹すいた。

お目当ては「目玉焼き弁当」である。前回食べてみて美味しかったので。
お弁当コーナーに一つしかなかったので、「目玉焼きが二つ乗ってるお弁当を3つ欲しいんですけど、作ってもらうことはできますか?」とお願いしたら、少し待っててくださいと言われたので、スーパーの中で待つことにした。
ちなみにわざわざ「目玉焼きが二つ」と言ったのは、目玉焼き弁当が500円なのに対して、他に「サンキュー弁当」というのも並んで置いてあって、そっちは目玉焼きが一つで値段が390円なのだ。

お弁当ができるのを待ちながらスーパーの中をフラフラしていると、さっき少し感じていた頭痛がひどくなってきた。だんだん痛くなってきて、吐き気も感じてきた。やばい。。早くお弁当できないかな。。時間が長く感じる。立ってるのが辛い。できれば横になりたい。

そしてなんとか我慢してようやくお弁当が3つ出来上がった。
お金を払ってお店を出たら、まず錆ヶ浜港のトイレへ行って、吐いた。でも胃の中は空っぽだったので胃液しか出なかった。
便器にうずくまりながら、このままじっとしていたい、、できればホテル海楽の部屋で寝ていたいな。。と思った。でも車持ってきてしまっているし、お弁当も持ったままだし。とりあえずこのお弁当を届けなければならん。
と、頑張ってトイレを出て、頑張って15分ほど道のりを運転して伊ヶ谷港へ戻った。

二人にお弁当を渡したら
「頭痛くて具合悪いからしばらく車で寝てる」
と言って、即車に戻って、後部座席でしばらく眠った。痛くてしばらく寝付けなかったので、うんうんと苦しみながら横になっている感じだけど。
車は堤防に行く手前のここに停めてある。

一体何なのかよくわからないけど、普段あまり頭痛にならないので心配になってしまう。もしかして脳梗塞とかコワイ病気だったらどうしよう。またもや三宅の病院に行くことになっちゃったりして・・。ここで死んじゃったら、実家に預けてきた犬のりつりんは、そのまま実家の犬になっちゃうのかな。。
などなど、慣れない場所の具合が悪い時というのは思考が悪い方に向かってしまう。

でも寝ているうちにだんだん頭痛も軽くなってきた。
まあ、おそらく二日酔いの一種だったのだと思う。

4時間くらい車の中で眠ってしまった。
頭痛も結構軽くなってきたし、お腹が「ぐー」と鳴ったので、やっとお弁当を食べてみることにした。
せっかく出来立てを買ったのに、冷めてしまって残念。
目玉焼きとハムが乗っかっているだけという、一瞬「なんじゃこりゃ」的なビジュアルのお弁当だけど、この組み合わせがとっても美味しいのだ。
半熟の目玉焼きの中から出てくるトロリとした黄身のおかげで、たまごかけごはんのような感じにも食べられる。ごはんの上にかかっている醤油の量も絶妙。そして単調になってきたところにおしんこが良いアクセントになる。完璧なお弁当だ。

二人にも「すごく美味しかった」と好評で、帰りにもまたこれを買って船で食べようということになった。

お弁当を食べたら、なんだか釣りもできそうな気がしてきたので、堤防に行ってみた。

近寄っていくと、N島さんの竿がしなっている。大物がかかった様子。
と同時に相方にも大物がかかった様子。
いない間にも釣れてるなあ。
N島さんが釣り上げた魚。なんだこりゃ。

釣り上げながらN島さんは「アマダイだ!」と言っていたけど、アマダイはこんな浅いとこで釣れないと思うし、もっと細いはず。
40センチほどあって、大きい。

前に人が釣っているのを見たコブダイに似てるから、ベラ系かもしれない。

後で調べてみたら「イラ」というベラの仲間だそうだ。
よくわからないのでリリースしてしまっていたけど、そこそこ美味しいようだ。でもかなり大きくてこれ持って帰ると他のがクーラーボックスに入らなかったかもしれない。

相方が格闘していた魚は切られたそうで幻の大きい魚となってしまった。
私も釣りを再開。さっそくタカノハダイがかかったけど、そこそこ色々釣れてるようだし、タカノハダイは鱗が硬くて捌くのが面倒くさいのでリリースした。
堤防の手前のはじっこでムロアジが釣れるようなので行ってみた。

サビキで釣ってみたら、入れ食い状態でばんばんかかる。
釣れすぎだけど面白い。

横で釣っていた地元の人に、ムロアジは何で食べると美味しいか聞いてみると、生でも開きでも、焼きでも何でも美味しいという。「ムロアジは今が一番おいしいよ。脂がのってて」というので、ちゃんと釣って持ち帰って食べてみることにした。
夏のムロアジはパサパサしてそんなに味もなかったから半信半疑だけど。。

天気予報に反してずっと雨も降らず、晴れ間まで出ていたのだけど、ムロアジが釣れだした頃から雨が降ってきた。
でもばんばん釣れているので、全然雨は気にならなかった。

16時くらいにようやく撤収した。けっこう大漁でクーラーボックスが重い。
私は途中休憩挟んだけど、二人は朝からずーっと11時間くらい釣りし続けていたんだな。

ホテルに戻る前にN島さんが着替えを買いたいと言うので、島の洋品店を探して車を走らせてみた。
前にキャンプした時に行った神着のスーパーが大きいのでそこならあるかも、と行ってみたのだけど、そこには食品しか売っていなかった。
お店の人に「この辺に洋品店ってありますか?」と聞いてみると
「洋品店は無いなあ。。」と言う。
「この辺じゃなくてもいいんですが。島のどこか。」
「うーん。あるとしたら島の逆側かな。でも、基本無いんですよ。」とのこと。

いやしかし全く無いということはないだろうと、御池方面から島を一周してみる。でもほんとお店自体が無いな。

途中で見つけた坪田地区の雑貨屋ぽい店に入ってみたけど、やっぱりここにも服関係は置いていなかった。
お店のおばさんに聞いてみると、
「阿古っていう地区にあるお店なら、ありますよ。でももうすぐ閉まっちゃうかも。なので電話してみますね。」と言って、その店に電話をかけて、これからお客さんが行くのでお店閉めないで開けておいてねと頼んでくれた。
ということで島を一周してしまった挙句にようやくたどり着いた「シタヤマ」。

ここ、前に炭を買ったお店だわ。ここなら何でも買えるのかも。ペット用品だって売ってる。三宅島で困った時にはシタヤマだ。
下着、靴下、Tシャツ、ズボンと、全身一式を買いまくるN島さん。
しかし選択の余地はそんなにない。

ミッション終了して海楽に到着。お風呂入って、着替えて、夕食に向かう。
「シタヤマ」で上から下まで買いそろえたN島さんのファッション。

ファンシーなイラストのTシャツには「MIYAKE」と書かれていたので80年代のお土産として売っていたものの残りだったのかもしれない。500円と格安。

Tシャツの下に着ている長袖はおじいちゃんの股引のようなキルト素材のあったか仕様。

靴下は6足も入っていたので2足相方にあげていたけど、伸縮性が無くでブカブカしていてリラックスタイムには最適かも?。

ゴムのズボンはポッケもたくさんついていて意外に使えるアイテムかも。

この全身コーディネートで5,000円ちょっとくらいだったそうです。

食事中もこの話題でずっと笑いながら話していた。思い出しても笑える。


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