2日目は午前2時に起きて夜釣りに出発。
少し風は強かったけど、風向きを調べてみると錆ヶ浜港が一番良さそう。と言うと相方が「錆ヶ浜だと朝、船が入ってくるだろ。他は？」と言うので、じゃあ次に良さそうなのは伊ヶ谷港かな、ということで伊ヶ谷港に向かった。
でもよく考えたら錆ヶ浜港に船が着くとは限らないし、伊ヶ谷港に着く可能性もあるんじゃないの？と思ったのだけど。

そして伊ヶ谷港に到着して荷物を運ぼうとしたら、ホテルに置いてきてしまったカートを持ってきた方が荷物を運ぶのが楽なんじゃないか？ということで、私は再び、車でホテルに戻って取りに行ってきた。

で再度伊ヶ谷港に戻ってきて、カートを持って堤防に行こうとしていたら、東海汽船の人がやってきて「今日の朝、この港に船が着くんですよ。4時45分に来ちゃうので。それ以降ならいいけど。」と言う。なーんと。やっぱりそんなこともあるのだ。

ということで、すでに堤防の先まで荷物を持って行ってしまっていた二人を呼び戻し、荷物を再び車に持っていって、じゃあ錆ヶ浜に戻ろうということになった。

そんなこんなで3時半頃、ようやく夜釣り開始。
堤防の先端で釣ってみた。地面がヌルヌルするので滑らないように注意しながら。

昼間の爆釣から一転、アタリが無い・・。
エサも取られないような状態だ。

ようやく釣れ始めたと思ったら、ハタンポ、ネンブツダイなどの小魚雑魚系ばかり。
うーむ。確かにこの時間からの夜釣りはそんなに成果良くないことが多いかも？
かろうじて相方とN島さんがオジサンを釣ったりしていた（と思う。忘れた。）

明るくなってきたら他の釣り師も来始めた。
7時半に撤収してホテルに戻って朝食を食べた。
朝食後、荷物をまとめてチェックアウトして、再び錆ヶ浜へ行って残りの釣りをした。

もうクーラーボックスがこれ以上何も入らないほどに満杯なので、これ以降はどーしても持って帰りたいもの以外はリリースすると決めて釣り始めたのであるが。この後にクライマックスが訪れるのである。
相方の釣り竿にかかって上がってきたのは、何とタコ！。
そしてけっこう大きい。

ぐにゅぐにゅと早い速度で動いて、逃げようとする。

「これ、どうしたらいいんだろう・・」
困っていると、地元のおじさんが車で近づいてきたので
「これ、食べられますか？」と聞いた。
「食べられるよー。」
「どうすればいいんですか？？」
「目と目の間を刺せば。ひっくり返るから。」
えー？！と、わたわたしていたら、おじさんがカッターを持って車から降りてきて、タコの目と目の間にぶすっとカッターの歯を突き刺して締めてくれた。
それに続いてナイフでとどめを刺してみる。
おじさんの言う通り、だんだん皮がひっくりかえってきた。

おじさんに教えてもらったところによると、よく塩もみして、叩くのがポイントだそうだ。
ようやく動かなくなった。
大きいわー。普段スーパーで売っているタコの量と値段を考えると、1万円分近くありそうである。

一匹丸まるはもうクーラーボックスに入る余地がないので、足だけ切り分けて持ち帰った。
タコ入れる前にクーラーボックスの整理。
入らないものはリリース！
こちらはN島さんの選別後。希望通りの赤系が多い。
こちらは我が家のクーラーボックス。
ムロアジはタコを入れるため半分リリースしちゃったけど、後で食べたら非常に美味しかったので、もっと持って帰ればよかった。

もうクーラーボックスはパンパンで何も入らない！
というところで何と、相方がカサゴを釣った。
しかも大きい。これは持ってかえらなければいけないだろう。
ということで、更にムロアジをリリースして隙間を作り、なんとか押し込んだ。

もうこれ以上クーラーボックスには何も入らない！というギチギチの状態で12時に釣りは終了！。
クーラーが物凄く重い！。

スーパー「土屋食品」に寄ってお弁当を予約して、温泉に向かった。
温泉は、一瞬定休日かと思うくらいに人も車もなかったけど、営業していた。
貸し切り。
茶色くて良いお湯で温まる。
時間が無かったので20分ほどでちゃっと入った。

そしてホテルに戻ってレンタカーを返却し、お弁当屋さんで目玉焼き弁当を受け取って、港へ行き、13時45分発の橘丸に乗り込んだ。
ビニールシートがどっか行っちゃったので、船内の地べたに座ってお昼ご飯を食べる。

目玉焼き弁当に、メンチカツ。
やっぱり美味しいー！

しかし波が高くて船がとっても揺れる。酔い止め薬をもらって飲んだけど、すでに遅かった。もうすでに気持ち悪くなり始めている。。

でも我慢してごまかしつつ、食べて、お酒を飲んでいたけど、やっぱりだんだん船酔いしてきた。。
相方は行きの船で貸毛布の中に「東海汽船オリジナルグッズ」がもらえる当たり券が入っていた。
船内の受付に当たり券を持っていってみたら、こんなオリジナルのタオルハンカチをもらえました。キャプテン橘と東海汽船の全ての船のイラスト入りでうれしい。

ビールの後のチューハイを飲み切らないうちに、益々揺れる船に気持ち悪さが抑えられなくなって、トイレに行って吐いた。2回吐いたのでせっかく食べたお昼ご飯がさっそく全部出てしまった。。

もう横になっていないと辛いので部屋で寝ようと思うが、また吐き気がきたら嫌なので、受付にあったエチケット袋をもらっていって枕元に置いて眠った。
幸いその後は吐くこともなく、相方とN島さんの大きないびきも全く気になることもなく、18時半頃まで熟睡した。

目覚めた時には東京湾内だったので船も揺れていない。
夜に食べるつもりで買っていたカップヌードルをここで食べる。

部屋のテレビで「鉄腕ダッシュ」を見ていたら、ちょうどタコとか色んな魚を釣るという内容だったので、興味深々で見入ってしまって、あやうく下船しそこねるところだった。

いやー。しかし三宅島はやっぱり良く釣れる。
そして面白いものが釣れるから面白い。自分が釣ろうが人が釣ろうが楽しめるのが良い。