へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

三宅島2019年3月_2日目_1_夜中のスタックと穴掘り

午前1時半に目覚ましが鳴る前に起きて2時頃ホテルを出て夜釣りへ行く。

風はそんなに強くないかんじだけど、ホテル前の錆ヶ浜港は門が閉まっていて入ることができなかったので、島の反対側の三池港へ行ってみることにした。

するとなんと、三池港の門も閉まっていた。ううむ。

前に三池港の門が閉まっていた時に地元のおじさんに教えてもらった裏道があるので、ためしにそっちから入ってみることにする。
ぐるっと回って草むらのようなわかりずらい道を入っていく。

港に近づいてきた頃、地面の岩がゴツゴツしてきた。前はこんなに走りずらい道ではなかったかんじだけど。。

「こんなゴツゴツした道、こんな車で走れるのかな・・」
と心配するやいなや、心配したのとは違う方向で、悲劇が訪れた。
車がスタックして、動かなくなってしまった。

降りてみると、砂の部分になっているところにタイヤが埋まりこんでしまっていた。
もともと海岸のところだったような場所なので、砂がサラサラなのだ。

一人が車を運転して、一人が押して、脱出しようとしたけど、タイヤは空回りするだけ。前にも後ろにも動かない。
何度も試してみるが、進むどころかタイヤは砂に埋っていく一方だ。

すぐそばの堤防には波がざっぱーん!と打ち付けてきている。もっと波が高くなってきたら、波がかかってくる恐れもありそう。。

このままタイヤを空回りさせていっても埋るだけなので、砂を掘ることにする。手で砂を掘り出して、タイヤからの道を平に近づけてみてから再度トライ。
・・・でもやっぱりダメだ。。

これは、板か何かの上にタイヤを乗せないと一生無理かも。と思って、三池港の待合所に看板か何か無いか、探しに行った。

待合所には使えそうな看板はなかったので、置いてあった新聞紙を持ってかえってみた。
その後外に出てみると、ちょうどタイヤの幅くらいはありそうな細い板が落ちていたので、それも持ち帰ってみた。

そして持ち帰った板を使って、更に砂を掘る。車体の下にも砂がたくさんあったので、それも掘り起こす。

しっかし夜中に超早起きして、こんなに穴掘りすることになるとは思わなかった。。

かなり砂を掘り起こして、タイヤの前後にはほぼ砂がなくなったかな、というところで、拾ってきた板をタイヤにかませて、再度チャレンジしてみる。

ブルルル・・・
やったー!動いた!
なんとか後ろに脱出することができた。

またスタックしないように慎重に車を進めていくけど、三池港の入り口にはロープが張られていて車が侵入できないようになっていた。

ということで、せっかく早起きして三池港まで来たけど、穴掘りしただけになってしまった。
あー。早朝から疲れた。
結局入れるのは伊ヶ谷港だけのようなので、島を再び半周して反対側の伊ヶ谷港へ。

何だかんだで釣りを開始できたのは4時半頃になってしまった。
明け方の釣りってあんまり釣れないんだよねー。。と経験上あまり期待しないで釣る。
やはりハタンポ多め。

そして写真の魚はキントキ系と思われる謎の魚。
後で調べてみたら「ゴマヒレキントキ」というのだそうだ。暖かい地方の夜の堤防でよく釣れる魚らしい。
4:50頃、相方の竿にサバが2匹かかっていた。

これを皮切りにサバが釣れだしたので、「持ち帰りは7匹まで」と決めてサバを釣ることにする。

しかし今夜のサバはいつものような引きが無い。
釣れても「ハタンポか?!」と思ってしまうような引きの無さ。どうしたことでしょう。
まあ、ムロアジと見間違えるような小さめのサバだったからかもしれない。

唯一、サバらしい引きを感じられた時に釣れたサバは、大きいサバだった。大きいのはこれ1匹。

7匹釣ったところでサバを釣るのはやめて底釣に専念することにした。
5:40分頃。
底にエサを沈めた瞬間に食いついてきて、大き目の引き!
食べられる大きさサイズのカサゴが釣れた。やったー。食料確保!。

思わぬハプニングから始まった夜釣りだけど、なんとか食料となる魚をある程度確保することができた。

6時半頃まで釣りをして、アタリがなくなってきたところで朝食を食べにホテル海楽へ戻った。
やっとクーラーボックスが重くなってきて、車の荷台に持ち上げるのが困難になってきたのは嬉しい困難だ。


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