「警察24時」のテレビを見ていたら、警察から電話がかかってきた。

「ちょっと聞きたいことがあるんですけど」
って、私の名前も電話番号も知ってるってどういうことだろう。

そういえば昼間、家から出てエレベーターに乗ったら、
上の９階から降りてきた警察の人が二人乗っていて、一緒に乗ったのだった。
二人はその後、自転車置き場を見ていた。

もしかして、このマンションで殺人事件でもあって、その聞き込みとかだったりして？
でもそれ電話でくるかなあ。そんなの直接聞かれそうだよな。
せっかくさっき一緒にエレベーターに乗ってるんだし。

自分に何か容疑をかけられることとかあるとしたら、、
最近、魚をたくさん捌きすぎて、ゴミ捨てばに内臓入りのゴミとか捨ててるから、
それで殺人と間違われてるとか・・。

または、最近、実家の近くで同じ年くらいの女の人が殺された事件があったから
その被害者候補と思われてたりして？？！！

などと、瞬時に色々頭をめぐらせたのであるが、
警察の人が言ったのは、思いもよらない方面のことだった。

「乗られてる自転車って、赤いマウンテンバイクですよね。
それ、駐輪場で場所移動とかよくされてますか？
停めていた自転車のホイール（と言ったかどうか忘れた）が折れたと通報があって、
器物破損で訴えてきてるんですけど、
現場確認できていないので受理はしてないんですが。」

という、訳わかんない話。

うちのマンションの駐輪場には場所指定はなく、どこに停めてもいいので、
大体同じ場所に停めつつ、空いてないとか停めずらい時には場所を変える程度に、
まあ、場所を変えて停めていることはあったけど。
別にそれは何の法もおかしてないと思う。

そして器物破損で訴えてきてるということは
相手は「故意に壊された」と思ってるということなんだと思うけど、
それと、自転車を毎回違う場所に停めることとは結びついていないではないか。

百歩ゆずって私の自転車が隣に停めてある時に動いて
たまたまその人の自転車にぶつかって壊してるとしても、
特に変な停め方してるわけでもないので、
そんな仕組みの駐輪場が悪い、という方向の訴えになるのでは？
（左右にガンガン動いて隣の自転車にぶつかる仕組みではある）

というか、その場合こそ「いつも停める場所を変える」こととは
原因が結びつかないと思うんだけど。

たまに、私が停めておいた場所から勝手に場所を移動させて置かれていることはあったのだ。
どうも縄張り意識が強い人がいるようで、
前にも相方の自転車に「ここは場所が決まっているので停めないでください」
と張り紙がされていて、管理会社に「場所決まってるんですか？」と聞いたら
「昔は決まっていたけど、今は決めてないです」と言われたのだった。

そんなかんじできっと「ここは私の場所だあ！！」と強く思っている人がいる様子で、
その自転車はなんとなくこの電動自転車なのかなあ、
と思われる自転車があって、
間違えてそこに停めてしまうと、違う場所に移されたりしていて
一瞬盗まれたのかな？？？と思ってしまうのだ。

っていうか、場所問題なら警察じゃなくて管理会社だと思うんだけど。

真面目にその人が「器物破損」で訴えてるとしたら、
「あの赤いマウンテンバイクがちょこちょこ場所動かしたり私の場所に停めたりして、ウザい！
こんなチャラチャラした赤い自転車に乗ってる人はロクなヤツではない。
自転車が壊れているのは、きっとこの赤い自転車の奴の犯行に違いない！」

っていう、妄想なんだと思うんだけど。
妄想でないと、今まで出てきた証拠（？）が、破損と全く結びつかない。
大体、先週末から自転車乗ってないし。

警察も面倒な仕事受けちゃったな、とは思ってると思われ
「当事者同士で話していただけませんか」と言うのだが、
そんな被害者意識満載の人と直接話なんてしたら
無理やり変な論ぶちまけられて加害者にされて
嫌な気分になるだけだと思うので、お断りした。

そしてしかもなぜか「部屋は903号室ですよね」と、私の部屋とは違う番号を言われた。
この根拠もよくわからないけど、その訴えてる人が
「９０３号室の、赤い自転車に乗ってる奴が犯人だ！」
という、本当に妄想でしかないことを確信的に言ってるんでしょうね。

なんだかよくわかんないけど、むかつくなー。
むかつくので、
一体どんな場所の配置だったっけ？と、駐輪場を見に行ってみた。

すると、前回停めた場所から移動されてるし！！！
なんだかなー。

現場検証するなら停めたままの方がいいんじゃないの？
で、ぶつかって壊れた場所に当たるかどうか、検証した方がいいんじゃないの？

なんだか色々よくわかんないままなんだけど。

電動自転車って高いから、壊れたのはショックだったのかもしれないけど
「器物破損」て犯罪じゃんか。濡れ衣かけんなー！

警察の人もこんなくだらん事件に付き合うのも大変だなー。
と、再び「警察24時」を観た。