0時すぎ頃に、廊下で酔っぱらって歌を歌っているおじさんがいて、その声で目が覚めた。寝る頃には弱くなっていた雨も強くなっていたけど、頑張って起きて、釣りに行く。

雨だと諦めそうになったんだけど、夜にコマセを追加で3キロ買っちゃったし、とりあえず行こう。

風向きが一番まともそうなのと、朝は早く戻らなければいけないのでホテルの目の前の錆ヶ浜港で釣ることにする。

最初は手前に一組だけ釣りをしている車があったけど、すぐにいなくなって、釣りをしていたのはずっと我らだけだった。けっこう雨も風もそこそこ強かったので、わざわざこんな時に釣りする人なんてあまりいなかろう。

でも、何かしらはちょこちょこ釣れていたのだった。
雨の中、カメラを出すのも面倒なので夜釣りの写真は全く撮っていないのだけど、カゴカキダイは大きめだったので食べようと持ち帰った。あとは定番のサバ。こちらは食べきれるギリギリの量を3匹だけ持ち帰り。1匹はとっても大きかったけど。

他はベラとか、ハタンポとか、テンジクダイとか、おなじみの外道たち。それでもアタリが頻繁にあるので雨の中でも釣り続けてしまった。これで釣れなかったら早々にやめちゃったかも。

海水はとても暖かくて、釣った魚を持つと、哺乳類を触っているかのように暖かかった。
雨はずーっとやまなかった。

3時過ぎには片付け始めて、3時半には撤収して、ホテルに戻った。

ホテル海楽はシャワーだけなら24時間使えるのが良いところ。びしょ濡れだったのでシャワーを浴びれるだけでもうれしい。髪も洗ってさっぱりした。

そして4時頃に島の放送が流れた。今日の東京行きの船は朝6時に出航するそうだ。

しかしこれ、もしキャンプしてたら、この放送の時まで気が付かなかったよな。下手したら乗れなかったかも。

そしてこの早朝に便が変更されてしまうというのは、私が初めて三宅島にやってきた時と同じ状況だ。
あの時は一人八丈島まで乗り越してから14時頃三宅島に上陸したという、上陸時間も遅かったのに、翌日、いきなり朝の放送で6時だか5時だかに船が出ます！といきなり言われて、いきなり撤収して船に乗ったので、島にいた時間がかなり短かったのだった。でもその短い時間の中、友達に借りたシュノーケルをつけて海を泳いだ時に見た魚の多さと綺麗さにびっくりして、それ以来、島にもキャンプにもはまっていくのだったなあ。なんだか原点に立ち返ったかんじでもある。

さて、6時に出ちゃうとしたら朝ごはんはどうなるのかなー？と思ったのだけど、いつもの5時半よりも早めに食堂を開けてくれるというので、5時すぎから朝ご飯を食べることができた。
朝ご飯はバイキング。だけど前の時よりもやっぱりお洒落なかんじだ。
全種類取っちゃった。でも美味しくて完食！。
朝ごはんが食べられて良かったー。

ホントはお昼に土屋食堂でお弁当を買って船に乗るつもりだったけど。それは叶わない時間の出発となってしまった。

乗船時間までしっかりと雨は降り続いていた。
船に乗り込んで、6時に出発。三宅島から帰る人しか乗っていないので、空いている。

余っていたビールを1本だけ飲んで、すぐに寝た。到着する頃までずーっと寝ていた。

12時半頃、竹芝桟橋に到着。
駐車場に行って、車のドアを開けようとしたけど、キーレスエントリーが効かない。電池が無くなっちゃったとか？。でも差し込んでキーを開けてみても、他のドアが連動して開いてくれない。何か変なの。
しばらくキーのせいかと思っていたけど、どうやらバッテリーが上がっているようだ。エンジンがかからない。

むむむ。こんな時にはとりあえずJAFを呼ぶ！。パンクした時にJAF会員になっておいてよかった。

しかし、先日車を降りた時に、ふとした思いで「バッテリーがあがったら困るから」と、ライトを消したかどうか再度確認をしたので、ライトのつけっぱなしはしていないはず。何か壊れちゃったのかな？。しかしあれは予感のようなものだったのだろうか。
20分くらいでJAFが来てくれた。車同士でバッテリーをつなげてエンジンをかけるのかな？と素人考えで思ったけど、さすがにプロ仕様のバッテリーを持ってきていた。

さて、バッテリー上がりの原因としては、後部座席が半ドアになっていたので、室内灯が付いたままになっていたことが原因らしい。相方はスペアキーを使って車の中においてあった荷物を出して着替えていったのだけど、その時に半ドアになっていたようなのだが、キーレスエントリーのできるキーならば半ドアだとロックできないので気が付きやすいのだけど、スペアキーだったのでそこで気が付くことができなかったろいう、不運が重なってしまっていたのだった。

まあでも不幸中の幸いとしては、帰ってきた船が早い時間に変更になったので、まだお昼の時間だったこと。これが通常の便だったら到着するのは20時頃なので、もうすぐに帰りたいところをこんなことで時間とられていたら疲れ果てていたかもしれない。それに駐車場の料金も追加料金がかかってしまうところだった。

原因がわかってひとまず安心。でもJAFの人によれば、バッテリーがそもそも古くて変え時なのと、一度上がってしまうと充電量が弱くなるので早めに変えた方が良いという。エンジン切らずにディーラーまで行った方がいいとか言われたのだけど、JAFから今この場でバッテリーを買うこともできるというので、じゃあ。と、購入することにしてしまった。

ということでとんだ臨時出費にはなったけど、これで一安心。
途中でも安心してエンジンを止められるので、ラーメンを食べたり、ゴルフショップに寄ったりしながら帰った。

雨、繰り上げ出航、バッテリー上がり、とハプニング続きの今回の旅路でしたが、まあそこそこクーラーボックスには魚を入れて帰れたので良かった。

今回持ち帰ってきたお魚。