へんてこえ日記〜酒と旅と自然とその他もろもろ ブログ

刺身が美味しくなる秘訣

20151124

またまた島で釣った魚を食べるのですが、
今日は、おととい釣って持ち帰ってきたメジナを
べっこう醤油漬けにして、べっこう丼にして食べるのである。

これまで釣った魚をべっこう丼にする時は
釣ったその日のうちに食べてしまっていたのであるが、
食べる度に「厚く切りすぎたかな?」と毎回思っていたのであった。
コリコリしていて上手くご飯となじまないかんじ。

このコリコリを「新鮮」と言うといえば言うのであるが、
もしかしたら新鮮だから美味しいというのは別なのかもしれない。
魚は〆てから2、3日後が美味しい、とも言われている。
そういえば美味い寿司屋で食べた刺身は、
コリコリではなくて、しっとりしていた。

そんなわけで今回は初めて、
釣ってから(死んでから)二日後の魚を
生で食べてみるという試み。

べっこう漬けの魚の他に山芋とオクラも乗せた「おやじ丼」にした。

これが、まあ。
一口食べて、今までのものとは違いがわかる。
刺身がねっとりとしているのだ。
そしてご飯ときちんとなじむ。
日にちを置くだけでこんなに違うのか!というかんじ。
これは美味しい。

今まで、シメたての魚ほど新鮮で美味しいと思っていたけど、
それは大きな間違えかもしれない、ということを体感した。
だからお店で生け簀から出してきた魚を刺身にした活き造りとかは
パフォーマンス的には良いけど、美味しさ的にはそれほどではないってことなのかも。

いままで釣ってすぐ食べていた魚の刺身は
「コリコリしてる」という感想以上にそんなになかったかも。
確かに、味があんまりしないなあ、というのが正直な感想。
魚の旨みってのは、後から出てくるんだなあ。

とまあ、こういうことも体感として知らないと
シメたての刺身をありがたがって「コリコリして美味しい!」
と言ってしまうよなー。
というか、今日まで言ってました。

釣りたての魚は、刺身よりむしろ焼いて食べた方がいいのかもしれない。

いやあ、釣りをするようになってから、
色々と勉強になることが多いなー。


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